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南房総館山・なぎさの自然詩

南房総館山の自然や海での出来事を紹介しています。

ツキヒガイと富士山

2021-12-18 20:27:28 | 

左側の白い二枚貝がツキヒガイです。
右と左の殻の色の違う二枚貝で、右の殻は黄白色で左の殻は紅紫色をしています。赤と白の殻色は太陽と月をイメージして月日貝という和名が付けられたそうです。



今日のビーチコーミングで拾った貝殻です。
ツキヒガイのお皿の上に貝殻を並べてみました。


今朝は早起きして近所の浜を歩いたのですが、赤く染まった富士山を見ることが出来ました。


そして対岸の三浦半島が蜃気楼で浮かんでいるように見えました。
今日は早朝ビーチコーミング、午後は所用の後に別の海岸でビーチコーミングというビーチコーミング三昧の一日でした。








ハートのベニガイ

2021-12-16 20:05:08 | 


ベニガイの二枚合わさったものを発見しました。ハートの形に見えてとてもかわいいです。
ベニガイは本州以南に広く分布する貝ですが、なかなか海岸で出会うことが少ないように思います。特に今日のように左右の殻が揃っているのはとても珍しいです。


そして今日拾ったアオイガイは夫が見つけたものです。
黒に縁取られ透明感のある白い色の殻はとても美しく、ずっと眺めていても飽きることがありません。


拾った貝殻を砂浜に並べて写真を撮った後、波を被ってしまうという大惨事が起こってしまいました。
しかし無事に全て回収でき、みんな無事でよかったです。



岩場の上ではウが羽を広げて乾かしています。ウの羽は撥水力が弱く、濡れた状態だと飛び立つのが難しいのでこのように羽を乾かしているそうです。



羽を乾かし終えたウの側でアオサギが胸に頭をうずめて昼寝しているようでした。
とても長閑な時間が流れている空間で、その後ろは暖かくて穏やかな海でした。


アオイガイとシャコの幼生

2021-12-14 21:04:55 | 漂着物

今日はアオイガイが2つ漂着していました。大きさは約2cmほどですが、1つは大きく欠けている状態で見つけました。
漂着するまでの間に割れてしまったようです。
自分のビーチコーミングでのジンクスがあるのですが、ルアー、釣り針、釣り糸を海岸で拾うとだいたいアオイガイと出会えるのです。アオイガイ以外の珍しい生き物との出会いの場合もありますが…。


海岸へ行くと砂浜ではカルガモが休憩中のようだったので、邪魔しないように反対方向へ歩き始めました。



すると目に入ってきたのは、昨日も見かけた透明な抜け殻。触ってみると柔らかくて今にも壊れそうな感じです。
ネットで調べたところ1つの論文を見つけたのですが、シャコの幼生であることが分かりました。
論文中にシャコというのは生態がよく分かっていない生き物のようで、既知の成体がどの形の幼生なのかがまだ分かっていないとありました。



更に見つけた細長い透明な魚は深海魚っぽいようです。
内臓と目は透明にはならないようで、その部分がとても目立っています。


大小のタコノマクラ。
小さなタコノマクラは棘がまだ残っているので緑色していて、大きなタコノマクラは棘が全て取れているので白色をしています。


館山湾は荒れ模様。


往復しているいつもの海岸を折り返してきてカルガモ達が休憩していた浜へ戻ってくると、カルガモ達は全て海岸から去っていました。
居なくなった後の砂浜をビーチコーミングしていると、そこにアオイガイが2つありました。
今日もルアーを拾ったので、海からのご褒美かもしれません。



サクラガイと軽石

2021-12-13 20:02:19 | 

サクラガイはピンク色のイメージがあったのですが、手に取って見ると白色、ピンク色、オレンジ色と3種類の色があるようです。そして特に珍しいサクラガイには白地にピンク色の線の入ったシボリザクラというのがあります。
今日のビーチコーミングで見かけたのはオレンジ色とピンク色のサクラガイと白色のはサギガイです。


そして軽石が漂着していました。
少し前から福徳岡ノ場らしき軽石を見かけていたのですが、5mm以下の小さなものが漂着し始めたようです。この軽石はグレーっぽい色をしていて黒い鉱物のようなものが混ざり角ばった形をしています。
南房総では普段から軽石を海岸で見かけるのですが、それは白色やクリーム色をしていて角の取れた丸い形をしています。
この色や形の違いにはどんな理由があるのか気になるところです。


透明な抜け殻。
シャコの幼生に似ている感じもするのですがとても不思議です。


割れていたスカシカシパン。


今日の館山湾からは洲崎が浮かんでいるような蜃気楼が見えました。
それから写真を撮れませんでしたが、この冬初めてのカンムリカイツブリを見ることが出来て、南房総の冬の到来をあらためて感じました。