わたしたちは、愛しあっているから。
会えば…やはり身体も愛しあう。
わたしたちは、お互いに身体の事情があって、まだひとつになることはできない。
でも、グリュプスはわたしを満たしてくれる。
気持ちよくさせてくれる。
わたしたちは、お互いに自分をなぐさめて愛しあうこともある。
そしてグリュプスが果てるとき、わたしの口で受け止める。
その瞬間が、お互いにとても気持ちよくて、満たさ . . . 本文を読む
いままで、こんなにも。
だれかと向き合ってつきあったことはなかった。
自分が我慢すればいいと過ごしてきた。
そうすれば、丸くおさまるから。
面倒なことはおきないから。
でも、今回は。
それはやめた。
わたしを知ってもらいたい。
例え衝突しても、わたしの想いを、考えを知ってもらいたい。
本当の意味で、つきあっていきたい。
本気…なんだ。
できるなら…添い遂げたい . . . 本文を読む
さむくて。くるしくて。
なみだがとまらないよ。
ことばも伝わらないなら。
ただ、ただ、ことばを、なみだをこぼして。
グリュプスにすら伝わらないなら。
わたしは、こんな喉いらない。
感情もいらない。
伝わらないのに感情などあっても邪魔なだけ。
グリュプスがすきで。
グリュプスが知りたくて。
わたしを知ってほしくて。
それだけなのに。
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グリュプスの住む土地は、雪と風の地。
この日も、すさまじい風に雪が舞っていた。
地面にも雪がかなり積もっていて。
歩く道は雪が深く、また雪と氷で段差も多く、段差も大きなものばかりだった。
わたしは、この日脚の調子があまり良くなくて。
脚が…左脚が上がらなくて。
グリュプスの手を借りなければ、3歩も歩けなかった。
グリュプスは、いつもの様子でわたしをはげまして支えながら . . . 本文を読む
グリュプスはよく泣く。
うれしくても、かなしくても泣く。
別れるときも、いつも涙を流してくれる。
グリュプスの涙をみて思うのだ。
グリュプスはきっと、
「あのとき、泣いておけばよかった」
そんな後悔はしないのだろうな。 . . . 本文を読む
グリュプスと、プリクラを撮った。
はじめて、グリュプスとふたりでいる写真を手にいれた。
プリクラを眺めるのは、少しはずかしいけれど。
ふたりが形になったのが、すごくうれしくて。
わたしたちはこうやって見えているのか、と感じた。
わたしたちは、町を歩いていると人目につきやすい。
ふたりの離れた年のせいか。
理由はわからないけれど。
グリュプスといれたら、それでいい。
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明日、グリュプスに逢える。
この場所から行くのは初めてだから、予定通り着くか少し不安だけど。
でも、絶対に逢いにいくから。
待ってて。
いつも待っててもらってるけど…
また、素敵な時を過ごそう。
ゆっくりで、あたたかくて、しあわせな時間を過ごそう。 . . . 本文を読む
今日、小包が届いた。
グリュプスから。
しろいテディベアと、赤いバラのブリザーブドフラワー。
赤いバラの花言葉は…
死ぬほど愛してる。
グリュプス。
わたしが花束を受け取ってみたいって言ってたの、覚えててくれたんだね。
ふと、何気ない会話の中だったのにね。
グリュプス。
グリュプス。
わたしもグリュプスに赤いバラをおくるよ。
あかいあ . . . 本文を読む
グリュプスとまた別れがきた。
グリュプスにおやつを買ってもらって。
ギリギリまで駅で話してた。
握った手を通じて伝わってくるグリュプスのこころは前の別れより、おだやかな感じがした。
別れ際。
グリュプスはわたしにキスをした。
わたしたちにしては、すごくすごく短いキス。
でも、十分だった。
その刹那的なキスは、お互いの気持ちをすべて伝えた。
キスのあ . . . 本文を読む