武の道へのこころざし

大道塾の横須賀・湘南支部の責任者が、日々の活動に関する出来事や想いを綴っていきます。

稽古再開のお知らせ

2021年09月25日 | お知らせ
長く道場の活動をお休みしておりましたが、今月末より、横須賀支部も活動開始が見込める状況になりました。


今月、9月28日の火曜日のクラスから順次、横須賀支部の稽古を再開します。

湘南支部は既に稽古を再開しています。



昨年、2020年の初旬から世間を騒がせていた新型コロナウィルスの感染拡大と、それに伴う政府の緊急事態宣言や蔓延防止条例などの発令により、日本国内のみならず、世界中に大きな影響を与えた今回の騒動の中、皆様はどのように過ごされていましたか?

社会人の方であれば仕事に、学生であれば学業や学園生活に、また家庭で過ごされる方々にとっても、非常に厳しく難しい時期を過ごされている方も多くおられたことと思います。

良くも悪くも、人と人との距離を保たねばならなくなる今回の感染症対策の影響は、多くの人の心にも多大な影響を与える、非常に大きな出来事であったと思います。



人は日常とは異なる大きな出来事に遭遇した時、その内容が自分にとって厳しければ厳しいほど、自己の真の力量が試されることになります。


出来ないことがある、ということを嘆くのか、それとも出来ることを見つけて、また今しかできないことを見つけて力を注いでいくのか、

時間を持て余して、無為に時を過ごすのか、それとも自分なりに目標を持ち、為すべきことに注力して過ごしてくのか、、

物事を悲観的にとらえ、将来に希望を持たずに悶々とした時を過ごすのか、それとも前向きな気持ちで将来を見据え、目標をもって物事を判断し、目の前の物事に対処していくのか、、、


無為に、今現在持てる体と感覚だけで、その出来事にただただ反応していくだけでは、人間としてはさみしいもの。


人には、学び成長しうる考え方というものがあるはずです。



その昔の日本の話では、島流しに合った人物がその数年間を書物から実に多くのことを学び、島に住む人々をも感化させ、尊敬と信頼を一手に集めるほどの影響を与える人物がいたかと思えば、ヨーロッパのナチスドイツの下で、アウシュビッツ強制収容所に収容された後、死ぬことがほぼわかっていたのにもかかわらず、わずかな希望をもとに、またせめて自分の命が尽きるまでは、人としての尊厳を守ろうという意志を貫いて生き抜いた人物がいるといいます。


歴史を紐解けば、実に多くの偉人たちの話に出会うことができるものです。



人には、この地球上の中で、人間だけに与えられている大きな力があるはずです。



人として強い力を持ち続けるには、学び、鍛え、前向きに実践していくことが大切です。


稽古生一人一人の、今後の頑張りに期待しています。





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