直木三十五記念館の日々

直木賞にその名を残す直木三十五の記念館は市民参加型のミュージアム。運営の悪戦苦闘をストレートにお伝えします。

取材の申込と依頼

2006年01月12日 | Weblog
 今日ケーブルテレビの制作会社から記念館に取材の申し込みがあった。
「なりきり!歴史探訪」という番組でリポーターが大阪に所縁のある歴史上の人物に扮装して「時代を超えて、今の時代に帰ってきた」という設定で、思い出の地を歩きながら「歴史上の自分」をわかりやすく紹介するという企画の番組である。大阪府下の8つのケーブルテレビで2月1日~15日の間に各局で順次放映されるという。
 いつも思うことであるがどんなことでも紹介していただければ快く協力する。しかしながら中々こちらの意図することを伝えてくれないもどかしさを感じる。
 逆にこちらからイベントをする際にはできるだけ報道各社には取材してほしいので情報をリリースして依頼をかけている。こちらも当然ながらままならないのであるが、来て取材してくれるとヒットやホームランがある。昨年日経の本紙の文化面にとりあげてもらうきっかけはプレイベント直木三十三月間に行った「直木と映画~聯合映画芸術家協会とは何であったか」で各社に依頼をかけて唯一取材に来た日経の方のおかげである。
 17日の勝手に直木賞「長屋路地裏選考会」も面倒ではあるが、駄目もとでちゃんと取材依頼をすることにする。

夕刊フジの記事

2006年01月12日 | Weblog
 大阪ローカルだと思うが、夕刊フジの毎週水曜日に「大阪KOTEKOTE通信」という1ページに直木三十五が取り上げられた。記者が編集長の指令のもと大阪にまつわるキーワードをもとに探索するという連続ものコラムである。
 昨年末に担当記者のKさんに取材をうけていた。Kさんは植村鞆音さんの「直木三十五伝」もちゃんと読まれて、事前の調べもしておられた。
 記念館の紹介をしてくれるなら可能な限り取材の協力は惜しまないことにしている。社内報やコミュニティペーパーでも時間が許す限りちゃんと対応する。原稿の確認があれば必ず丁寧にチェックしている。しかしながらなかなか事前に調べてくる人は少ない。
 今回の記事についてはけったいな大阪弁で書いてるとかいう夕刊紙という性質上の問題はあるが、興味をひくように書いていただいている。直木のおもしろさを紹介してくれている。しかしながら「東の芥川、西の直木」「東が純文学、西はエンターテイメント」というオチに強引にもっていったのだけは残念。しかしそれも愛嬌か。