車イスで富士山‼️

76歳要介護5、車イスの父の冒険。
現在、施設入居中。

ショートステイ輪

2022-05-12 23:55:00 | 体験リポート
スケッターでお話する機会のあった、秋田の施設。

施設長の阿波野さんが素晴らしい。
私と同世代で、お子さん2人も介護職に就いている。
それって、楽しく仕事をしている姿を見せてきたからだよね。

介護する側、スタッフに対してめちゃめちゃ優しく
周りの人皆が幸せになることを考えている人。

技能実習生を多く受け入れているのも頷ける。
その実習生たちの日本語ブラッシュアップと
職員の人たちへのカウンセリングを
オンラインでできると気付かせてくれた。
なるほど、その手があったか。

引き出し力があって話をしやすい、と
過分な評価をいただいた。
自己肯定感が落ちていただけに、嬉しい。

仕事の依頼がありますように。

サイゼリヤ

2022-04-09 23:00:00 | 体験リポート
うららかな春の陽ざしなので
近くのダイエーの中に移転したサイゼリヤに
初めて行ってみた。

父がスパゲッティを食べたいと言ったからだ。

どのくらいぶりのダイエーだろう。
父は歩けなくなってから行ってないので
3〜4年ぶりかなぁ。

途中でご近所の娘たちのピアノの先生に出くわし
これまたお久し振りの、世間話をする。
お天気だからか、気分も爽快だ。

私もサイゼリヤの中に入るのは初めてで
車イスの席がわからなかったので、聞いたら
「1番奥の席でもよろしいですか」と、案内された。

隣の席には、寝ている年配のご夫婦。
「あちゃ〜皆が嫌がる席に追いやられたか…」
と思ったが、そんなことはもう気にもならないので
普通に500円ランチをオーダーする。

スープとドリンクバーはめちゃ遠くて、何度も往復し
持参した使い捨てエプロンを父に装着し、テーブルセッティングする。
上手く自分で食べることができないから、補助が必要だ。

父は初志貫徹し、スパゲッティを注文したので
食べにくいことこの上ない。
それでも何とかフォークを使い(補助あり)、食べていたら
隣から「凄い食欲ねぇ〜」と、声が。

隣の女性が私たちが隣に座ってからこちらを気にして
ずっと様子をうかがっていたのは感じていたが
あえて相手をしないように無視をしていた。
しかし、この発言は我慢ならない。

「こう見えても頭はしっかりしてるんですよ」と、つい余計な応戦をする。
(あんたらだって、いつこうなるかわからないんだから、可哀想と言ってると痛い目に合うよ)
と、伝わるといい。

車イスだから、動けないから、って
最初から色眼鏡で見られるのは差別的だ。
まあ私も、ご夫婦が生活困窮者だなと最初から色眼鏡だったけど。

「急にどうしたの?凄い食欲あるのねぇ〜」
「見ていて感動して涙がでちゃった」
「なんだか元気が出てくるわ」
もう、ここまで言われるとなす術もない。

「普通ですよ、いつもこうです」と、数回言った。
父の我慢も限界に達しそうだ。
はっきり言ってやろうかなと思ったが、エネルギーの無駄。

そのうち、話は身の上話になり
昭和19年生まれで広島女学院出身で原爆にあい
英語と音楽を専攻されているとわかった。
ちょっと、原爆って…歳の計算がおかしい。
何度も同じ話を繰り返され、ろくな会話にならない。
話半分で流していたら、急にイタリア語で歌われて
そこは、ああ本当に歌の勉強をされた方なんだとわかった。

反対にこちらが、がぜん女性が心配になる。
全く自覚されていないんだろうなぁ。
ケアしてくれるご家族はいらっしゃらないのか。

一緒にいた方はご主人ではなく、彼氏だそうで
東京音大を出たかなり歳下の声楽家らしい。
ホントかどうかわからないけど、せめて優しく見守ってあげてほしい。

珈琲まで飲んで、私の時間が無くなってきたので
そそくさとその場を立ち去ってきたけど
別れ際に、「いつもここにいるからまた来てね」と
父に握手を求めてきた。
きっと寂しいんだろうなぁ。

父も途中からは憤ることもなく
「施設に行くと皆あんなだよ。同じ話ばかりするのは認知症の特徴」
「きっとあの人は原爆2世なんだろうね」
「歌はホントに上手だった」
と、帰路で言っていた。

