質問者:ハイル禅師 徳を積むと現世で幸せになる
のでしょうか?
私:四字熟語で「積善余慶」という言葉がありますが
徳を積む人は良い心の習慣が身に付く意味からも
幸福が倍化すると言われる所以であります
つまり徳を積もうとする人は大きな罪を犯しにくく成る為
悪いカルマに巻き込まれる災厄が来なくなるからです
さらに徳を積みつづける人には神仏が利子を付けて
その数倍の余慶を付与してくれる意味もある
例えば古代中国でも七代かけて家系が徳を積み続けると
七代後の子孫には皇帝などの偉人が生まれると言う考え
がありますが日本にも似た解釈があります
現実では先祖代々が徳ばかり積み続けるのは至難であり
余程先祖達が心を強く持って浮気・不倫・酒池肉林などを
絶対にやらない誓いでもない限り途中で途絶えるからである
ただ先祖が三代続けて徳を積むような家系には
相応の徳の有る子孫が生誕しやすい傾向はある
実際その最初の三代続けてが非常に困難なのだが
徳を積むと霊的債務の小難化や霊的貯金になる為
劫の重さにも因りますが初年や中年から徳を積み続けると
晩年に開運する人もいる
また徳の効果は劫が重くて現世で実感出来ない人でも
死後の霊界生活や来世の自分にも余慶が行き渡る為
一切掛け捨てはありません