この前、グリュプスが来てくれた。
もうホテルじゃなくて、おうちで逢える。
わたしは連続夜勤で、いっしょにお昼を食べてから寝たり、夜遅くに夕ご飯を食べたり、真夜中に帰ってきたりした。
グリュプスは、グリュプスのリズムですごしていいよ、と伝えていたのだけど、夜中に帰ってきたわたしにごはんを作っていてくれたり、お昼ごはんも作ってくれたりした。
グリュプスはあまり眠れてないみたいで、日 . . . 本文を読む
今日、またひとつグリュプスの枷が外れた。
グリュプスが自動車免許を手に入れたのだ。
枷が外れた、というよりは、グリュプスは新たな翼を手に入れた、というほうが正しいかもしれない。
グリュプスには、自由に飛んでほしい。
大きくて立派な翼で、力強く大空を舞ってほしい。
わたしの分まで、自由に。
それがわたしの幸せだから。 . . . 本文を読む
グリュプスは今、自動車免許をとるのに頑張ってる。
グリュプスが初めて、わたしの力を使ってくれたこと。
免許が取れたら、グリュプスの枷がひとつ、取れる。
もうひとつの枷の鍵は、わたしが手に入れなければならない。
やらねば。
二人のために。 . . . 本文を読む
わたしたちは、なかなか会うことができない。
たまに、互いの身体が恋しくなって、身体がせつなくなってしまうときもある。
そんなときは、電話ごしに慰めあうのだ。
お互いの慰める声を聞き、愛し合うのだ。
グリュプスは家族に、わたしは寮のひとに聞こえないよう、声を抑えながら愛し合う。
電話越しに、相手の昂りを感じ、自分を昂らせていく。
グリュプス…、もう…あっ…あ…!
rit . . . 本文を読む
こんなに苛ついても、すれ違うとかなしくて。
もしかしたら、これで終わってしまうのかな、と思うとくるしくて涙がとまらなくて。
やっぱり、わたしはグリュプスが好きなんだと。
グリュプスが必要なんだと思った。
グリュプス、ごめんなさい。
だから、これからもわたしのそばにいてください。 . . . 本文を読む
わたしの体調は相変わらずいまひとつだけど。
グリュプスも疲れてきてる。
朝早くから働いて、夜中もお仕事を掛け持って。
ダンスもこなしている。
電話も、メールも変わらずやさしくて。
毎日わたしを気遣ってくれる。
この間、逢ったときも相変わらずやさしくて。
愛し合って、満たしてくれて。
でも、伝わってくる。
毎日の疲れがとれきってない感じがする。
グリュプスは、前 . . . 本文を読む
神様
わたしの言葉ではきっと伝わらないから
彼に伝えてください
わたしは
彼がいるだけで
それだけで苦痛から解き放たれているのだと
最近は体調がすぐれないけれど
それでも頑張れているのは
彼がいるからなのだと
だから、俺が苦しめているなどと
ばかなことを考えないようにと
どうか彼にお伝えください
やさしくて繊細な、
わたしとのことにな . . . 本文を読む