○サメよけスーツ AFPより
もう30有余年前、海のそばに暮らしていたことがある。そのときその場所に住み着こうとして電話を施設した。登録するのに必要なのでつけた名称は「海洋研究所 UWA」その場所が四国南西部の宇和海だったからなのだが、「ニセモノ?」のUWAを見つけた。
その名は 豪ウエスタンオーストラリア大学(University of Western Australia、UWA)海洋研究所
ところで、記事にある「水の柱の中に身を隠すことができる」というのは水に溶け込んで見えなくなると言う意味だろうな。縞模様はウミヘビ模様か!なにやらゼットンに似ているきがするけど。
○テキスト版
【7月19日 AFP】サメの視覚に関する新発見を応用し豪企業が開発した世界初の「サメよけウエットスーツ」が18日、予約販売を開始した。
企業家のハミッシュ・ジョリー(Hamish Jolly)とクレイグ・アンダーソン(Craig Anderson)の両氏が経営する研究企業「シャーク・アタック・ミティゲーション・システムズ(Shark Attack Mitigation Systems、SAMS)」は、豪ウエスタンオーストラリア大学(University of Western Australia、UWA)海洋研究所と協力して、ダイバーやサーファーをサメから守るために設計された2種類のウエットスーツを開発した。
アンダーソン氏は「これは、捕食性のサメの視覚系に関する画期的な発見に基づいている」とAFPに語った。「われわれはこの新発見を応用し、基本的にサメの視覚系に錯覚を生じさせる素材の開発に成功した」
青と白の「イルード」モデルは、ダイビングやシュノーケリング向けのデザインで、サメの光覚(光の刺激に対する感覚)と色覚異常に関する研究成果を応用し、「水の柱の中に身を隠すことができる」とアンダーソン氏は話す。
また、主にサーファー向けの「ダイバーター」モデルは、サメが自然界の危険信号として知覚するものに基づき、「不快な食べ物」を装うための白黒の太い横縞模様が付いている、とUWAの研究者のショーン・コリン(Shaun Collin)氏は説明する。「生物界の動物の多くは、有毒動物を避ける。捕食の対象になる有毒動物は、何らかの形で『自分を食べるな』という信号を発している。縞模様には、この信号が明白に表れている」
今回の成果は、ウエスタンオーストラリア(Western Australia)州政府からの資金提供を受けて進められた2年間にわたる研究プロジェクトの集大成だ。同州では、サメの襲撃がかつてない頻度で多発しており、2012年7月までの1年間で5人が死亡している。
米フロリダ自然史博物館(Florida Museum of Natural History)の「国際サメ被害目録(International Shark Attack File、ISAF)」によると、2012年に起きたサメの襲撃(人間の挑発によるものを除く)は、全世界で80件確認されている。同様の襲撃が2010年には82件、11年には78件発生している。
SAMSは、ウエットスーツ・メーカー「Radiator」に自社技術のライセンスを供与した。Radiatorは18日より、最初のウエットスーツ製品の予約注文受付をオンラインで開始しており、価格は429豪ドル(約3万9600円)からとなっている。
サーフボードや船の底面に貼るための、ダイバーター・モデルの縞模様を使ったステッカーも発売される。また研究の詳細は、来週の科学誌ナショナル・ジオグラフィック(National Geographic)に掲載される予定だ。(c)AFP/Amy COOPES
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