病院にて。9.18

　　

連休明けの病院はすさまじい
採血コーナーは人であふれている

六十人待ち、「うわっ、」
結局一時間待つことになる

ただ 問題はここから...
採血を終えて１階で診察を待っていると

採血したところがチクチクする
「あれ?」見ると、もっこり膨らんでいる

「ヤバイ !}
急いで採血した場所へ

「どうされました。」
「脹れてきて痛むんですけど...。」

「ぅわ..、これは困ったな。」
「どうしよう。」

「えっ。」
僕はかなり不安になった...

「動脈を傷つけた可能性がありますね。」
その人は膨らんだ場所をしばらく押していると

テープを三周くらいグルグル巻いて
「あと、黒くなりますが三週間ぐらいで消えますから...。」


　　「五日目、」

　☆＊＊＊＊☆

診察では体調が悪いので
抗がん剤治療は一ヶ月様子見..

血液に細菌が入って
突然39.9℃の高熱が三回

救急車で運ばれて
21日も入院していました

この日やっと入院費の20万円を支払ったら.
これ、

「ほんと、ついてないねぇ。」
LINEで返信が着た

　

あの時君は若かった。<2011.1～3>

人の年齢にすると
30代、くらいかな..

見た目、
よくわかりませんが...



雪の日は
自動車のタイヤの跡が

ロッキーロード
でも、車が来たらどうすんの...?

　☆＊＊＊＊☆



「変な奴がいて
いけないよ。」

「大丈夫だよ。
襲ってはこないから...。」



下水道工事の終わった道を
チェックして歩くロッキー

それにしてもうるさかったね
家が揺れていたもの..



ロッキーの長い足?
でも走ると僕よりも早い..

「さすがは犬だな...。」と
思いました


　「たいしたこと、ないさ。」

あの日のロッキー、<2015年3～6月>

2015年、この年の11月
ロッキーは亡くなって

突然寒くなったのを
覚えています



あれから三度目の
冬がまたやってきます

今年の冬は寒いのかな..
土蔵で冬を越さないといけないんです



　☆＊＊＊＊☆

風が笑ってる
木陰に逃げ込む僕と

夏の日差しの中を
平気で歩くロッキー



夏の焼けたアスファルトは
やけどするくらい熱くて

待てないロッキーは
「あっちーよ。」



僕は空の雲ばかり見ていて
ロッキーは地面ばかり見ていたけど

でもお金を見つけるのは
いつも僕なんです



幸せは見つからなかったけど
今考えると

あの日々が幸せだったのかな
たぶん、そうでしょう...ね、ロッキー

Hスタジオ破裂事件。

写真館を
営業でまわっていたある日

Hスタジオさんへ行くと
お客さんがいて

証明写真を撮影中
「ちょっと待ってて。」

「はーい。」
イスに腰を下ろして待っていると突然、



「バーン!!」
何かが破裂したような、ものすごい音!

スタジオから煙がモクモク...
コイルが焼けたようなすごいにおい...

「大丈夫ですか..?」
僕がスタジオを覗き込むと

Hさんは青白い顔で
笑った

　　☆＊＊＊＊☆

ある日Hさんのスタジオへ行くと
乾電池をしきりに充電していた

「充電電池ですか?」
「普通の電池さ。」

「そんなの充電して大丈夫なんですか?」
「大丈夫さ..、」

これは言いことを聞いたと
僕は思った、

「バーン!!」
だが、大丈夫ではなかった



乾電池は
すさまじい音で破裂した

Hさんはイスにかけたまま
キョトンとしていた

僕はおかしくて肩を揺らしたが
笑えなかった

　☆＊＊＊＊☆

会社で所長が足元が寒いと言って
経費で買って使っていたファンヒーター

一年で壊れて
使えなくなった

所長は東京へ転勤...
Hさんに話をすると

「なおして使うから持って来い。」
それから一週間、、

「えっ、もう、なおったんですか?}
「こんなものなおすの分けないよ。」

「へぇ、すっごい腕ですね、。」
Hさんと笑いながら話していると、



「バーン!!」
ファンヒーターが煙をはいた

あの日のロッキー、<2015年1～3月>

2015年11月に
ロッキーは亡くなりました

人なら72才くらい
だったのでしょうか...



その10ヶ月前、
まだ元気な..ロッキー

とは言っても
階段から落っこちるようになって



散歩も
近道をしたり、ダッコしたり

オシッコの時も
足が高く上がらなくなりました



僕もちょうど
今、同じくらいの年

階段を登るのがとても苦労..
オシッコも足が上げません



よく散歩に行った桜並木
桜は今年も

綺麗に咲いたのでしょうか
僕は入院していました...

遊びにくる奴ら。

部屋にカギが無いので
ホームセンターへ買いに行くと...

入り口に綺麗な花が並んでいる、
そこで「パシャ」「パシャ、」



カエル事件の後、
昨夜は鈴虫の黒くない茶色い奴が..

僕の寝る布団の上で
「ネェ、遊ぼうよ。」



涼しくなって蚊も
毎日やってくる

困ったな、病院で
血を採られ、蚊にとられ



カギを買って
綺麗な花を

一つだけ買って
帰ってきました



部屋の入り口にはまた
遊びに来ている奴がいる

蛾かな?
でも綺麗だな



198円で買った花
チッピーも

気に入って
くれたかな...?

