質問者：ハイル禅師 自分が死にたいタイミングで
寿命になるのには徳分が必要なのでしょうか？
私：基本的には寿命が延びて現世に留まるには徳分が
必要ですが中には重病で苦しい状態のまま生き長らえる
人など特殊事情がある場合は寿命がなかなか来ないことで
逆に徳がないと言える訳で現状が不本意ならば劫祓いだけ
の人生と言えるでしょう
つまりなかなか思い通りに死ねないのは劫が重いからだが
徳が無いから仕方なく生きながらえる人もいる
徳分とは人に幸福感を齎すからである
要するに徳がある人は瀬戸内寂静さんのように
タイミングよく寿命になります
瀬戸内さんは生前に１００歳まで生き延びるのが
恥ずかしいと口癖のように言われていたが
９９歳で自然死されたので願いが叶っている
人は健康寿命が長くないと意味がない訳だが
生きている間に徳を積んでいると楽に寿命になったり
タイミングよく他界出来る様になります
また健康体でも８５歳の御婆さんが月に６万円の年金で
生活して３９円の納豆を買うのにも躊躇するような生活も
徳を感じられません
徳を積んで寿命を長くするのは天の法則に適っていますが
自分自身が幸福感を感じるようにさらに善徳を積みながら
神仏に祈願する事も大切なのであります