リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

有明海のなりたち

2006-09-11 21:08:29 | アユの流し目/雑記帳
 有明海は大昔は大陸からの大河の河口に位置していたという説がある。
日本ではここだけという生き物も多く生息していて、大陸由来の生物の生き残りがいる。
環境が似ているから、さもありなんという事態だが、変わりつつある有明海の環境に、この巨大プランクトンがどういう地位を占めることになるのか、気がかりなことだ。

 エツ、ワラスボ、メカジャ(シャミセン貝)にワケノシンノス(イソギンチャク)そしてウミタケ。
有明海の珍味
みんな、好きな食べ物だ。エチゼンクラゲも好物といえる範囲だが、これが増えて環境が変わることは勘弁してほしい。



エチゼンクラゲ、日本沿岸で繁殖? 水産庁調査へ (朝日新聞) - goo ニュース

☆テキスト版
エチゼンクラゲ、日本沿岸で繁殖? 水産庁調査へ
2006年 9月10日 (日) 21:51


 本来は中国大陸の沿岸で生まれる巨大なクラゲ「エチゼンクラゲ」が、日本沿岸で繁殖を始めた可能性が高いことが、広島大の上(うえ)真一教授(生物海洋学)らの調査でわかった。大発生した昨年、一部が九州・有明海に入り込んで産卵し、赤ちゃんクラゲを生み出す「ポリプ」が海底に定着した恐れがあるという。

 エチゼンクラゲは傘の直径2メートル、重さ200キロに達する。黄海や東シナ海などで発生し、主に対馬海流に乗って北上。日本沿岸で漁網を破るなどの被害を起こす。寿命は1年未満とみられる。

 有明海では今年の春から夏に目撃情報が相次いだ。上教授は7月10日と8月1日に捕獲された傘の直径60センチと80センチの個体をエチゼンクラゲと確認。その上で、(1)海流に乗った群れが対馬沖で初観察された7月21日に比べ、有明海は出現時期が早い(2)有明海の湾奥部で捕獲され、湾の外側にみられない、などの理由から「有明海に昨年入り込んだ親が卵を産んだと考えるのが自然」と結論づけた。有明海は遠浅で、環境条件が黄海などに似ているという。

 エチゼンクラゲは、イソギンチャクのような「ポリプ」を経て、皿を何枚も重ねたような「ストロビラ」になり、そこから直径3ミリの「エフィラ」(赤ちゃんクラゲ)が発生する。ポリプは何年間も生き続け、自分の分身を作るように増殖を繰り返す。

 これまでは、日本沿岸で繁殖することはないと考えられていた。水産庁の委託を受けた水産総合研究センター西海区水産研究所は今月下旬、有明海でエチゼンクラゲの捕獲調査を実施する。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中国の農薬 | トップ | プラド美術館展 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ワラスボ美味しゅうございました (鼻の利かんボロ犬1号)
2006-09-11 21:55:22
学生時代自転車で九州を周ったとき、遠浅の有明の干潟があまりに美しく発作的に走って行ったら下半身泥まみれ。防波堤で呆然と朝の有明海を見ていたとき、ムツゴロウ捕りのおじさんが潟スキーで華麗に泥の上を滑って行きました。それから○時間同じ場所で有明海を飽きもせず眺めていたら潟スキー親父が獲物を乗せて帰ってきました。「あんちゃんまだおると?」その日は潟スキー親父の家に泊めてもらいました。ワラスボがうまかったことと、小6の潟スキーjrとサッカーゲームを延々やった思い出がよみがえりました。
返信する
ムツゴロウ (ニイムラ)
2006-09-12 12:56:21
あろうことか、ムツゴロウを食べ忘れていたのだ。
返信する

コメントを投稿

アユの流し目/雑記帳」カテゴリの最新記事