リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

いまそこにある自然 

2005-11-05 18:25:23 | 異人録 外来生物を巡って
コクチバスモニタリング調査を始めて良かったこと、それは伊自良川の自然を改めて確認したことかもしれない。

 改めてなんぞ、といういい方は、とても不遜なことだが、この川にコクチバスが棲みだしたら大変だと、川筋を歩き、モニタリング調査の場所を選んでいた時、今更ながらの「自然」を感じた。

 上流のダム湖からしばらくつづく枯れ川を経て、湧水から始まるせせらぎは、ちょっと、柿田川に似ている。
 その湧水区間は岐阜市に属している。
 以前、岐阜市の広報に岐阜市の魚というカラーページを頼まれてアユ以外の撮影を伊自良川で行った。長良川もときどきは清流だが、伊自良川には敵わない。

 イシガメのオスが多いことを、matsuさんは「桃源郷」とコメントされていたが、魚種も豊富で、この季節にこれだけのさかなの種類が見られる川は、なかなかあるものではない。

 それにしても、調査に適していると思える場所を選んでみれば、たまたま、友人の地先というのは、まさしく「仏縁」。

 しかして、自然には神も仏もいるということかも知れない。

伊自良川だより最新版

川岸にたわわに結実しているムラサキシキブ。
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