ハイル禅師語録

ハイル禅師語録で奇跡の開運

昔の色街に有った遊郭の遊女の実態

2023年02月20日 | 教え

質問者:ハイル禅師 昔の色街に有った遊郭の遊女などは
巷で言われているほど悲惨な境遇ではなかった説が出て
いますが 本当はどうだったのでしょうか?

私:江戸幕府が公認していた遊郭は三か所あり
「大阪新町」「京都島原」「江戸吉原」になります

遊女にも階級があって稼ぎが多く常連客の手綱を掴み
人気が出てきた者は「花魁」に昇格して芸事や読み書きの
訓練なども受けてさらなる能力を身に着けていきました

また花魁には二人の禿(かむろ)がいて
彼女らに次世代教育を行いますが
花魁は28歳ほどで御祓い箱になる為 
新しい花魁になる種蒔きをやるのです

花魁の地位にもなると途中で金持ちに身受けされる可能性
が高く気配りと学問もあるので相手次第では一生涯安定した
生活が望めました

一般的に遊女たちは午前10時に起きて朝風呂に入り
食事は1日2回が基本で一応白米・味噌汁・漬物が食べられる

近年の通説では粗末な食事だと痩せすぎて客に嫌われるから
まともな食事が与えられたと言われています

だが真実は食事抜きも多く仕出し(外注)が出来る花魁以外は
餓死者も出ており救霊でも自分を売り飛ばした親や
元締めを恨んで出てくるので悲惨だった遊女が多い為
やはり現実はかなり厳しかったようである