質問者：ハイル禅師 ローマ帝国はなぜキリスト教を国教に
据えたのでしょうか？
私：ローマ帝国は元々多神教で宗教には寛容でしたが
キリスト教に関しては統治に当たって邪魔になった為
徹底的に弾圧していく政策をとっていました
またカトリック教会がユダヤ教会に似てきたのも
キリストの人格神の影響を剥ぎ落す事により
為政者の権威主義の邪魔にならない様にする為でした
つまりローマ帝国は当初キリスト教徒を弾圧して
虎の餌にもしていたがキリスト教徒たちは
ユダヤ人やローマ人から絶えず迫害されようとも
決して挫けず身の危険を顧みずにイエスの愛の信奉者と
なって固く結束しながら逆に増えていきました
弾圧や迫害を続けても信徒が増えていくのを観て
「敵を倒せないなら取り込んでしまえ」
という逆転の発想による戦略に切り替えたのです
全ローマ帝国をキリスト教に改宗すると公言した
コンスタンティヌス皇帝も熱心な信者という形にして
彼以降のローマ帝国では強制的にキリスト教徒にさせる事で
逆にイエスの隣人愛を台無しにして形骸化させました
キリスト教を飲み込む事で都合よく教義を独自に変容させ
帝国の支配者及び教会権力者の地位や権威を高める事に
大きく寄与したのである