リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

沖島 漁船漁法の島

2006-08-07 17:58:00 | 琵琶湖”逍遙”撮影記
滋賀県の漁業調整規則で定められている漁法がこれだ。

滋賀県の漁法

 DVDにそのすべてを収録する事は、時間的な制約もあって不可能なのだが、ボクとしてはその内容に興味がある。
 滋賀県漁連を訪ね協力を要請し、滋賀県水産試験場に紹介を依頼して、概略こんな情報を頂いていた。

沖曳網漁業(ごり沖曳網漁業 あゆ沖曳網漁業)
 →底引き網 沖島でゴリ沖曳き網
小型定置網漁業
 →えり漁 各地
貝曳き網漁業
 →セタシジミを取る漁、尾上、彦根など、秋から冬の漁
えびたつべ漁業
 →エビをとる筌漁法 北湖では各地で
あゆ沖すくい漁業
 →堅田ほか
やな漁業
 →安曇川、姉川など
迫さで網漁業
 →湖北で、ただし時期は春まで
地びき網漁業
 →漁業としては行われていない。
  参照。
延縄漁業
 →各地。(沖島の民宿でやっていた。)
刺し網漁法
 →小糸網(目の細かい網)、ビワマス漁など

そして、以下の漁法は行われていないのではないかという話だった。

漬柴漁業(柴をくくって集まった魚を捕らえる)
よし巻漁業(ヨシの廻りに網を張る。ヨシの分布域で行う巻き網?)
引縄釣漁業(この内容がよくわからない? )
竹筒漁業(筒を沈めて入った魚、ウナギなどを捕る。沖島で行われているようだ)

 この漁法のなかでも、いろいろなバリエーションがあって、もちろん、場所によっても違う。ボクは、漁師さんの話を聞きながら、漁法をみるのが大好きなので、トロンとしてしまう。
コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 密漁者は名前を公表しろ | トップ | えり漁はからぶり »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
急遽出動 (ニイムラ)
2006-08-07 18:35:49
 台風7号が上陸するというので、慌てて琵琶湖に行くことにした。守山漁協のエリ漁の取材だ。網を撤去する予定はないというけど、今年の天気は判らないから、保険である。続きはまた。
返信する
漬柴 (うなたろう)
2006-08-07 19:22:34
漬柴は東海地方でも個人でやられてるのをちょくちょく見かけますね。ただ、狙いは魚というよりも川エビの場合が多いです。



ぁぁ、琵琶湖の漁法、見に行きたいなぁ(羨
返信する
Unknown (nakao hiroyuki)
2006-08-08 12:50:41
竹筒は,私達の調査地をはじめあちこちにによく沈んでいます.使われていない廃棄されたやつかな?と思っていましたが,何度か漁師が上げているのを見たこともあります.ちゃんと獲れていましたよ~.
返信する
うなたろうさんへ (ニイムラ)
2006-08-09 11:11:43
 たしか、うなたろうさんは受験生ではなかったかなあ。お誘いしたいけど、夏は勉強すべし。またお誘いします。
返信する
なかおさん (ニイムラ)
2006-08-09 11:14:21
竹筒漁とか延縄とかは、多くの人がやっているみたいね。竹筒は穴が開かない程度の古さ、中に泥がつまっていないことが、条件のようです。



 ときに、地引き網の発復活案は県大生というけど、あなた達ですか?
返信する

コメントを投稿

琵琶湖”逍遙”撮影記」カテゴリの最新記事