Natural Angler

取り巻く自然にも目を向け、ゆったりとフライフィッシングを愉しんでいます。

シーズン最後を尺アマゴで締めくくることができた。

2023-11-04 13:56:40 | FlyFishing

悪あがきの釣り、それも最後の最後。
仕事が休みで、特に予定もなかったので、やはり出かけてしまった。

前回が最後のつもりだったが、良型をバラしたのが心残りということもあり、一人北へと向かう。

木々も大分色づき始め、秋らしい景色の中で釣りができるのもありがたい。

水温も低くなっているので、ゆっくりと家を出る。4時間ほどの勝負だ。
前回のポイントをゆっくりと釣り上がる。
前半は反応が少ないものの、綺麗なアマゴがポツポツと顔を見せてくれる。

 

昼過ぎからは少し水深のあるポイントから、秋色に染まったアマゴたちが顔を出してくれる。
婚姻色の魚体を見ると、ちょっと申し訳ない気持ちになる。
”ごめんなさい”と”今年もありがとう”と感謝しながらの釣りになった。
 

申し訳けないながらも、この秋色のアマゴも美しく、この時期に釣りのできる
フィールドでしか出会えないということもあり、
つい悪あがきをしてしまう。

前回バラしてしまった良型は同じ場所にはいなかったものの、運よくその上のポイントにいて、
今度はガッチリヒットと思ったが、今回もバレてしまった。
来年には尺ものに成長した姿で再会したいものだ。

そろそろ予定していた終了ポイントに近くなったところで、
水深のある、必ずアマゴはいるだろうと思える落ち込みをそっと覗くと魚影が見えた。
まずまずのサイズだったので、慎重に上流側にキャストする。
そして少し流れた時、ガバッと別の魚がフライに出た!
そしてヒット!ずっしりとした重さがロッドを通じて伝わってきた。
これはデカい。そして深みに向かって突き進む。
今回はティペットを6Xにしてあったのでやや安心ではあったが、岩にこすらないように
注意しながら何とか寄せるが、ネットに対してなかなかデカいので
1回では入らず、ちょっとヒヤヒヤするも何とかネットイン。


秋色をまとったオスのアマゴだった。
サイズを計ると32cmと尺越え。
ここ数年、イワナの尺には毎年何度か出会えていたが、
アマゴにはなかなか出会うことがなかったのでうれしかった。

最終日の終了間際というのも、何かの縁かもしれない。
来シーズンもまた楽しませてもらおう。

こんな時期まで相手をしていただき、ありがとう。
そして大事な営みの時期でもあると思うので、ごめんなさい。

これにて今シーズンは完全に終了です。また来年!

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悪あがきの釣りその1

2023-10-09 09:50:46 | FlyFishing

一般渓流がついに禁漁となりました。
が、

静岡県では県の条例により10月31日まで釣りが可能な渓がいくつかあります。
(漁協が管理しているところでは遊漁券が必要です)

そんなわけで、毎年この時期には少しだけ悪あがきさせてもらいます。

渓魚がいて釣りが可能な渓は限られますが、
しっかり漁協が管理しているところもあれば、
管理されていないので魚影は少ないものの、有志の放流などで、そこそこ楽しめるところもあります。

毎年出かける先はほとんど同じなのですが、釣果はそれほど期待はしていません。
所詮悪あがきですから、1尾に出会えれば満足です。

さて今年の悪あがきは2~3年前から探求を始めた川で、
いつも入る区間には先行者がいたので上流に移動するも、ここにも先行者の車が。
それでも初めての区間だし、後追いでも構わないと釣り上がることに。

流れは細いですが、変化は結構あって山岳の雰囲気があります。
釣れるかわからないが、とりあえず開始すると、
すぐに反応があったが、乗らず。
しかしすぐ上の流れで、思いがけず良いサイズのアマゴがヒット!

少しサビの出始めた綺麗なアマゴだ。

このあとも反応は結構あるがなかなかヒットしない。
見にくいが、フライを#16に落としてみると、
小さめのはそれでもヒットしないが、ちょっといいサイズのアマゴが
ヒットし始めた。

このぐらいあれば上等だ。
その後も20~22くらいのアマゴがポツポツとヒットする。

思いがけず楽しい悪あがきになった。
3時間ほど釣り上がったところで、ここで終わりにしようと思った大場所。
落ち込みの白泡の切れ目に落としたところ、
追うように出てきたのは、9寸をちょっと欠けるが、この日一番のアマゴ。

満足できる〆の1尾となった。

さあ、悪あがきはあと何回できるかな。

 

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夏アマゴと夏イワナ2 +

2023-09-18 11:16:43 | FlyFishing

釣りのシーズンもいよいよ終盤。
アマゴもイワナもそろそろ秋の準備に入り始めます。
とはいってもまだまだ暑い日が続きますが。

というわけで、夏の終わりの山岳へ懲りずに出かけています。
思ったより雨が少なく、山岳の渓は水量が少ないので水は綺麗ですが、
なかなか釣りの方はシビアな場合が多い。

