車イスで富士山‼️

76歳要介護5、車イスの父の冒険。
現在、施設入居中。

搬送

2024-02-05 12:00:00 | その他
まさかの雪予報の日
父は板橋区の老健から青梅市の特養へ
民間搬送車で移動しました。

妊娠中の長女も
ギリギリで間に合い
一緒に車へ乗り込み
2時間の車中はずっと
3人でお喋りして
とても楽しい時間でしたが
着く頃には雪が…

さすがは青梅。
どんどん降って来て
これは大変なことになると思いつつも
手続きや父の様子見に時間が掛かり
本当に帰宅可能な電車
ギリギリのラインでした。

父が期待し過ぎていたので
・どこも職員は人間なので変わらない
・特養なのでやれることが限られている
・往復4時間掛かるので直ぐに駆けつけられない

と、何度も伝えて理解して貰いましたが
最初からフル回転で自分の要望を言っていて
これは職員さんも大変だわ…と
先が思いやられました。

体位変換クッションが嫌とか我儘言ったので
すかさず持参したベイマックス(笑)を出したら
静かになったのが面白くて
やっぱりディズニーチャンネルを見せてあげたいです。

お昼を食べるところを見たくて
そしてどんな食事介助なのかも気になり
普通は家族が食べさせるべきなのはわかっていつつも
ちょっと職員さんにしてもらって
嫌な家族に思われたかも知れません。

それでも全量完食して
管理栄養士さんも喜んでくださいました。
ここが手作りの食事で良かったです。

雪が積もってきて
早く帰りたいのに
父にあの手この手で引き留められ
娘と2人で困ってしまいました。
何度痰を取ったか…

最後は「また来るね」と言って
後ろ髪を引かれる思いで
部屋を後にしました。

都内大雪の日
私たち家族にとっても
忘れられない日になりました。




入居手続き

2024-01-25 14:00:00 | その他
とうとう
青梅の施設に父の入居手続きをしました。

年が明けて
入居者全員の家族の承諾のもと
面会も外出もフリーになったので
今までよりは
直接触れ合える時間も作れるのと
外泊も出来るので
割合と自由度が高い施設で
父と過ごす時間がもてます。

それでも
電車でも車でも片道2時間かかるので
最後まで悩みましたが
最終的には父が毎日を
今より少しでも楽しく快適に過ごせることを
優先させました。

私の知る限りでは
1番ベストな施設ですし
私も月1〜2回の訪問ネイルだったのを
週1回の父との面会に増やせそうなので
決断しました。

これからは週1回はべったりと
父に張り付いて過ごそうと思います。

知り合いの東大の先生が開発された
生酵素カプセルを父に試したり
今年のうちには豪華客船で
父を旅行に連れて行くという
新たな目標もできたので
少しずつ、また頑張ります。

手だけでも動かせるようになれば
父が自分で食事もできるので。

とりあえずは
父が好きな洋服が着られるところで
良かったです。

移動の日は直ぐに決まり
2/5になりました。

ちょっと支度をしなければ…

マウイチャリティーフェス

2023-11-27 11:20:00 | その他
11/23〜27と
マウイチャリティーフェスが開催され
私のサロン(板橋区蓮根ととのうサロン)が
東京会場として使われている。

