naka BLOG

私風徒然草

浅草にて

2008-08-12 21:04:58 | Journal
夏期休暇でのんびりしている。日ごろの疲れが多少たまっているみたいで、昼寝などをして過ごしている。

きょうは、ぶらりと浅草へ出かけてきた。秋葉原からつくばエキスプレスに乗り換えて浅草まで。エキスプレスで浅草まで、というと、なんだかミスマッチな感じ。

お目当ては演芸ホール。この世の憂さをはらさんがため(笑)、楽しんできた。昼夜入れ替えなしだそうだが、昼公演だけで座り疲れてしまった。10:30から16:30まで、6時間。新幹線に乗れば、広島くらいまでは行ける…。

老若男女問わず、けっこう若い人も来ていた。「ちりとてちん」とか、寄席ブームが続いているのかな。涼しげに着物を着こなしている女性がいて、あれは、否、あのおかたはいったい何者だったのだろう。

芸人さんにも女性が多いように思った。粋曲、三味線漫談、漫才、マジックなどがあるせいもあるが、落語家にも何人もいらっしゃる。女性落語家は全国で20名くらいだそうで、本日は、ぼたんさん、右團治さん、歌る多さん。

大喜利の「納涼住吉踊り」が圧巻。金馬さんによると、大喜利とは、出演者による観客へのサービス/余興だそうである。最後の最後におこなうから、大キリ(ピンキリのキリ)で、コンサートのアンコールに相当するもの。この語を広めたのは「笑点」で、さすが長寿・人気番組だね。

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その後、合羽橋のほうへ5分ほど歩いて、蕎麦を食べた。手打ちの店で、おいしかった。わらびもちも絶品であった。きなこと黒蜜がグ~ッ、である。

「儲かりまっか(なぜか大阪弁。さんざん江戸弁を聞いてきたばかりなのに)」と大将に尋ねたら、あまり儲からない、とおっしゃってた。人手で打つ分、手間もかかるし、それほど作り置きはできないわけで、なるほどと思ったが、他に儲けのタネがないものかと、考えてしまった。

それは天ぷらではないか、いや、お酒かもしれない。いずれにせよ、リスクもあるわけで、今度、別の店に行ったら、観察してみようと思った。密かな楽しみである。