リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

毎日新聞 掲載 20070224

2007-02-26 19:36:59 | 琵琶湖”逍遙”撮影記
毎日新聞 20070224 版

☆テキスト版
DVD:琵琶湖の歴史や湖魚の生態描く 「海と生きる」第3弾 /滋賀

2月24日15時1分配信 毎日新聞

 ◇WWFジャパンが製作 “泥臭い”再生作業リアルな姿伝える
 琵琶湖の歴史や湖魚の生態、流域の人の暮らしや文化を描いたDVD「淡海と生きる~琵琶湖~」を、WWF(世界自然保護基金)ジャパンが製作した。美しい光景だけでなく外来魚問題や湖岸開発の影響、再生に向けた“泥臭い”作業にも言及。「リアルな(本当の)琵琶湖の姿を伝えたい」としている。【森田真潮】
 DVDは、自然と共存する人々の暮らしを紹介するドキュメンタリー映像「海と生きる」シリーズの第3弾で、石垣島(沖縄県)、有明海に続くもの。WWFが世界で貴重な自然区域200カ所を選んだ「グローバル200」の一つ、琵琶湖を舞台に、WWFジャパン自然保護室淡水生態系担当で琵琶湖博物館特別研究員の水野敏明さん(33)が企画。生態写真家の新村安雄さん(52)=岐阜市=が漁業者らの協力を得て撮影し、同博物館の中島経夫・上席総括学芸員が監修した。
 カラー映像、約30分で、▽琵琶湖の成り立ち▽湖から田んぼに上がって産卵する魚類▽井戸水を使った洗い場や水路の手入れなど日ごろの暮らしとのかかわり▽ニゴロブナと近江米を使ったふなずし、ホンモロコの串焼きなどの食文化▽沖すくい漁、簗(やな)漁などの伝統的な漁法▽ブラックバスやブルーギルの外来魚問題▽琵琶湖総合開発時の湖岸道路による内湖の分断など自然環境の変化▽ヨシ再生や魚道づくりなど各地域で子供も参加している環境再生の取り組み―― などを描写。体側が黒くなったアユの産卵など、生態学的に貴重な資料となる映像も多く含まれている。
 全国の図書館や県内の教育機関・博物館などに配布。問い合わせはWWFジャパン(03・3769・1713)へ。また、25日午前10時~午後3時、草津市下物町の琵琶湖博物館で、市民参加の魚類分布調査の結果を報告する「第3回琵琶湖お魚ネットワーク交流会」の一部として上映会を開く。上映会は午後1時から。無料。問い合わせは同博物館内・うおの会事務局(077・568・4832)へ。

2月24日朝刊
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2 コメント

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祝完成 (ヒラマツ)
2007-03-02 18:09:15
ついに完成しましたか.
おめでとうございました.
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図書館 (ニイムラ)
2007-03-04 13:31:30
たぶん、宇和島の図書館には配布されると思います。もし無かったら、WWFに依頼すると配布対象となるはずです。
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