ねぎ置き場~ひっそり貯えるネタの貯蔵庫~

(自称!)青春系ダンスユニット○~まる~の左。ダンスやったり、表現したがりな三十路が送るブログエンターテイメント

悪あがき三十路ブルース

2016-10-31 22:01:00 | 小説及び小説になりうる原料

いつまでもお馬鹿なことをやれる友達がいて良かった。

仕事・付き合いで埋まりそうな毎日にダンスがあって良かった。

それらのライフ&ワークを懸命に生きている人達から見れば、何をやってるんだと思われるし、
ダンスを本気でやっている人から見れば、なんと中途半端なやり方と思われるかもしれない。

毎日泥臭く生きてます
毎日仕事だけでひいひい生きてます
毎日自分を忘れます
毎日他人に時間を捧げます

だけど
かけがえのないダンスの時間をもらっています

昔と変わらないスタイル
床に裸足に、普段着でないTシャツ
昔と変わらないダンスの相方
昔も笑いながら作ってたっけ

たぶん
これが無かったら生きていないんだと思う
これが無かったら今のスタイルをとっていないと思う
これが無かったら根岸を名乗らないと思う

悪あがき

そう
ずっと続く悪あがき

動きも極めてない
練習もできてない
頭も飽和してる

それでも誇れる
「あきらめないこと」
「続けること」

そんな人生を送れている環境に感謝しています。

「できる」と「やらなきゃ」

2016-10-27 21:25:00 | 小説及び小説になりうる原料
ものごとをやろうとするときに
なんでも「やらなきゃ」のテンションでこなすことはすなわち動かされているのと同じだ。

もともと人間は自分の意志で動いているはずなのに、どうも自ら支配されたがっているようにも見える。

すべてを「やらなきゃ」という前提で過ごしたとしたら、すべてが全自動。それに加えて、「しんどい」「しんどい」と言う。
自ら動かされているのに、やらされているから「しんどい」というのだ。なるほど、そんな思考停止状態の中で、自分は大変なことをやっているからしんどいということにして、行動したことに対しての報酬をあげているのかもしれない。

しかし、僕たちは人間だ。
考えることができる。

義務ではなく動く権利がある。

「やらなきゃ」というのは一番の言い訳であり、考えなくてもいい人生を歩いているだけだ。

自分の夢ってなんだ
なりたい自分ってなんだ
未来、君はどうなりたい

恐らく
「今は本当の自分じゃない」と言い訳している毎日を過ごしていてはわからない

シンプルに
考えることから
感じることから
正直な気持ちに向き合うことから
逃げないことだ

向かうべき方向を見つけたとき
その間の「やらなきゃ」は一瞬でこなし、自分が「できる」ことを全力でやろう。

動かされているじゃなくて動くんだ。

タブー

2016-10-22 00:24:00 | 小説及び小説になりうる原料
タブーってのは実はそこら中に転がっている

実は目にも見えている

だけど、めったに話題にならないのは目に見えていることを「見えている!」とわざわざ言う人が1人もいないからだ。

タブーを言うことは、それまで波風を立てなかった世界に波を起こすことである。
波を起こすことをタブーを犯すという言い方もできるかもしれない。

目に見えている何かを大っぴらにする。
眠っている何かを起こす。

実はそのことは誰にでもできて、誰もが心の中では知っていることなのかもしれない。

タブーを犯す勇気はあるか
タブーを知る度量はあるか
タブーの後の企みはあるか

なにも考えずに開けると
待っているのは終末
 
お前にそれほどの力はあるか
開けないと変わらない 
変わらないのも有りか

いま
どちらでも選べる位置に僕たちは立っている

とあるバンドマンの詩

2016-10-16 07:57:00 | ねぎ詩
※このシリーズは架空の人物を作り、勝手にその人の気持ちを書くという企画ですので、フィクションです。

バンドの集合の時間はとうに過ぎていた
今日は土曜日
メンバーももちろん仕事なんて休みで、一部は久しぶりに御茶ノ水でランチから集まっているらしい
もう買い換えることのなくなった楽器屋の並びを見ながらぶらぶら歩く

