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奈良盆地の中央やや南に多神社、正式には多坐弥志理都比古(おおにいますみしりつひこ)神社という社がある。この神社、4柱の祭神に加え、古事記の編者である太安万侶を祀っている。
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この地が「多」という名称であることから、彼の姓もこの地名から取ったものと思われる。稗田阿礼も稗田の地から取られたものであることから、当時はこのように地名を姓とするのが一般的だったのかもしれない。
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本殿は四連の春日造だ。ここからも安万侶が後に祀られたことが窺える。
神社の南西には太安万侶を祀ったとされる小杜神社がある。
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地元で大事にされているようだ。
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