それでも気まぐれなイワナは突然活性が上がったりするので
思いがけない釣りになることもある。

ただ、アマゴとの出会いが少なくなったのが寂しい。
というわけで、ちょっと信州まで足を延ばしてみたものの、
何とか顔を見ることができた程度。
でもこの川のアマゴは幅広で素晴らしい。

フラットな流れは年寄りには優しい

もうしばらくすると鬼に変わる素晴らしいアマゴだ。

 

そして地元の山岳でも何とかアマゴをと、本流に挑戦してみたが、
何とかここでも顔を見れた程度だった。
 

 

そしてやっぱり向かってしまうイワナの渓
久しぶりの日曜釣行ということで、先行者覚悟だったが、何と貸し切り。
のんびりと釣り上がることにしたが、午前中はほんの数回の反応があっただけ。
これは厳しいと、半分あきらめかけていたのだが、
午後に入ると突然イワナにスイッチが入り、
ドライフライに盛んに出始め、ほんの短い区間で、軽くツ抜けできた。
しかもすべてがヤマトイワナだ。

この水の綺麗さにも癒される。

 

 

さてあと何回出かけられるのかわからないが、ギリギリまで楽しませてもらおう。

 

と、出かけてばかりいるので、たまには家庭サービスも必要。
自宅から15~20分ほどのところにこんな見事なひまわり畑があるのを知り、
カミさんと出かけてきた。

最近は背の低いひまわりが多くなってきたので、残念に思っていたところ、
ここのひまわりは2m以上あり、迫力満点。
各地にひまわり畑はあるが、ここが一番と思えた。
来年もまた来たいと思う。

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夏アマゴと夏イワナ

2023-07-23 11:47:14 | FlyFishing

ブログの更新がひどく滞ってしまった。
原因の一つは、最近スマホ(iphone)で写真を撮ることが多くなったため、
Jpegに変換しなければならないので、ちょっと面倒。
サイズ変更もしなければならず、その点FBなどは非常に楽なので、
ついそちらで済ませてしまうということもある。
まあそれでも魚はとにかく、大きなサイズで観たい景色なんかもあるので、もう少し頑張ります。

 

さて、初夏なんて言っていたら、突然真夏に突入してしまいましたね。
連日の猛暑日には参ります。
5月の後半から真夏日が続いたり、地域によっては大雨になったり大変です。
地元の支流は昨年の台風でほぼ全滅状態なので、
暑さを避けつつ、山岳に出掛けることが多くなります。

地元の支流に行けなくなると、アマゴに出会う機会が少なくなります。
山岳渓流にもアマゴはいますが、どうしてもイワナが中心になります。
それでも思わぬ良型アマゴに出会うこともあります。

山岳の小渓で、運よく出会えた美形アマゴ。
このポイントでは3度目でしたが、今回のも超美形でした。

暑さから逃れるには、甲斐の国方面が一番。
お気に入りの渓に出掛けますが、人気もあってなかなか爆釣とはいきません。
 

でもここは渓相も良く、年寄りには優しい。

でもこんなサイズが中心。

 

これはいつも行く南アの支流の前、ダム差しのアマゴが釣れました。

そして目的の支流はやはりイワナ中心



でも結構いいサイズが釣れます。

 

もう一つのお気に入りの支流。

でもここは水量に安定感がないので、魚の反応も極端にムラがあります。
それでもイワナはしっかりいるので、通います。

こんなのがアベレージですが、時にはこんなのも。

ヤマトの血を感じる尺イワナでした。
シブイ反応の中、発見したラッキーな1尾。フライを見切られたので、
#15のCDCアントに替えたら喰ってくれました。

 

帰り道にある、見事な山椒の木。
たくさんの実が付いていました。ちょっと遅いかなと思ったけど、
少しだけ頂いてかえりました。
下処理をして冷凍室へ。ジャコ山椒にします。


これはあっちの南ア本流での1枚
水の色、青空、いい感じなのでついパチリ。
中央の岩にぶら下がっているのは、スズメバチの巣
良いポイントでしたが、遠巻きしました。

良い流れが続きます。ここはほとんどアマゴでした。またやってみようと思います。

夏はまだまだこれからです。熱いのには参りますが、注意しながらぼちぼち出かけようと思っています。

いかにも夏の渓なのですが、暑いし、釣れない

 

そろそろおしまいのウドをいくつか見つけたので、
天ぷらダネに少しいただいてきました。

 

こちらは咲き出したヤマユリ

というわけで、写真ばかりになりましたが、
最後まで見ていただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

