リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

ヒ素流出は無かった?

2007-02-15 20:36:40 | アユの流し目/雑記帳
パックテストのQAから
 Q:ヒ素を測定する場合、前処理用の3-349-804が必要なのか

 A:3-349-804前処理剤でPO4リン酸を取り除く為に必要です。
  リン酸イオンが共存すると、ほぼ同時に発色して妨害となります。


 たぶんパックテストという簡易測定法で分析を行い、その際に前処理を行わなかったことからリン酸イオンをヒ素と間違えたのだろう。

 それならそれで良かったけど、魚は死んだみたいだね。


CBC 公式ホームページより

東海地方のニュース

精密検査でヒ素検出されず
三重県亀山市の川で小魚などが死んでいるのが見つかった問題で、三重県が精密検査を行った結果、川の水からは「ヒ素」は検出されませんでした。
この問題は13日、亀山市太岡寺町の桜川で小魚やエビ数十匹が死んでいるのが見つかったものです。
県や市などは、川の水や上流にある工業団地の排水を採取し、簡易検査を行った結果、最大で環境基準の500倍に達する「ヒ素」が検出されましたが、その後の精密検査では「ヒ素」は検出されませんでした。
簡易の検査では、工業団地の排水に含まれる微量のリン酸をヒ素と判定したものとみられ、三重県は、当初の判定が誤っていたと説明しました。
三重県は、死んだ魚など引き続き検査を続けることにしています。
(15日 14:52)

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3 コメント

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死んだ魚はモノ言わぬ (ナカニシ)
2007-02-19 14:52:12
魚が一時に大量死する原因は,「酸欠」,「毒劇物」,「疾病」に分けられます。
特定の種類だけが死んでいる場合は,「疾病」が疑われますけど,エビ~小魚~コイ・ナマズと死んでいる場合は,「疾病」の可能性はまずありません。
で「酸欠」と「毒劇物」がやっかいです。水は流れるし,時間と共に物質は変化します。異変は,ヒトが活動する朝に見つけられることが多いのですけど,生物に悪さした”ミズ”は「もうそこには無い」ということが多々あります。
原因を特定し,犯人探は重要です。しかしなかなか特定に至らないのは,こういう理由もあるからなんです。

KHVはコイだけに攻撃性を示します。次に日本に侵入する淡水魚の疾病はSVC(コイ春ウイルス血症)だと思います。KHVほど致死率は高くないと思うけど,コイだけではないから,少し心配・・・。
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生きてても口なし (ニイムラ)
2007-02-19 19:08:47
魚もエビも喋らないからね。
 ただ、パックテストでヒ素が検出されたと現場で判断したとしたら、その他の原因について精査されたのかどうかがすこし、気がかりなところです。
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生きていても喋らないですね・笑 (ナカニシ)
2007-02-21 10:16:22
ヒ素だけをテストしたのではないと思います。
どれをどうしたといった細かなコトは記者発表しないし,どの程度精査したのかについては,私も???です。
そこの魚を解剖したナカ○シさんによると,原因は疾病ではないです。
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