昔大好きAVライフ

昔の音楽などに興味のあるAV大好き人間です.念のためにAVとは「Audio Visual」の略です.

薬害肝炎ーー原告,マスコミに違和感(PART 2)

2008年01月13日 | 談話
薬害肝炎救済法が成立しました.これで最低でも1200万円支払われる「一律救済」ということになりますが,いち納税者としては残念でなりません.

血液製剤は命を助けるために,必要があって使用されています.30年,40年以上も前は,C型肝炎ウイルスの存在は全く分かっていませんでした.

その当時血液製剤を投与され,その後肝炎を発症しても,それはお気の毒ではありますが「不可抗力」.誰にも責任はありません.

原告団はその「不可抗力」の部分も税金を使って救済せよと言っていますが,これが認められました.今後,大変なことになる可能性があります.

現在未知のウイルス感染症で,将来,医学が進歩してそのウイルスが確認された場合,「全員過去にさかのぼって救済せよ」ということになり,その救済に莫大な費用を要するかも知れません.ウイルス感染だけではなく,薬の副作用についても同様の問題が発生する可能性があります.新薬の承認が難しくなり,今後新しい薬を作れなくなります.

原告団がお金を得るため必死なのは理解出来ますが,マスコミ,コメンテーターなどは,どこまで深く考えて「一律救済」と言っているのか分かりません.軽々しく「一律救済」を言うべきではないと思います.
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