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GWも釣り三昧

2023-05-07 15:41:48 | FlyFishing

コロナの規制が緩んだこともあり、今年のGWは観光地だけでなく
あらゆるところに人が出ているようで、
釣りに出掛ける場合には、そのことは覚悟しなければならない。

というわけで、GW直前に一足先にあっちの南アへ
久しぶりに友人のヤマさんと出かけてきた。

前半は渋めではあったが、後半良くなり、何とか楽しむことができた。
友人もまずまず楽しむことができたようだ。
昨年同じコンビで来た時には、頭上に遭難者捜索のヘリがきて、
釣りにならなかった思い出があったが、この数日あとに
またほとんど同じ場所で釣り人の滑落があり、どうやら亡くなったということで、
自分たちも無理せず、十分注意するように気持ちを引き締めることとした。

 

数日後、今度はいつもの3人に湘南の友人を加えて再度同じ川へ。
2人は支流へ、Gooさんと自分は本流を釣ることにした。
この日も前半は渋かったが、途中から急にアマゴの反応が良くなり、
思いがけず楽しい釣りになった。

アマゴ中心ではあったが、イワナも良型のアタックがありと、
ちょっと驚くような活性の高さだった。
支流に入った2人もなかなか良い釣りができたようで、
GW前の釣りは、目論見通りとなった。

 

そしていよいよGWに突入。
釣り人の多さは覚悟の上だが、魚がスレる前にということで、初日に出撃!
今日は友人のKANZOさんと、甲斐の国白イワナの渓へ。
いつもよりちょっと早めに出発したが、さすがに入渓点には複数の車が。
移動するもポイントにはまたまた先行者の車。
何とか入れそうな場所を見つけ支度をしていると、
次々と釣り人の車がやってくる。通り過ぎては戻ってくる。
あと5分遅かったら、同じように入る場所を探し回ることになっていたかもしれない。

さて渓の様子はというと、地元と違い、こちらはほとんど雨が降っていないようで水量は少な目。

 

それでも、天気も良く、暑くもなく、水は澄んでいるし、あとは釣れることを期待するのみ。
上流に人が入らないことを祈りつつ、KANZOさんと釣り上がる。
すると、KANZOさんがいきなりのヒット!
実はこのあともKANZOさんは順調にヒットさせる。
自分はKANZOさんの後追いでもあったが、昼前までは反応も少なく苦戦。

それでもポツポツと出てくれ、昼過ぎまでに二人とも5尾づつと
自分的にはちょっと残念な結果ではあったが、KANZOさんはよろこんでくれたので良しとした。

午後はアマゴ狙いで、下流に移動したものの、やはり先行者があったのか、
反応少なく、出てもバレることが多く、早めに納竿とした。

週を開けて二日ほど仕事があったが、水曜日からは5連休スタート。
カミさんはGWも関係ない仕事なので、平日休みの木曜日、サービスも必要ということで、
4日は由比まで、桜エビを食べに行ったはいいのだが、
凄い人で、何処の食堂も超満員。
漁港の店は4時間待ち、自分達は桜エビ茶屋を選んだものの3時間待ち。
昼食が夕食になりそうだったが、意地で待って食べてきた。
でも、かき揚げはやはり旨かった



そして翌日、再び前回アマゴの反応が良かった流れに、今度は一人で出かけてきた。
現地8時といつもよりは大分早く着き、さらに目指した流れには釣り人がいない。
これはラッキーと早速始めたのだが、前回とは打って変わり、魚からの反応が全くない。
走る姿さえ見えない。イワナポイントからも出てこない。
釣り人のプレッシャーなのか、抜かれてしまったのか、とにかく2時間ほどやって
2回ほど反応があったのみだったので、思い切って本流下流の未経験区間に大移動。
最初に入ったところは、渓相はまずまずで、いつもは濁りでなかなか釣る気に
ならないところだったが、とりあえずチャレンジしてみた。
しかしここも新しい足跡だらけ。
それでも1度だけではあったが、幅広の良型アマゴがフライに出てくれた。
残念ながらヒットはせず。その後は反応もないので再度移動する。

次はさらに下流の気になっていた区間に挑戦。退渓点まではかなりあるが、
今日は釣れても釣れなくてもここで終了するつもりで釣り上がることにした。

思ったより渓相は良く、魚の反応もぼちぼちあったので、期待しながら釣り上がる。
新緑と青空、澄み切った水が気持ち良い。
しかし、開けていることもあるが、とにかく風が強く
キャストには苦労した。
その影響か、フライには出るものの、ことごとくバレるというひどい状況。

渓相的には良型が出そうな流れなのだが、もちろんここにも先行者の足跡は多くある。
ようやくヒットしたアマゴはこんな感じ。

条件の良いときに再挑戦してみたい流れではあった。

 

長々と最後まで見ていただき、ありがとうございました。
風景写真だけは良いのが撮れました

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