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音楽の話題を日々徒然に。

時計台の下で

2009-07-12 20:07:23 | 小田和正/鈴木康博

すいません、今回はやや長文です

NHKの歌番組「SONGS」、前回のゲストはアリスでした。
録画していたものをこの週末ようやく観たのですが、特にファンというわけでもない私でさえ、番組で披露された曲は全て歌えました。全てがヒット曲ということですね。好みは別として、いずれも名曲です

メンバー3人が還暦になったのを機に再結成したアリス。
番組のラスト近くで、べーやんが感極まって涙していたのが、印象的でした。

で、オフコースです。
以前このブログで、オフコースの再結成については、まだ何も語れないというようなことを書いた私ですが、みなさんからのコメントを読んで、色々考えました

本音を言えば、もう一度観たいに決まってます。あのハーモニーを、あの音楽を、心の底から望んでます。でも、ブームに乗った再結成なんて、そんなカッコ悪いことはオフコースにはやって欲しくないし、小田さん達だってきっとしないだろう、と言うのが、その時の私の気持ちでした、今回のアリスを見るまでは。

この記事のタイトル、『時計台の下で』はヤスさんの1998年の曲
テレビの中で臆面もなく涙するべーやんを見ていて、ヤスさんのこの曲が頭に浮かびました。
今回はムービーではなく、敢えて歌詞だけを紹介します。


夏の終わり便り届き 決まり文句の隅に小さく
二人で会わないか連絡してくれよ 短く結んでた

心許せるのさ君には 長い付き合いになる
風が爽やかに吹くように 時を超え蘇る


あの頃は皆んな 同じスタートラインに並んで夢見てた
走り出せない もどかしさぶつけ合う夜もあったね君と



・・・1998年と言えば、ヤスさんはメジャー契約が切れて、インディーズレーベルで再出発する頃です。この曲の”君”が誰であるのか、それは私には知る由もありません。でももし、小田さんのことだとすれば・・・。ついつい、そんな”妄想”でもってこの曲を聴いてしまう私デス。


色とりどり秋の花は 今が盛りと咲き誇るだろう
本当は僕が花咲かせるまで 待っていてほしいけど

青春を分け合った友は 一生の友と言う
君にだけ会うなら 見栄を張ることもないからね

やぶれた夢をもう一度つかまえたい 僕を笑ってくれ
都会の空に 誰だって譲れない想いを抱きしめている

時計台の下の芝生で 時間つぶしてたよね
君と歌った歌が 今はたまらなく懐かしい



小田さんが鈴木雅之さんに提供した『別れの街』のテーマは、「女々しい男らしさ」だったと風うたの中で語ってましたよね。女々しい男らしさというものがあるのだとすれば、同じように、
「カッコ悪いカッコ良さ」
ってのもアリなんじゃないか、と。

女々しいし、かっこわるいけど、それでええやん。そういうのもかっこいいやん・・・。

いつかどこかで、たとえ一曲でもセッションする機会があればいいですね。
もし両者が望んでいれば、の話ですけれども。
私は望んでいると信じています

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18 コメント

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Unknown (うるとらK)
2009-07-12 21:25:24
何かのインタビューでヤスさん「俺はさよならを歌ったっていいんだ、小田と一緒にチャリティーで歌いに行ってもいい」
なんて感じのことを言ってたような気がします。2人の間にはよく言う「夫婦にしかわからないこと」のような関係が
あるんじゃないでしょうか。小田さんも風うたの中でヤスさんのことたくさん話してたもんね。
表立ってセッションする必要ないけど、2人がどこかでまた一緒に歌っててほしいなと思います。
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そ~ですね~(゜-゜) ()
2009-07-12 21:44:01
私ももう一度二人のセッションを聴いてみたいという思いはあります(#^.^#)
でもオフコースが絶頂期の頃にバンドを離れてしまった鈴木さんには最後まで我が道を行ってほしいなという気持ちもなくはないです。再結成は無理でもまた二人が同じ場所で同じ歌を唄う日がきてくれれば、そのたった一度でいいから聴きたいですね(´▽`*;)
その日がくるといいな(#^.^#)
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Unknown (アベちゃん)
2009-07-12 22:49:06
「時計台の下で」は、2006年にヤスさんのライブに初参加をした時の確かオープニングナンバーだったと思います。
その時は、歌詞の意味を知る由もなく、ただ言い曲だなぁ~という感じでした

時は流れ、ごく最近ヤスさんのデビュー30周年記念として、2000年に東京FMホールにて行われたライブのDVDを見る機会がありまして、再び「時計台の下で」を聴きました♪
よく歌詞を聴くと、もしかしたら小田さんの事を歌っているのではないか、そんな事を考えました。
尤も、これはご本人でないと分かりませんが
小田さんの「風うた」でもヤスさんの事を多く語られていますよね。

オフコースのリアルタイム世代ではない私としましても、やはりオフコースを見てみたい!という気持ちはあります。
しかし、nanoriさんの仰るとおり、最近数々のバンドが再結成していますが、オフコースはただ単に話題性に乗っかった再結成なんてしないと思います。

