キリスト教は邪教です!
(現代語訳「アンチクリスト」)
F.Wニーチェ著
適菜収訳
講談社
定価800円
2005年初版
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/1f/5e654c3bb359f61f80a05d85a8b0ef06.jpg)
初版は古いですが、まだ、インターネットで中古本が手に入ります。
第5章までありますが、1章ごとに、特に印象的で、意義深いと思えた、
文章を抜書きして紹介に替えます。
第1章 「神様」ってそういうことだったのか
「キリスト教は常に、心の弱い人間、品性が低劣な人間、
できそこないの味方になってきたのです。」
「『原罪』とはキリスト教的に言わせると、『人間が生まれつき背負っている罪』のこと。
パスカルはそれを真に受けて、自分の理性がダメな原因は『原罪』という
ものがあるからだと考えてしまったのですね。」
「私たちの敵はキリスト教の神学者とこれまでの哲学すべてなのです。」
「これまでのヨーロッパの哲学は、すべてキリスト教が土台となっているのです。」
「ここでキリスト教の問題点をまとめておきましょう。
第1に、『神』『霊魂』『自我』『精神』『自由意志』などといった、
ありもしないものにたいして、本当に存在するような言葉を与えたこと。
第2に、『罪』『救い』『神の恵み』『罰』『罪の許し』などといった
空想的な物語をつくったこと。」
「キリスト教では、神が私たちの人生を明るくしてくれたり、
未来への希望を守ってくれるのではなく、人間を不幸にさせるのです。
そして、神の名において、人生や自然、生きる意志といった大切なものを否定するわけです。」
(現代語訳「アンチクリスト」)
F.Wニーチェ著
適菜収訳
講談社
定価800円
2005年初版
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/1f/5e654c3bb359f61f80a05d85a8b0ef06.jpg)
初版は古いですが、まだ、インターネットで中古本が手に入ります。
第5章までありますが、1章ごとに、特に印象的で、意義深いと思えた、
文章を抜書きして紹介に替えます。
第1章 「神様」ってそういうことだったのか
「キリスト教は常に、心の弱い人間、品性が低劣な人間、
できそこないの味方になってきたのです。」
「『原罪』とはキリスト教的に言わせると、『人間が生まれつき背負っている罪』のこと。
パスカルはそれを真に受けて、自分の理性がダメな原因は『原罪』という
ものがあるからだと考えてしまったのですね。」
「私たちの敵はキリスト教の神学者とこれまでの哲学すべてなのです。」
「これまでのヨーロッパの哲学は、すべてキリスト教が土台となっているのです。」
「ここでキリスト教の問題点をまとめておきましょう。
第1に、『神』『霊魂』『自我』『精神』『自由意志』などといった、
ありもしないものにたいして、本当に存在するような言葉を与えたこと。
第2に、『罪』『救い』『神の恵み』『罰』『罪の許し』などといった
空想的な物語をつくったこと。」
「キリスト教では、神が私たちの人生を明るくしてくれたり、
未来への希望を守ってくれるのではなく、人間を不幸にさせるのです。
そして、神の名において、人生や自然、生きる意志といった大切なものを否定するわけです。」
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