リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

下り ウグイ

2008-05-06 00:14:06 | サツキマス研究会/長良川調査会
今年のサツキマス漁は5月1日から始まった。
ボクは旅から帰って3日の夜に漁に同行させていただいた。

 今年のサツキマスは今のところやや小振りなようだ。そして、特筆べきことだが、今年の長良川にはウグイが多い。
 長良川河口堰が閉まった後、ウグイはサツキマスよりも早く姿を消した。長良川河口堰が閉まる前、漁の開始の頃にはサツキマスの網にウグイがよくかかっていた。ウグイが捕れなくなってくるとサツキマスが最盛期、そんなパターンだったのだけれど、河口堰が閉まったとたん、ウグイはめっきり捕れなくなった。
 そころが、今年はウグイが多い。4月のはじめ、ボクの家より少し上流、長良川が今川と分かれる辺りでウグイが捕れたという話を聞いた。ウグイが多いらしいとそのほかでも聞いたのだが、現物をみると確かに今年は多くかかっている。

 サツキマス漁は2枚網を流して行う。上流が細かい目、下流が大きな目、サツキマスは下流から上ってくる。ウグイのとれ方は少し違う。
 夕方、漁が始まって、午後10時くらいまで、ウグイは下流から上ってきて網にかかる。それらは、お腹はぱんぱんのずんぐりした魚だ。
 そして、夜も更けてくると、上流から降りてきたウグイがかかる。
 この画像はそのウグイだが、ひょろ長く見える。つまりはお腹が凹んでいる。
「ノンボリウゲぇィ」と呼ぶそうだ。
 下ってくるのにノンボリとはおかしな呼び名だと思って聞いてみると、登り竿の旗のようにヒョロリと細いから、ノンボリと言うのだそうだ。おもしろいなナガラの漁師さん。
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