リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

定置網を張る場所を整理した。

2005-11-03 22:03:52 | 異人録 外来生物を巡って
定置網を張る場所を少し整理してみた。

今日までの網に掛かった魚の種類と個体数は、こちら、をご覧下さい。
伊自良川だより
正蓮寺住職のまもさんが、おつとめの間に魚を確認して、放生されています。

 今現在は、伊自良川と支流が合流する場所にそれぞれの右岸左岸、都合、4箇所に網を仕掛けている。一日一回の網上げといっても大変なので、場所を整理することにした。

 支流の測点、P1とP2は除外した。
支流は伊自良湖からの農業用水利からの落水が流れている。もし農業用水経由でコクチバスが流れ下ったら、こちらから捕れる可能性がある。でも既に稲作が終わって1ヶ月、水質もあまり良好ではなく、底質も泥っぽい。
 入っている魚もタナゴ類の小型個体で、遊泳力の弱いものが多い。
そして、岸よりのp1はどうもクサガメが良く入る。(今日の13時から15時で1匹入った。)まもさんも書いているが、とにかく、臭いんだ、これが。
ホントはクサガメが入った網を洗わないといけないのだけど、毎回外すのもたいへんだ。(まてよ、こんどファブリーズためしてみるかな?)

 本流については、P4、右岸側の網を外した。
山付きの自然な岸辺だけど、流れが緩やかで、魚の入りが今ひとつなのと、川を横切って確認に行くのはなるべく避けたいから。

 そして、本流の左岸、P3の場所に、二連で網を仕掛けた。二連にして中央よりに張ったのは、たぶんカメが岸よりに移動するので、カメの採捕を減らす為。

 この場所が緩やかに流れがあたり、網の回収も簡単に出来るからこの場所にした。
 この場所は、伊自良川本流でコクチバスが確認されたという場所から2km位下流の堰堤の上流にある湛水域。
 ここより上流には堰堤はなく、水深が深くて、河床に石などがある場所はない。

 長野の農具川で川に棲むコクチバスの撮影をしたけど、堰堤の上流の石組みのある部分で見かけることが多かった。たぶん、ダム湖から流下したコクチバスが伊自良川にいたら、堰堤付近に棲んでいて、もう少し水温が低下したら、上流側の湧水部分に移動するのではと思っている。

 来週からボクは旅調査に出かけるので、なるべく負担のないカタチで続けられたらといいな。まもさんよろしくお願いします。
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1 コメント

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イシガメ (平松)
2005-11-04 12:54:23
 たくさんイシガメとれますね.我が家の前の神田川は

子供時代かなりいましたね.河原に卵を産み付けていたらしい.でも最近は全く見ません.アカミミガメはいましたが.

日本の川にこんなに他国者がいて良いのだろうか.

 以前,豊川で潜水調査しました.そのとき,かなり頻繁にイシガメ見ましたが,中部地方では多いのでしょうか.それとも

まだ良い川の状態を保っているのですか?

 小さいイシガメ,ゼニガメ(銭亀)ってかわいいですよね.

小学生の時随分飼育しました.
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