「びっくり!!」の巻。

土蔵の僕の部屋
昨夜は妙な物音..

ネズミでもいるのかな
それにしても変だな..

水道の水漏れをなおして
部屋に戻ると

部屋へ入ったところに
見つけない生物、

「ギャ、ヘビか...」
ヘビではなかった

でかいカエル..15ｃｍはある
「うわっ、どうしよう..。」

何とか頑張って
ビニールの袋で捕まえた

「気持ちわりい.」
土蔵の横の草むらへ逃がしてやると

しばらく僕を見てから
「ピョン、ピョン。」逃げていった

「何で部屋へ入ってきたんだろう..
ロッキーの生まれ変わりかな」

　☆＊＊＊☆



11時、またびんぐしの里公園へ
ぶらぶら散歩

着いたらすぐに
噴水の水が噴出した

なんてタイミングが
いいんだろう



赤い実を食べてみた
「あまい。」

画像を写しながら歩いていると
目が回ってきた

ここで死んだら
景色もいいし、

悪くは無いけど
でも　何とか帰ろうかな...

雨の月曜日。

暇なので
買い物に出かけて

ぷらり自動車屋さんへよると
「この車、車検が切れてますよ。」

代車を出してもらい
家に戻ると車屋さんから電話..

「車に財布がありました。」
「取りに来てください。」

　☆＊＊＊＊☆

懐かしい思い出
幸せだったあの頃..

みんな捨てて
しまおうと思った日、

夏の終わり。

「ブーン...」
嫌な音で蚊に起こされた夜

11時半、
網のラケットみたいなのを

でたらめに振り回していると
見事に命中、

「これで眠れる」
と、思ったら

「ザーっ」
すごい雨が降ってきた



　☆＊＊＊＊☆

また大相撲が始まる
とても楽しみ

今年も後二場所
一年なんてすぐに過ぎる

大切にしたい
残された時を...

びんぐしの里公園にて。9/8

午後４時、
ぶらり散歩にでかけた

土曜日だけど
人はあまりいない



医者から
「歩かないと歩けなくなりますよ」

そう言われても
21日間、ほとんど寝ていましたから..



ヨチヨチ、フラフラ
「あれ、何だろうこの赤い実は....。」

噴水に腰掛けて
画像をチェックしていたら


　
「ザーッ!!」
水が勢いよく噴出した...

僕の小さな旅。

ホームセンターのペットコーナー
ここで以前、ロッキーを

抱いてきてくれた女の人を見て
それからずっと



いつか渡そうとロッキーの写真をずっと
持っているのです

今日こそ会えるかな?
プラプラ、プラプラ....



でも 今日も会えなくて
大股開きの16万円もする犬を見て

帰ってきた僕でした
あの人はロッキーのこと覚えているかな...?

振り帰ればだれもいない。

父も母もみんな元気で
一番いいときは気づかないもの

昼は目いっぱい走り回って
夜はアルバイト

親しい友達から
電話が着ても

話す時間さえ
惜しんでいた

その友達も若くして亡くなり
今はならない電話



　☆＊＊＊＊☆

季節が変わって行く
入退院を繰り返す孤独の中で

人の温かさに気づく
大切にしたい人の優しさ

また 雨が降ってきた
想い出をぬらしてい<

寒い季節がやってくる。

今日は朝九時半に
ホームセンターへ行って

部屋のビニールシートの
隙間を貼るテープを買ってきた



この部屋は前に住んでいた部屋よりも
４℃は低いから

朝、凍っていたら
どうしよう



帰り道、綺麗な花が
咲いていたので

車を止めて
「パシャッ。」



ここはロッキーと
朝散歩で毎日通った場所

ロッキーは
花には興味がなかったな

ぶらり孤独と散歩道。

千曲川の土手を走っていると
泥水かいっぱい流れてくる

佐久に大量の雨が降ったのかな
この辺はたいしたことはなかったけど



トンボが忙しく飛んでいる
秋なんだな日差しは夏だけど

昨日退院して僕の孤独も
一緒に退院しちゃったみたい



朝から心が不安定
なので　あちこちをぶらぶら

お店を六軒、
フラフラ、フラフラ



明日はどこへ行こう
やっと歩いているのに

ロッキーと歩いた散歩道
やっぱり胸が「キュン。」



　　

台風がやってきた。

8月14日、救急車で入院
本日何とか退院することが出来ましたが

午後４時強い風
家が飛ばされないか心配しています

　☆＊＊＊＊☆

21日間の長い入院
途中から個室へ移り

いただいた請求書は
355000円、「嘘でしょ...」



部屋から見える夜景
西の廊下の突き当りには夕陽

点滴ガラガラやって
僕はどこへでも行くのです



　☆＊＊＊＊☆

ある夜、東側の廊下の突きあたりが
やたら明るい?

行ってみると
いつも止まっていない場所に

車がいっぱい
看護婦さんに聞いてみると

B'z全国ツアー2018 長野ビッグハットコンサートですって
人気があるんですね



翌日同じ場所を
見に行ってみると

昨日のことが嘘のよう
寂しいな、あのたくさんの車はどこへ行ったの