日本釣振興会埼玉県支部事務局だより

日本釣振興会埼玉県支部事務局の活動状況をご紹介します。
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川田谷飛行場沼 へら鮒釣り場消失の危機

2006年03月03日 | 事務局だより
第13回荒川太郎右衛門地区自然再生協議会が、1月28日(土)に埼玉会館で開かれ、この程会議の議事録が発表されました。
 今までの経過報告をしますと、ほぼ流水+止水環境案で固まりつつあります。これは、荒川本川と川田谷沼をつなげて、調節池化をも考える計画です。創出する流水環境は、現在の太郎右衛門地区周辺の荒川本川では消失した蛇行形状の河川となり、流量は荒川本川の自流を目安として、10立方メ-トル/秒。
 現在の川田谷沼では多くの釣り人がへら鮒釣りを楽しんでおりますが、流水環境になることによりへら鮒釣り場の消失が心配されます。
 従来の止水環境案では、①富栄養化が生じやすい等、水質の維持が課題となる。②ブラックバスやブル-ギル等の止水域を好む害魚が生息しやすい。反面、新たな流水+止水環境案では、早瀬、淵等の多様な環境が形成されることにより、魚類や底生動物の種数及び個体数の増加が期待できるとしています。しかし、流水環境になるとへら鮒釣りはもとより釣りそのものが成り立たなくなる可能性があります。魚類の種数及び個体数が増えると言われても、それらは釣りの対象魚と言えるでしょうか。そうであれば、新たに釣りを楽しむ為の止水環境の創出をお願いする必要があると思います。
 外来の魚は言うに及ばず、養殖した魚を放流したり、釣ったりすることは自然ではないという風潮となると、今の釣りは成り立たなくなり、管理釣り場や釣り堀でしか釣りができなくなるでしょう。
 荒川第一調節池(彩湖)、第四調節池(荒川太郎右衛門地区)、その他荒川流域に3ヶ所、計5ヶ所の調節池の計画があります。
 荒川流域に豊かな自然が創出されていくのに、逆に釣り場はどんどん消失していく可能性があります。特にへら鮒釣りはそうかも知れません。釣りができない環境に自然と追いやられてしまうことは、釣り禁止と同じことなのです。
 今後荒川流域から釣り場が消失する事のないようあらゆる面で努力してまいりたいと思います。

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5 コメント

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自然再生? (自然愛好者)
2006-03-03 12:04:53
荒川の自然再生をするのなら、熊谷付近で元荒川とつなげなければならないのであって、川田谷沼につなぐことが自然回帰ではないでしょ。

今の自然も治水や利水を考えた結果なのだから、その中で水辺利用者の事を考えていくべきだと思います。中途半端な自然再生論はいかがなものかと思います。

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Unknown (Unknown)
2010-04-08 21:46:50
へら鮒だって中国からの外来魚だろ!?!?
自分達に都合のいい事ばかり考えてんじゃネーよ。
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ヘラ釣り師のマナー最悪 (Unknown)
2010-06-14 19:38:05
荒川本流のヘラ釣り師のマナー悪すぎです。
荒川本流や野池にあるヘラ台は、いったい誰の許可を得て設置しているのですか?
国交省や関係部署の許可を取っているのでしょうか?
そんなわけないよね!
国交省の撤去通知貼ってあるし。

自分はバサーですが、本流のヘラ台周りで釣りをしていたところ、ヘラ師の3人組が
「邪魔だ!どけ!!コッチは遊魚料払ってんだ」と・・・。
後から来たくせにこの言い方ですよ!!!
こっちは、不法で設置してあるものを障害物としてみてるだけだっての!
金払ってんのがそんなに偉いのかって話。
ヘラブナだけが優遇されている現状に我慢ならない。
こういうのは、ほんの一部の人だけだろうけど、貴方たちヘラ師の物じゃないよ釣り場はね。

ヘラブナの放流だって自然の生態系を壊してますよ。富栄養化?練り餌だって原因の一部でしょ?
流水域がダメ?本流にもヘラは居るでしょ?
外来種?食うか食われるか弱肉強食の世界それが自然の摂理
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みんなそうでない・・・ (ささみん)
2010-06-25 12:41:19
バサーもマナーが悪い人沢山いますよ。たまたまそいう人にあたったんではないですか?

必ず!とは言いませんが、皆がみんなそうとは限りません。ちなみに釣り場へ行ってバサーが傷害物をせめていてへらブナをしたいオジサンが近くで準備を始めているにも関わらず、どこうとするそぶりも見せずにその場所から動かないなどたまにあるみたいです。

ちなみに私が思うには、確かにお互いさまな事だと思いますよ。だからってへらぶな釣りをする人を否定しないで下さい。それは、バサーにとっても言えることだと思います。

釣り場は皆のものです。釣り、特に生態系を壊す練り餌は一部かもしれません。バサーも最近になってエコワームなど出始めていますが、それ以前は自然の生態系を壊してると思いますよ。

釣りには、歴史もあることですし場所によっては暗黙のルールなどもあるかもしれませんね。

最後に、全く詳しくないのですがヘラブナ釣りで釣り場等に釣り台を設置してあるところはかなりあります。現実問題で進められている事ではなく、かなり前からだと考えられます。申し訳ないですがそれ以上の事はわかりません。
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飛行場沼は懐かしいです ()
2010-07-06 14:55:30
子供の頃に飛行場沼は何度か行きました、今は引っ越してしまい何十年も行っていないですが懐かしいです。
あの沼も変わってしまうのですね
でも、それを辞めさせようとしている理由がヘラブナ釣りってのはどうも微妙に感じられます
自分は川辺のクリーンナップ等の運動をしているものですがヘラブナ釣りは他の釣りとは根本的に違って見て取れます。
他の釣り人に清掃するので・・・と言えば快くどいてくれ、時には手伝っていただける方も居るのですが、ヘラブナを釣っていらっしゃる方の場合、そんなの今やら無くていいだろ!と怒られる事が数回、しかも釣りをしている傍にはブルーギルやオイカワ、マブナの死体が散乱していて、聞くと釣りに邪魔だから捨てているとの事。
それでなくても練り餌が富栄養化の要因として大きな問題となって居る中で、何処まで自分勝手なつりなのかとはなはだ疑問に思えてしまいます。
そのような身勝手な釣りのために場所を提供する必要は全くないと思うのですが、それは私だけの意見なんでしょうかね
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