後のばしにしていた
スタジオ作成も徹夜で頑張って
何とか形にできた。

気持ちがすっきりしたので
父に報告しようと
面会に行った。

父はチラシをきちんと見て
「凄いじゃない❗️」と言ってくれた。
何枚か配りたいから欲しい、とまで。

少しは親孝行できたのかな。

とにかく、今日は最終日。

お近くの方はぜひお越し下さい。

生きること、死ぬこと

2023-11-20 11:46:00 | その他
やっと書く気になれました。
ここに辿り着くまで、長かった。

なんでまた、めちゃくちゃ忙しい今
こんな話になるかというと
少し前にお誘いを受けて試写会に行ったのです。

その映画の題名は「invincible-ete~不屈の夏」
フランスのALS患者さんのドキュメンタリー。
実際にオリヴィエさんが来日され
舞台挨拶もされました。

なんの気なしに観たこの映画
それで一気に目が醒めました。

出てくる人皆、今を生きてるんです。
そして、それを支えてる周りの人たち…
簡単には言えないけど
私にはその人たちも輝いて見えました。

頭がしっかりしたまま
身体が動かなくなるのは不幸、と
ずっと父のことを不憫だと思ってたのが
思考ができることは幸運なこと、と
この映画に教わりました。

そして、人は思考により生きることができる。
身体は動かなくても思考は不滅だし
人間らしく生活する権利がある、って
父ももっともっと毎日を素敵に生きるべきで
そのためにできる限りのことをしたいと
私が今したい、するべきことはそれだと
やっと気付くことができました。

ううん、本当はずっとわかってたのに
答えを出すのに1年以上掛かってしまった…

やっぱり私、後悔したくない。
大好きな父に死んだように過ごして欲しくない。
生きているんだから。
思考があるなら、それを重んじたい。

年内で一旦お休みして
年が明けたら、父のために全てを使おうと思います。

本当に長いこと待たせてしまったけど
1年前の私よりきっと
少しは変わって強くなってるはず。

と、いうことで
凄く場違いな時期に
やることもいっぱいなのに
自分の頭の整理として
決意表明させていただきました。

読んでいただき、ありがとうございます。

特養

2023-09-20 00:00:00 | その他
スケッターという媒体で
たまーに有償ボランティアをしていた
東京都羽村市にある特別養護老人ホーム。

先月、連絡をいただいて
施設内に付設したコミュニティスペースで
来所する在宅のお年寄り向けに
ネイルをして欲しいとご希望があり
遠いのでちょっと考えていたら

これまた
たまたま知り合ったネイリストの方が
そういった活動をしたいと手を挙げて下さり
2人で活動することにしました。

初日は台風上陸の日だったので
一応中止ということにして
私1人で様子見に行ったのですが

予約して待たれてる方もいて
次々と希望者が増え
3時間ちょっとで7人も施術。
お年寄り相手なので最大時間は30分にして
凄く早い回転率です。

何度も休まないで大丈夫ですか、と
聞いて下さったのですが、そこは全然大丈夫。

終了後、手作りの美味しいご飯をいただきました。
それから沢山の折紙で作ったくす玉なども。
わざわざ家に一度帰って
何年も置いてあったというネイル道具を
箱ごと持って来て下さった方もいて
見るとなんと2011年製。笑

検定3級の証明証などもあり
これは取っておいた方が…と言ってみたら
持ち主(たぶん娘さんかな)は
もうどこにいるかもわからないからいいの、と…
少しせつなかったですが
ならばと快く引き取りました。

行き場のないモノたちの
引き取り手になれただけでも光栄です。

そして、この特養。
職員も皆自由にネイルしているのです。
なんて素敵な施設でしょ。
1階には生け簀を作って
寄付された鯉が悠々と泳いでいるんです。
それから、広いベランダがあって
車イスでも外の空気を吸うことが出来ます。

元々、良いと思っていたこの施設。
今回ご連絡をいただいたのも何かのご縁と思って
施設長(なぜかアロハ)に
父を入居させたいと相談しました。

とりあえず申請して
空きを待ちます。

少しだけホッとしたのも束の間
父のいる老健から連絡があり
最近、周りを怒鳴るので困っているとのこと…

そんな性格の父ではないのに
やはり施設に行くと決めてから
何かしら葛藤があるんだなぁ…

と、そればかりは仕方ないので
よくよく言い聞かせなければ。

父の気持ちを慮ると
結構辛くなるので
それもビジネスライクで
水に流そうと思います。

ここに直ぐに書けば良かったのに
遊びに来た娘につい言ってしまって
娘にも辛い思いをさせてしまった。
反省です。

歳を経てもせつないことばかり
そんな世の中は嫌なので
せめて私の周りの人たちには
楽しく毎日を過ごしてもらいたいです。

私も私の浄化作業を自らやっていかないと。