そんな仕事から遠いところにいるメンバーを想像しながら

僕は…
僕は仕事場にいた

大学を卒業してストレートで名前の通った大手に合格し、あまり考えずに雰囲気で喜んだ

学生時代にかなり本気で打ち込んだバンド
学生を終えたら終わりにするなんてこともよぎったが、そんなことは本気でやったからこそ味をしめて止めることはできない

いや、音楽はそもそも一生僕についてきて、心を高ぶらせるものだ
止めるという概念がそもそもない

メンバーも最高だ
最高で最低で社会にとってはうっとおしいだろう
このバンドの練習にこぎつけて、久しぶりに会えることが本当に楽しみだった

仕事だけをやるくそ野郎にはなりたくない
仕事を一生続けるつまらない野郎にはなりたくない

だが

僕は土日も働いていた
仕事だけをしていた

せめてもの抗いで通勤電車で聴く過去に没頭した曲たちも、疲れたスーツの群れで埋もれてしまう
頭に入って来ない

いま
メンバーはスタジオに入った頃だろう
スイッチを入れ
スイッチを入れ
場所になじんで
お互いを見るだろう

そこに僕はいない 
アイコンタクトもできない

僕は仕事をしている
くそみたいな仕事をしている 
なりたくなかったくそ野郎になっている

「ごめん、ちょっと遅れる」
とラインをする

メンバーがそのラインを見るのは次の休憩だろうか
それとも
メロディーがすべて終わった頃だろうか

僕がぼんやり印刷機を眺めるとき
僕のメンバーは音楽を奏でる

単調な印刷のリズムじゃない
自分のやりたい音楽を奏でる


紙がつまった
僕の中で何かが切れた

誰かのために走れるなら
大切なもののために走れるなら
僕の人生は意味をもつ

僕のやりたいのは
こんな機械の世話じゃない
僕の奏でたいのは
こんな空虚なメロディーじゃない


僕は会社を飛び出した
何の準備もせずに  

効率悪いけど
電車を使わずに走ってスタジオに向かっている

夕方の街に
印刷機の紙が舞う

スタジオについたら
まずなんて言おう

突然ギターで語るのも悪くないな
後何曲もできないし
とにかくすべてをぶっ飛ばすような

そんな音楽を奏でたいな

記念日いいじゃない

2016-10-11 21:26:00 | 小説及び小説になりうる原料
なんでも記念日にしたがると気だるく言う人がいる
そんなになんでも記念日なんていらないと言う人がいる
記念日って勝手に言い出すなんてどうかしてると言う人がいる

でも、いいじゃない!

毎日誰かの記念日
誰かの記念日の中を毎日生きていく
誰かが誰かを祝っている毎日を生きていく

そう考えると
365日じゃ全然足りない

一年間でそのことをお祝いできるのはその日だけ

だったら
生きている毎年の1日くらいお祝いしたいよね

お祝いったって
毎日クラッカー鳴らしたら
毎日レストラン予約したら
毎日ケーキ注文したら

それはそれは
確かにうっとおしがられる

思ったときが記念日なんだ
祝いたいときが記念日なんだ
忘れていたら思い出したときにお祝いすればいい

初めて自転車に乗れた
初めてテストで100点とる
初めて悔し涙を流す
初めて失恋する

なんだって
そのときの熱い思いは
ものすごいエネルギーを生み出した

毎日誰かの記念日
たぶん今日も誰かの記念日

いや
よくよく考えると
人生生きていくうちに
365日
自分の記念日で埋められるかもしれない

今日は面倒くさいなんて思わないこと

今日が何かを初めて達成できた日になるかもしれない

みなさん、おめでとう
みなさん、ありがとう

毎日がお祝いで溢れている
この星はまだまだ熱い

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