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三輪から山辺の道へ

2020-02-18 22:09:00 | 旅行

ミワ神社


正式には、大神神社または三輪明神という。

大神神社はおおみわ神社と読むのだが、これは明治時代に付けられた名前で、狼とは関係がなさそうだ。

三輪明神の明神とは、仏教側からみた「霊験顕たかな神」という意味だそうだ。

面倒なので、ここではミワ神社と呼ぶことにする。


ミワ神社は、背後の三輪山を御神体としていることで有名だ。

このため、あの大鳥居はともかく、社殿はないのかと思っていたが、実際にはあった。また、祭神もあり大国主命だった。副神はオオナムチ=大国主。そしてスクナヒコナ、大国主命に協力した神だ。つまり出雲系の神を祀っていることになる。


この、御神体と祭神との関係とはどんなものなのだろうか。

似た例は、高千穂の天岩戸神社でも見られる。天岩戸神社では、川を挟んで向こう側に洞窟があり、これが御神体となっている。祭神は複数いらっしゃる。

大きな神社では、鏡や刀などが御神体とされ、拝殿の奥の本殿に祀られる。この本殿が無いということのようだ。




ミワ神社の拝殿は立派な造りをしている。拝殿からは見えないが、その前に三ツ鳥居があり、そこから先は禁足地となっている。

この三ツ鳥居が檜原神社にもあると言う。斎宮を送ったことから伊勢神宮の原型として元伊勢とも言われている。歩いて20分、山辺の道と言うので行ってみることにした。




道は、最初は石畳が敷かれていたが、途中から山道になった。雨後なので足元が覚束ない。檜原神社は、国道から入る道もあるので、必ずしも山辺の道を通る必要はない。

神社に着くと、宮司さんが境内に箒跡を付けていた。祀られていたのはこの三ツ鳥居。後方に社などは無い。




帰り道、狭井神社に寄った。この神社からは、制約はあるものの山頂に行くことができる。またこの神社はご神水(とうすい)があることでも有名だ。社の右後ろに行くと確かにあったが、ボタンを押すと水が出てくる。

美味しかったが、有り難みは左程でもない。


帰りは、門前で三輪煮麺と柿の葉寿司のセットを食べた。これはお勧め。