まさかサイゼリヤで
こんなに濃い体験をするとは思ってなかったが
行けばあの女性に会えると思うと
少し楽しみでもある。

月に1度くらいは行ってもいいかな。




ドアストッパー

2022-03-26 23:55:00 | 体験リポート
新たなショート施設は良かったんだけど
お迎えに来たドライバーさんが
玄関のドアストッパーを壊したので困った。

すみませんと言う相手に
父は「マグネットだから大丈夫」と言ったが
マグネットでついている訳ないじゃん。
そんなだったらとっくに外れてるわ。

結局、弁償もなく接着剤すら貰えず
わざわざ強力接着剤を買いに行って
自力でつけましたが💢

瞬間強力接着剤でも直ぐにはつかず
足で暫く(15分程)おさえる始末…

なんでしょ、コレ。
せめて他人の家では物を大切に扱って欲しい。

新たなショートステイ先

2022-03-23 13:42:00 | 体験リポート
そこは以前、病院だった建物で
昔、父も足を骨折して入院していたことがある場所。

親しみも深く、何よりショート専門施設なのがいい。
契約に来た職員(ディズニーマニア)の丁寧さを見れば
大体の施設の方針や雰囲気は察しがつく。

お迎えも何と20分前にやって来た。
いや、まだ支度してないし💦
第一、薬局に薬を取りに行かねば持ってく薬がない。
と、若干焦ったが、何とか送り出した。

娘の誕生日があり、みなとみらいへ行く予定がある。
大学でつまずいていて、その心配事も解決しなければ。
3連休に預けることが出来て、本当に助かる。

少しお高目の料金だからか
職員への教育も行き届いていて、安心出来る施設だ。
父からの報告もすこぶる機嫌がいい。
まあ、高校野球が始まって楽しみが出来たからなのもあるが。

食事は美味しいし、排泄介助も申し分なくしてもらえて
何より車イス入浴のマシーンが気に入った様子だ。
浴用車イスに乗り、お湯や泡が出て来るアレだ。
凄い最新の機械だよ❗️と、興奮気味なLINEが来たけど
それ、前からあるよ。笑

でもまあ、色んな体験をして
色んな人たちと触れ合って
日々に潤いがある生活を過ごせるのが
父と私の希望なので
今回のショートステイ施設は◎だ。

娘の心配事は、知らぬ間にパートナーによって解決されていた。
そちらも、なかなか頼れる男で安心だ。

あとひとつ、もう1人の娘の問題が佳境だが…
そればかりは介入出来ないので、娘の力を信じて待つのみ。
全ては天からの力でなるようになる。
人事を尽くして天命を待つ。
この仏教の教えが役に立つといいが。

そして私は、全く休めないまま
周りで起きる事件に振り回される人生だが
それもまたきっと、いい人生なんだろう。

死ぬ直前に、素晴らしい人生だったと
回想出来ることが、私のささやかな希望だ。

ショートお迎え

2022-03-06 08:00:00 | 体験リポート
ショートステイに車で迎えに向かう。

途中、数回父から着信があったが
催促の電話かと思い、運転中なので出ず。
すると、LINEに「着いた」との表示。

は?!どこに着いた?
まさか、家に?

驚く私を尻目に、ケアマネからも
「ドライバーさんが自宅前で待ってます」と来た。

いやいや、私も施設前で待ってますが。
マジでありえない。
17時半に迎えに行き、車からベッドに寝かせて
18〜19時には初往診の予定なんだけど。

あれだけ帰りは迎えに行くと言うたやん。
何この連絡ミス。
いい加減な施設だなぁ。

車で約10〜15分。
なのにカッカして連絡しながらなので道を間違え
大きなバイパスなので橋を渡り他県に突入し
凄ーく遠回りになり
帰宅するのにさらに時間が掛かった。

ドライバーさんには全く非はないので
文句を言うどころかお気の毒だったが
迎えの時も帰宅日を1週間以上間違えていて
指摘したら問合せていたっけ。

それに、相談員さんからも連絡来た時
帰宅日が不確定の状態で電話して来たから
「はっきりしてから連絡して下さい」と言ってやった。
こっちもそんな無駄話に付き合う時間なんてない。

そこから考えると、随分といい加減な対応の施設だ。
特養なんてそんなもんだろう。

とにかく人手不足で
日中、父がトイレに行きたくても呼んでも誰もいず
間に合わずに結局オムツにしていたとのこと。

入居申請したくないのも仕方ない。
今回は諦めよう。

と、思っていたのだが
早速翌朝の忙しい時に尿をかなり漏らされて
布団まで交換となったので
あーやっぱりもう無理!と直ぐに思った。笑

ま、ぼちぼち見学してまわろう。

写真は、タリーズのラザニア。
美味しくてびっくり。