昨年夏アニメ「君の名は」で250億円という記録的な興行収入をあげた東宝が、夏休みアニメ次回作として「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を公開しました。
封切初日の朝いちばん正真正銘の封切上映を「T・ジョイSEIBU大泉」で観てきました。
公開前の東宝広報担当の話ではあまり自信を持てそうにない口調で「興収15億円も行けば上々」のセリフ通りの作品でした。
「T・ジョイSEIBU大泉」はうちから電車で10分。大泉駅北口から徒歩20分です。この日は熱中症を恐れ駅からタクシー650円也(北口から乗ればメーターではその前の料金になったかもしれませんが・・・。)
logo映画とアニメの街、大泉にあります。「T・ジョイ SEIBU 大泉」は、東映東京撮影所に隣接する映画館として気軽に立ち寄れる近場にあるのです。明るく温かみのある内装やゆったりとしたシートが、充実した一時を演出してくれます。
なお「T・ジョイ」は全館デジタル上映&Dolby7.1chサラウンド対応 最高の鑑賞環境をそなえたシネマコンプレックスです。
『リップヴァンウィンクルの花嫁』などの岩井俊二によるドラマを基にした、『物語』シリーズなどの新房昭之が総監督を務めたアニメ。現代の要素を入れながら長編として再構築し、夏休みを過ごす中学生の男女を主人公に、何度も繰り返されるある1日を描いたものです。
脚本を、『モテキ』シリーズや『バクマン。』などの大根仁が担当。『ちはやふる』シリーズなどの広瀬すず、『共喰い』などの菅田将暉、人気声優の宮野真守らがボイスキャストとして出演しています。
見終えて第一声は「何これ?」「肩透かし?」「前作「君の名は?」が良すぎたのかも。」観客は今一つもの足りない欲求不満を感じたかもしれませんね。まあまあの作品だけに「君の名は?」と比較するのは少し可哀そうかも…。
何度も繰り返されるある1日はわかるのですが、テンポがなんていうんでしょうね、今一つなのです。
時空を元に戻す話は他にもいくつかありますが、もう少し意外性とテンポの小気味よさなど一ひねりが欲しい。
もやーとした背景などにあまり映像美を感じない画面。どこかのろいのですぐに先が読めては興ざめ。
それにしても「君の名は?」は面白い作品だったね。という話が観劇後の落ちになりました。たまにはこんなこともあるでしょうね。18日の日経夕刊文芸欄今週の映画評でも、いまいちなんでしょうね評価は星二つ。まあ感想は「よくある夏のファンタジー、感動を授かる一コマを追ってはみたのだけれど・・・・」でしょうかしらね。
なお記事中 公式HPからちょっと参照した映画のスティール著作権は作者並びに東宝に属するものです。