リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

ひょうたんつぎ

2006-07-11 20:08:09 | 琵琶湖”逍遙”撮影記

 案外簡単にビワコオオナマズの撮影が出来るかもしれない。そう思った。
見えたのは一瞬だったか、産卵場所らしいところが見つかった。

 そして、近くを見て回っていたときだ。

 妙な”なまず”がいた。
ビワコオオナマズと比べて明らかに小さい。色は黒く、ひょろ長い。

 このところフツウのナマズはよく見ているのだが、このヒョロナガナマズ、その細長いプロポーションもさることながら、泳ぎ方が、まるで違う。

 身体をくねらせて、石の間をぬうようにへなへな、と泳ぐ。

 やや、これこそは、琵琶湖の固有種 イワトコナマズではないか???

 オオナマズやナマズと比較して段違いに美味しいというイワトコナマズ。
なかなか手に入らないと聞いていたが、意外に近いところにいるようだ。これも産卵期なのだろう。あわよくば、イワトコナマズの産卵も見られるかもしれない。

 とそのときは思ったのだ。

 そのときから1週間が経過した。とうとうナマズのMさんからビワコオナマズの産卵について直接聞くことができたのだが、Mさん曰く。

今年は終わった。もう100%産まない。という。

 実際の今年の産卵の映像を見せて貰う。日付は、ボクがテントを撤収して帰った夜だった。

 その日は天気も良くて水位は低下していた。そんなときには産卵はないだろうと思ったのだが、今年は空梅雨気味なので、そんな条件でも産卵したという。しかも、僕らが見ていた場所ではないところだった。(やっぱり場所は教えてくれなかったけど)

 あー残念。 でも、たぶん、後日談があります。ひとまず 了。
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