新潟久紀ブログ版retrospective

ほのぼの暮らし・帯状疱疹の襲来

●寄る年波に負ける(その1)・R4.5月「帯状疱疹の襲来」

 役所というのは課長職というのが、議会対応や内外との交渉事などにおいて何かと最前線で対応させられるので、最も心労が大きく質的に過酷なポストであることが多い。
 職位が上がれば仕事のレベル的にはより高いものが求められはするのだが、実態として矢面に立つ場面が少なくなると、人間の身心というのは正直なもので、そんなつもりは無いのに"緩み"が生じるらしい。
 令和4年5月。県庁の課長職を退き職位が変わって一月あまり。右わき腹の少し上あたりにかゆみを覚えるようになり、風呂に入る時に鏡で見ると、無意識にかきむしっているようで赤い点々が幾つか見えてきた。
 元々肌が弱い方なのだが、汗疹(あせも)というには時季が早く大汗を書いて不衛生にしていた覚えもない。何か市販の軟膏でも塗り始めようかと思っていた矢先、単に痒いというのではなくピリピリとした痛みのような感覚に違和感を持ち始めた。
 早速ネットで調べてみると「帯状疱疹」という症状にドンピシャとハマる。赤い小さな点々は5センチ程度の幅で横に並ぶのが二段くらいになり、正に帯状の発疹なのだ。そして、ピリピリとするのは言われてみれば神経の痛み。正に”教科書通り”の帯状疱疹そのものと確信できた。
 ネットに「軽く見ないで早めの治療が肝心」とあるので素直な私は即座に近くの皮膚科クリニックを予約。大層繁盛しているらしく予約は暫くの間一杯。一見さんはウォークインで診療時間終了まぎわまでの隙間狙いの順番待ちだという。
 それでも、飛び込みで受付を終えるとおおよその受診時間の目途をメモで教えてくれて、一旦外出してそれまでに戻ってくれば良いというシステムは中々良い。もしかして予約診療の隙間時間が早めにくるかもと思い、少し早めに待合室に戻って読書していると、目途よりも少し早めに呼び込みが。
 結論は見えているので検査などで時間を徒費したくない。女性医師さんの前で肌着をめくりあげ「おそらくは帯状疱疹」と話すと、暫く胸や腹回り、背中を診て「確かに帯状疱疹だわ」とのお告げ。
 ポピュラーな病気だから軟膏の一つも処方されて終わりかと思いきや、重ね塗りする軟膏を二種類と、それを定着させるためのガーゼ、テープ、抗生剤などが出されて、最初なので処置の仕方を例示するということで、看護師さんに丁寧に塗ったり貼ったりしてもらう。結構伸縮させる脇腹の部位への”盛り付け”なので服を着るとゴワゴワして気になるのがなんとなく情けない。
 それでも、初動が早かったからか、毎日几帳面に言われた通りの服薬と塗り薬処置を続けたおかげか、あの癇に障るようなピリピリ痛も緩和していき、二週間後に再診に赴くと、ほぼ完治ということで今回で治療は終わりということになり、早期に治せたことと医者通いの煩わしさが無くなることにホッと一息ついた。
 後日、ほぼ同年代の親戚の男性や小中学校時代の同級生などとやりとりする中で各々から同様に帯状疱疹に悩まされたという話を聞いた。私の発症とほぼ同じようなタイミング。自分だけが不摂生などに起因して発症したものではないと安心したし、ワクチンのコマーシャルをメディアで良く目にするところからしても日本社会全体に増えている普通の話なのかもしれない。いずれにしても寄る年波に伴う体調変化に気を付けようと思うのである。いつものとおりその場限りの決意で直ぐに忘れてしまうのだが…。

(「ほのぼの暮らし・帯状疱疹の襲来」終わり。「ほのぼの暮らし・移植歯痛またしても」に続きます。)
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