happy-go-lucky-life

毎日を笑って楽しもう☆

藍の生葉染めーその後

2009-07-26 22:14:22 | 駄文日誌
長いので、「その後」に区切りました。


 * * * *

うちに帰ってきてから、

まだ若干 湿っていた布を完全に乾かし、

今度は真水で洗います。

というのも、布についている葉の葉緑素を

落とす為です。

真水で洗うことによって、

青が冴えるそうです。

緑がお好きな方は、そのままで。

青が好きな方は、真水で。

私は緑が好きなんですが、

色の変化を見てみたく、真水で洗って干してみました。



真水で洗う前。


真水で洗った後。

あれ、、、?

色の変化がおかしいぞ。

真水で洗った方が緑っぽくない…?

黒の上に置いたから?

背景に置く色を間違えたかな?


それと、

布の他にもうひとつ染めさせていただきました。

未晒しのこぎん糸です。


ワークショップの前日に、突然

「持参した物を染めさせていただいてもよいですか?」と

らふとの人へメールし、

「残った染液でよければ」と

ご了解を得たものです。
(その節は、ほんとすみません。そしてありがとうございます)

今から思えば、厚かましかったなぁと感じますが、

もう後の祭り。

当日、なんだかんだで

ちゃっかり、染液を使わせていただいて、

木綿糸3束を染め、干し、

家に持ち帰って乾かしました。

なんでも、藍に含まれている“藍分(ランブン)”という成分と

タンパク質が結びついて色が染まるそうです。

なので、ワークショップでの染め物は動物性のシルク。

私の染めたい木綿糸は、タンパク質が無い(…少ない??)植物性なので、

そのままでは染まりにくい。

ということで、タンパク質を補うため

業務用の洗剤を糸に一旦含ませ、泡をゆすぎ、染めました。

シルク布と一緒に、家で乾かしたあと、

真水にさらしましたが、全体的に淡い緑色になりました。

束ねたままで染めたので、

ところどころ白く抜けてる部分も…。

でもでも、自分の手で染めたというだけで、

抜けてるところがあっても愛着がわくものですね~。

この糸を使って、

こぎん刺しをするのが楽しみです!


 * * * *

ちなみに、染めるときゴム手袋を使わなかった翌日の私の手。


まだまだ爪が全体的に青くて異星人みたいだわ

同じく染めた妹の手よりも真っ青。

《藍分はタンパク質と結合して青くなる》という説明を聞き、

「ねぇちゃん、タンパク質多いんだねー」と

言われました。

はい、そうですね。私の皮膚はタンパク質が多いみたいですね。
(なんでかな、野菜嫌いだから……?)

とにかく、こんなに手が青くなっても、

ワークショップの染め物は楽しかった!

色を定着させるためにミョウバン使うとか、

(藍染めの場合は)色を寝かせるとか、

“染める”ことに面倒臭さを感じて遠巻きにしていた私。

でも、こんなに簡単に染め物ができるんだっ!

という初めての楽しい発見

いただいた蓼藍を育てて、

妹と「また今年の8月、生葉染めしようね~」と

約束をかわしたのでした☆

さぁ、次は、何を染めようかな!

藍の生葉染め

2009-07-26 17:34:58 | 展覧会&ワークショップ参加
galleryらふとさんから、封書が届きました。
(しかも原田泰治さんの切手!)


そして昨日、ニッケコルトンプラザに行き念願の藍染め体験だわ~い♪


 * *藍の生葉染めの工程* *

まず、畑から蓼藍を刈り取ります。


刈り取った藍の茎から、葉だけを摘み取り、
水適量と藍の葉適量をミキサーにかけます。


出来上がった藍ジュースを木綿布で濾します。


2杯目の蓼藍ジュースをさらに追加し、濾します。
ミキサーで微塵になった藍の葉が混ざっていると
うまく染まらないそうなので、葉が混ざらないように慎重に。


これが↓濾して葉を取り除いた蓼藍ジュース。
まるで点てた抹茶みたい。きれいな緑色です。


この染液にシルクの布を浸けて揉み込みます。


2人1組で、3~5分ボールの中でぱちゃぱちゃと布を揉み込み…

ロープに吊るして、乾かします。


布は2種類(手織りシルク or シルクオーガンジー)から選べ、

種類によって、染め上がりも違ってきます。

私たち(旦那は急な仕事で行けなくなったので、妹が代打で参加)は、

手織りシルクにしました。

布が乾くのを待っている間、

galleryらふとの中で、お茶会。
黒糖の寒天と、冷たい加賀棒茶。


寒天苦手は妹も、「美味しいね」と完食。
(寒天が苦手だなんて、このときまで知らなかった姉)

お土産に、葉を摘み取った蓼藍の茎をいただき、

12:00に解散。

中2の妹は、「これ、夏休みの自由研究にしよ~」と

喜んで帰っていきました!

※いただいた藍の茎は、水につけておくと根が生えてきて、

土に植えるとまた葉を生やし、2度目の生葉染めができるそうです

昨日帰ってきてすぐ浸けたら、今朝すでに根が生えていました。

らふとの人も仰ってましたが、藍は、ものすごい生命力です