僕は再結成なんて望みません。
それぞれの道で頑張ってくれればそれでいい
というのが僕の考えです。

ちょっと長すぎて上手く書けませんでした
すいません
この事は、自分の中で整理してまたいつか書きたいと思います。
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Unknown (kkako)
2009-07-13 00:16:11
ヤスさんにこんな曲があったことを初めて知りました。
「深読み」かも知れないけど、わたしも小田さんのことに思えて仕方なかったです。
「明日の風に吹かれて」を聴いた時も小田さんのことをうたってるように感じました。

でも、わたしはやはり、再結成は望みません。
あのときのオフコースがやっぱり最高だったのではないかと思うから・・・。

でも、小田さんとヤスさんのふたりで歌うのを聴いてみたい。オフコースの曲でも、昔の洋楽でも・・・。今のふたりがどんな風に歌われるのか・・・。

妄想では、9月のつま恋に昔の仲間たちと集まって、そこにヤスさんも来てくれたらなぁ・・・とついつい考えてしまいます。
だって、他のメンバーを見てると、ヤスさんがいないことのほうが不思議な気がするくらいです。
周りがお膳立てすればありえるのかな?とも思うし・・・。
でも、そんなことがあったら、こうせつが霞んじゃって、「南こうせつのサマーピクニック」じゃなくなってしまうかも・・(^_^;)
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Unknown (nico)
2009-07-13 01:08:23
世間一般、業界の人間、音楽評論家には「金のために再結成」とか「もう一度世に出るための再結成」とか言われたりするバンドが、実のところの本人たちの再結成の理由はとても純粋に「また一緒にやりたいから。また一緒に曲を書いて、一緒にステージの上に立ちたいから」というのもあります。本当のところは、何事においても、いつも当事者とそのごく近しい人にしかわからないことが多々あるんだと思います。

結局のところ私は「小田さんとヤスさんにお任せする」です。
おふたりが決めることに間違いはないと思うのです。『オフコース』に関して。それほど私は、おふたりのことを信頼しています。創始者ということだけでなく、過去から現在のおふたりの公になってる発言、仕事ぶりなどから考えて。
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うるとらkさんへ (nanori)
2009-07-13 07:12:13
最近はヤスさん、ホントに『さよなら』歌ってるんですよ。sfmのステージで。
この曲、最初は細坪さんが歌っていたのですけどね。なにか吹っ切れたものがあるのかなぁ、なんて。
昨年の小田さんのツアーに参加して、何が驚いたって、小田さんがヤスさんやオフコースについて、MCでよく語っていたこと。あぁ小田さん、そんな風に思ってたのか、と。
ま、そんなこんなと「一緒に歌いたい」というのはまた別の話なんでしょうが、そんな日が来るといいですね。
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悠さんへ (nanori)
2009-07-13 07:17:35
「そのたった一度でいい」、ホントそうですよよね。別に新曲を出したり、ツアーしたりする必要はないんですよ。
私も、ヤスさんにはいつまでも今の生き方(行き方)を貫いてほしいですし、そういう人だと思ってます。
周りがなんと言おうが、やりたいことをやってきたのですから、小田さんと歌いたいのなら歌って欲しいのです。
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アベちゃんへ (nanori)
2009-07-13 07:25:05
思いが強いから、上手くまとまりませんよね。私もそうです。自分で書いたものの、上手く伝わってるんかいな?って感じです(^^;
アベちゃんの言いたいこと、なんとなくわかりますよ。
お互いそれぞれの道で頑張ってるんだからそれでいい、音楽性もだいぶ違ってきているし・・・。
でももし、二人がやりたいと思っているのなら、やったらええやん、と思うのです。周囲の雑音なんて気にせずに。「話題性に乗った」と捉えるかどうかは、我々次第ですから。
尤も、どちらかがそんなこと望んでないのであれば、無理にして欲しいとは私も思いません。
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kakoさんへ (nanori)
2009-07-13 07:32:38
やはりkakoさんとは、考えることが同じで驚いています。私も「つま恋」のニュースを聞いた時、もしかしたらヤスさんが現れるのでは?!と思ったものです。二人がやるとしたら、ここしかないんじゃないかって。でも確かに「こうせつの」ってのが吹っ飛んでしまいますよね(^^;
ホント、こういうイベントでいいんですけどね・・・。

『明日の風に吹かれて』は、ある意味、ヤスさんが狙って作ったのかな?とも思うのですが(小田さんの『さよならは言わない』みたく)、この『時計台の下で』は素直に本音が出た歌のように思うのです。ま、勝手に”深読み”してみました(苦笑)
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nicoさんへ (nanori)
2009-07-13 07:41:07
今我々が、「なんで今頃また再結成なんかして。話題作りか?」と思っているバンドも、実は純粋な動機を持っているんでしょうね。なかなかそんな風には思いませんでした。
だからオフコースもそんな感じで世間に捉えられたら嫌だなってのがあったのです。
ただ、お二人が望んでいて、周囲のそんな雑音が障害になっているのだとしたら・・・。
そんなん気にせんでええやん、と。
でもそうですね、お二人にまかせて静かに待ちましょうね。
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