ちょっとした発想と優しさに 2015-06-29 19:41:20 | えらく心が動いたことシリーズ 先生は立場としては生徒より偉くできている。 しかし、先生だからといって、勝手に能力が上がるわけではない。 生徒に気づかされる。 生徒に励まされる。 生徒に感謝する。 自分にはこのスタンスしか持ち合わせていない。己の不甲斐なさに消えたくなるときもある。 そういうとき、混じり気のない生徒の優しさが身体に染みる。 文字だけが残っている放課後の教室。
キセキの世代って言いたがる病 2015-06-28 17:24:01 | 小説及び小説になりうる原料 キセキの世代って使いたくなるよね? (※某バスケアニメの伝説の6人のことを指す。ずば抜けた能力を持った人が同時にそろった世代のこと。) 私はちょっと、いや、だいぶ夢見がちなところがあるので、そういうフレーズを聞くとものすごいテンションが上がってしまう。 類義語には四天王、○○地区最強、西の○○、東の○○など…。 例 うちの中学校のあの代やばかったよね…。まじキセキの世代だったわ。 例 今年の野菜、めっちゃうまくない?まじキセキの世代だわ。 例 この年のワインめっちゃうまい!まじ(以下略) とにかく特別に素晴らしいと誉められたいという願望がある。 そして、今年は… 芸能人でも出産ラッシュですよねぇ! 自分の周りにも出産の声を多く聞きます。 僕が何を言いたいか、もうおわかりですよね? 今年こそ、この世代こそ、 まさに、キセ(以下略)
駅が通学路 2015-06-26 17:32:22 | 小説及び小説になりうる原料 東京にきて、けっこう驚いたことの一つに電車通勤時に小学生が乗っていることである。地域性や、学校の数などもあるだろうし、良い悪いではなく、単なる違和感なのだが、最近はそれも自然と受け入れられるようになった。 しかし、それは単に慣れであって、興味が薄れたわけではない。小学生はどこへ行くのか?小学生は電車が怖くないのか?小学生は今後どう成長していくのか? それは、自分で選んだ通学路なのだろうか。 興味は耐えない。 しかも、大抵の子は教科書の類のものを読んでいる。また疑問が浮かぶ。それは自分で読もうと思って読んでいるのか…? 自分の通学路といえばアスファルトと獣道だ。そこはときに石蹴りフィールドになり、チャンバラの舞台にもなる。通学路はそれこそ決められており、大人達が見守る。ちょっとだけ遠回りして、迷子になったこともある。 電車も同じか、いや微妙に違う。 大人達は確かに見守っているが、地域の道とは異なり、偶然その車両に居合わせた大人達ということになる。 アスファルトの道は地域の大人達が誘導する道。 電車の中はその日その日の大人達の温かい目で見守られる箱。 その子は地域の子ではないが、大人達はその子を通して、自分なりの思いを投影する。 うちの子も今頃歩いてるかな…。この子の親も心配しているかな…。しっかり目的の駅で降りられるかな…。 かくいう私も思いを投影せずにはいられない。うちの子が生まれたら、どういう子になるかな…。その子を見守る目はいつのまにか温かいまなざしに変わってしまっていた。
息子が生まれる日はどんな日だろうか 2015-06-25 19:14:41 | えらく心が動いたことシリーズ ある日妻が言った。 「私たちの子が生まれる日、私は外の景色が見られないから、パパが覚えておいてね。」 この世に初めて生まれる日。 ママのお腹から出ようと決意した後の日。 初めて外を感じる日。 今までの声の主と対面する日。 外に出たら、どんな感じ? 暑いのかな、明るいかな、暗いかな、雨降ってるかな、眩しいかな、風が顔に当たるかな。 初めて会った人はどう?笑ってるかな、泣いているかな、優しそうかな? この世デビューの日。 多くの人が祝福してくれるのは間違いない。 パパからは、言葉のプレゼント。いつ渡すかはまだ決めてない。 「君が生まれた日はね…」
初めてのおつかい 2015-06-24 18:40:14 | 愛犬「豆之助」の何気ない一言 あの…すいません…(あれ、頼まれたの何だったっけ?) とりあえず、ドッグフード一番おいしいやつをください。この袋に入るだけ!