リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

偏光が見える水中生物 シャコ

2008-04-03 20:27:40 | アユの流し目/雑記帳
4月1日付けだが、うそではないニュース。


シャコは円偏光を見ることができるという。
ワイヤード ニュースより

 阿嘉島の港の前の浅場にフトユビシャコがいたのでしげしげ見ていたことがある。なんという不思議な生物だろう。
 ボクが初めてシャコをみたのは、実家と小学校の間にあった釣具屋の水槽の中だった。浜名湖でとれたというそのシャコはどちらが前か後ろか解らない姿をしていた。
 釣りが好きなわけでは無かったけれど、シャコを見たくてその釣具屋には繁く通った。

 しかし、そのシャコが偏光を見ることができるとは、すごい。すると、円偏光のフィルターを持って潜り、シャコをみてみると左偏光か右偏光か解るということでもある。これは是非試してみたい。
 コガネムシの仲間など構造色の生き物は円偏光で色が変わって見えるということだから、浅場の水生生物には円偏光の「構造色」に対応した生き物がいるかもしれない。
コガネムシは円偏光
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3 コメント

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Unknown (世界的教養人)
2008-04-04 09:03:47
私は、徳之島で体長5cmくらいのフトユビシャコを捕ったとき、あの拳で掌を殴られたけれども、むちゃくちゃ痛かった。シャコ同士は、尾節を盾にして殴り合うらしい。上の写真はモンハナシャコかな?。タマムシやモルフォチョウなどは、櫛形の構造物によって反射光が偏光(偏向ではない。N氏の頭は偏向しているかもしれないけど。)するらしい。モンハナシャコもあのテラテラした色は体表に同じ構造があるのかも。ということは、シャコには人間に見えているイメージと奴らのシャコを見たイメージは違って見えているのかもしれない。複眼の1ユニットでは眼の感光部の細胞の構造が一方向に並んでいるが、そのユニットが規則正しく回転しながら集まって複眼ができているのか???? 空気中から水中に光が入るときにも偏光がかかるかもしれないから、さらに興味がわく。大気中では、偏光面がある程度そろってしまうので、偏光フィルターで空を見ながら偏光面をまわしてみるとそれがわかる。偏光フィルター付きの写真は是非試していただきたい。ちなみに、光では偏光、電波では偏波と言う。地上波はたいてい水平偏波だから、テレビアンテナの”骨”は水平になっている。一時は山間部で電波が回析しやすいという説が出て、垂直偏波のテレビ中継局もあるけど。あと、衛星放送は円偏波を使っている。偏波面を合わせ辛いかららしい。おお、総入れ歯、N氏も電話級(今は4級)のアマチュア無線技師だったね。
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人間が偏光を関知できたら (世界的教養人)
2008-04-04 10:18:17
人間が直線偏光や円偏光を関知できたら少なくとも今の液晶表示は使えなくなる。もしくは、使いづらくなるだろう。でも、もっと違った高機能の使い方ができるかもしれない。偏光フィルターをパソコンの液晶画面や液晶電卓の表示部に置いて、まわしてみたら真っ黒になったりする。電卓の液晶表示部をバラして偏光フィルムをはいで、角度を90度回転させると、白抜き文字になる。お試しあれ。
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へんこうしました (ニイムラ)
2008-04-04 14:23:39
偏光にしました。
野外にいるときには、ほとんどいつも偏光サングラスをしている。
あまり便利なことはなくて、液晶が見えないので不自由することが多い。
自動車を運転していて気になることだが、偏光サングラスだと、車のガラスが安全ガラスなのか強化ガラスなのかがよく解る。強化ガラスは熱処理によるひずみが虹状にみえるのだ。
 日本の車は軽自動車の一部の後方ガラスが強化ガラスのことが多い。
 それにしても、BMWはかなりのクラスが同じような強化ガラスだ。こんなところで手を抜いているというのは、メーカーが信じられなくなるね。
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