こちらは、追浜一般部の稽古風景です。
この日は畳の日、稽古メニューはCです。
基本稽古の後、補強運動か基本の見直し練習を行い、休憩をはさんで組技の稽古に入ります。
一般部の組技の稽古は、投げ技や寝技だけでなく、立ち技の首相撲やタックルなどの動き、寝技と立ち技の連携、打撃を踏まえた崩しなど、色々な稽古方法がありますので、まずは稽古の流れに一日も早く慣れて頂きたいと思います。
初心者の方にとっては最初の1,2年くらいは、ほぼ毎回、新しい内容が入るはずです。
一通り基礎的な投げ方、代表的な締め技や関節技の形、抑え込みやその返し方のパターン、寝技の基礎動作、その場打ち込みや移動打ち込みの形、投げから締め関節技への代表的な流れなど、回数をこなさなければ身に付きません。
一般稽古生がまず目標とするところは、
1.単発の投げ技や寝技の技術を身に付ける事。
2.連携した投げ技、崩しや返し技、など、基礎的な連係動作を覚える事。
この辺りで、私が言葉で
「これこれを行ってください。」
と指示を出した時に、その動作がすぐに頭に浮かび実践でき、且つその技に取り組む時に、どういった間違いをしやすく、どういった点に注意をして取り組めばよいかが理解できていれば、初級者への教える側に回れるようになります。
もう少し上達が進むと、私が実際に動きを見せて、
「この動きをしてください。」
と説明するだけで、上級者の皆さんは、ポイントがピンと理解でき、初中級者への指導ができるようになります。
一方、初心者の方には、言葉で説明して、通常の動きで見本を見せて、今度はゆっくりとした動作で見本を見せて、更に言葉で説明を加え、更に実践して頂く時に、手や言葉を添えて、ポイントを説明していきます。
ある程度の動作ができるようになれば、あとは自分で工夫して取り組んで頂き、その後はポイントごとに様子を見て、細かい点を微修正しながら、良い動きができるようになるよう稽古を重ねていく事になります。
ある程度、形を覚えた方には、まだ十分理解できていない方々へ助言を加えながらのサポートを担って頂き、初級者に指導をすることで、自身の理解を深める一助になるようにして頂いています。
打撃の細かい部分を理解するのにも時間はかかりますが、投げ技や寝技の動きは慣れるまで、そのポイントがよく変わらない難解さがあります。
「あれれ、右手がこうで・・左手がこうで??? あれれ??」
といった具合です。
しかし、時間をかけることで、年齢の差を感じることなく学び続けられるもの。
私自身が身をもって実践して参ります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます