あの「ハゲタカ」の作者真山仁が書いたというだけで、読む価値あり。
東日本大震災から復興した日本を舞台に、
政治の刷新を掲げて首相の座を手にしながら、次第に権力の虜になる宮藤隼人
政治学者を志しながら、彼に乞われ、彼の政策秘書として働く中で、
次第に今の政治のあり方に疑問を抱き始める白石望。
百鬼夜行の政界を熟知しながら、独自の正義を貫く田坂首席秘書官
白石の旧友でベテラン記者に振り回されながらも、一人前の記者に成長していく神林裕太
ボリュームがある上、途中、間延び部分もあるが、
クライマックスに向けて一気に読者を引きずり込んでいく魔力は、お見事!
奇しくも、先日読んだ「ジェノサイド」とアフリカが絡む点で似ている(最近流行なのかな?)。
ただ、「ハゲタカ」と比べると、政治を扱っている割に、
アメリカなど日本外交を考える際、抜きにできない大国の影が薄く、
アフリカでは、神林が唐突に出てきた彼の留学時代の友人と冒険したり、
人物設定や物語の流れに、ハゲタカのような「深み」が感じられず、不満も残る。
(以下ネタばれ)
読者サービス!?「アカマ自動車」も出てきますよ!
勝手に白石と美人レポーター澤池遼子や
白石の奥さんと神林記者との情事とか
あるんじゃないかと期待しないでネ^^;
そういう作家じゃないんだからね!
遼子はイマイチスタンスがはっきりしないうちに、
いつの間にか消えてたな・・・。
東日本大震災から復興した日本を舞台に、
政治の刷新を掲げて首相の座を手にしながら、次第に権力の虜になる宮藤隼人
政治学者を志しながら、彼に乞われ、彼の政策秘書として働く中で、
次第に今の政治のあり方に疑問を抱き始める白石望。
百鬼夜行の政界を熟知しながら、独自の正義を貫く田坂首席秘書官
白石の旧友でベテラン記者に振り回されながらも、一人前の記者に成長していく神林裕太
ボリュームがある上、途中、間延び部分もあるが、
クライマックスに向けて一気に読者を引きずり込んでいく魔力は、お見事!
奇しくも、先日読んだ「ジェノサイド」とアフリカが絡む点で似ている(最近流行なのかな?)。
ただ、「ハゲタカ」と比べると、政治を扱っている割に、
アメリカなど日本外交を考える際、抜きにできない大国の影が薄く、
アフリカでは、神林が唐突に出てきた彼の留学時代の友人と冒険したり、
人物設定や物語の流れに、ハゲタカのような「深み」が感じられず、不満も残る。
(以下ネタばれ)
読者サービス!?「アカマ自動車」も出てきますよ!
勝手に白石と美人レポーター澤池遼子や
白石の奥さんと神林記者との情事とか
あるんじゃないかと期待しないでネ^^;
そういう作家じゃないんだからね!
遼子はイマイチスタンスがはっきりしないうちに、
いつの間にか消えてたな・・・。