フェスティヴァル・ベルリオーズ 

2007-08-26 | 音楽
中3日だけのフランス滞在を終えてまた帰国の途中のソウル空港から。
24日にベルリオーズのフェスティバルで、コンサート。

曲目は、マスネ、フォーレ等の混声四重唱曲と、
ベートーヴェンの スコットランドとアイルランドの民謡。

歌のソロ、デュオ、トリオ、カルテットにピアノトリオの伴奏という形に
ベートーヴェンが編曲したもので、
作品番号は108から156位の間におびただしい数の民謡を編曲しているが、
確かスコットランドの出版社から頼まれて書いたものだったと思う。

これがなかなか面白い。
さすがベートーヴェンでさりげない上手さが至る所にある。
出版当時からかなりの成功を収めたそうだが、頷ける。
失恋の歌、若妻を残して戦に出てゆく夫の歌、
乾杯の歌、、、民謡は常に音楽の玉手箱だ。
時々、滝廉太郎を思い出させる編曲があるが、
もしかして廉太郎はこのベートーヴェンの隠れた名作を勉強したかも知れない。
世界的ヒットナンバー、 日本で言う「蛍の光」も弾いた。

これから札幌に向かう。

ソウルから

2007-08-21 | Weblog
昨日札幌を出て、パリに向かうためにソウルに一泊した。

1978年だから29年前に一度来たきりのソウルだ。
夕食をとりに出かけたホテルのある
ミョンドン(明洞)界隈は近代的な大通りの裏側に、
新宿か池袋のような庶民的な繁華街があって結構楽しかった。
東京のように蒸し暑い。30度といっていた。

5000ウオンのビビンバは安くて美味しくて、ものすごい量だった。
600円ちょっとの計算になる。
注文するときにこれだけでは足りないかと思って、もう一品
鶏肉と野菜のキムチ炒めを注文したが、
残念ながらほとんど残してしまった。

韓国語を勉強しておかなかったのが残念。

ふと思ったが、日韓両国はそれぞれ第一外国語を日本語と韓国語にしたら
どうだろう。ドイツは国の政策で第一外国語を、
例えばオランダ近隣の州はオランダ語、フランス近隣はフランス語の
ようにしていると聞いた。何が何でも英語でもあるまい。
これほど文化的にも言語的にも習慣も似ている同士が、
英語とかで話すかなしさ、、、、
いや、これは自分のことを言っているのだが、
空港でもついつい日本語が通じるのを期待して日本語を使う自分が情けない。

英語はもっと情けない。

今日から東京

2007-08-14 | 音楽
江別弦楽アンサンブルの練習が土曜と日曜の2日間あって、
「展覧会」を集中的にやった。
ハイドンも練習時間がなかなか取れないので、と言うか
日本についてからまだ一度もさらう時間がないので、
自分の練習の為にも付き合ってもらった。


「展覧会」は概ね満足な出来である。
所々凝りすぎたかと思うところもあるが、
今回はこのまま変更しないでやってみようと思う。

昨日JRパスで札幌から東京まで列車の旅10時間。
汽車の旅はなかなかいいものだ。

今日から東京で芸大の3人の同期のチェロのコンサートのための練習をする。
このコンサートのために書いているチェロ四重奏曲が、
まだ途中までしか出来ていない。何とか時間を見つけなければならない。

コンサートは9月9日、上野公園の奏楽堂で。

新居浜より

2007-08-06 | 音楽
日本滞在が2週間過ぎた。

8月3日は広島でフロレスタンカルテット。
6年ぶりの共演だが、ベートーヴェンのOp131も、
月日の過ぎたことを感じないアンサンブルができた。
共演してくれたJ-M ベルテッリさんのすばらしい音と音楽に
聴衆から盛んな拍手で、招待を提案した僕としてはうれしい。

それと僕の「ある風景の記憶」の初演。
非常に好評でこれもうれしかった。

翌日の奈良も同じプログラムで広島同様、大好評だった。

昨日から新居浜でマリオネット劇の練習に入った。
明日6日は東温市翌日は新居浜市で公演。