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北方領、33平方キロ縮んでた…侵食?誤差?

2015-03-10 10:36:05 | 社会

 北方領、33平方キロ縮んでた…侵食?誤差?


 北方領土の面積が、これまで日本政府が把握していた数値よりも実際には約33平方キロ・メートル小さかったことが、国土地理院の調査で明らかになった。


  札幌ドーム約600個分に当たる。北方領土は戦後、旧ソ連、ロシアが不法占拠を続けており、日本側は現地で調査をできていないが、今回、同院が人工衛星の画像データを解析するなどした結果、正確な面積が判明した。


  同院では毎年、日本の国土の面積を公表しているが、これまで北方領土については、同院の前身である旧陸軍参謀本部陸地測量部が1922年に作製した、縮尺5万分の1の地形図を基に計算していた。しかし、2006年に打ち上げられた地球観測衛星「だいち」から詳細な画像データが得られるようになり、北方領土でも詳しい地形などの調査が可能になった。14年には、4島で2万5千分の1の新たな地形図が完成。それに伴い、面積の計測作業も進められた。新たに算出された北方領土の総面積は5003・05平方キロ・メートル。これまでより33・09平方キロ・メートル小さく、すべての島で縮小となった。


  北海道立総合研究機構環境・地質研究本部によると、面積が縮小となった原因は▽もともとあった誤差が修正された▽波による海岸の浸食――の可能性が高いという。同本部の広瀬亘主査は「昔の測量技術と現在では精度もかなり違ってくる。今後は大きな変動はないだろう」と話している。



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