古い映画です。このあいだBSでやってたんですよ。
観終わって、当時のパンフレットを引っ張り出しました。
公開されたのは1984年。
当時は角川映画の黄金期。新作がかかる度にせっせと映画館へ足を運びました。薬師丸ひろ子さんと原田知世さんは、私にとっては「憧れのお姉さん」でした。映画の内容そっちのけで「可愛いなぁ、こんな風になりたいなぁ」と思いながら観たものです。
でもって、ナゼこのブログでこの映画の話なのかというと・・・。
それはこの映画のキャストが。
そう、TULIPの財津さん。
これが映画初出演でしたね。結構重要な役で、桃井かおりさんとのキスシーン(!)もあったりします。
おそらく、私が「財津和夫」という人を初めて認識したのは、音楽よりもこの映画が先ではなかったかと・・・。
もちろんTULIPというグループは知っていて、曲もたぶん『虹スニ』や『We Can Fly』くらいは聴いていたはずですが、財津さんの顔と名前が一致したのがこの映画でした。
そして、なぜか子供の私には、この映画で颯爽とデビューした野村宏伸クンよりも、大人な財津さんの方がカッコよく見えたんですよね~。
これ以降、オフコースに加えてせっせとTULIPも聴くようになりました。
さて、そんな映画を30年ぶりに観た感想はというと・・・。
やっぱりお世辞にも佳作とは言えません(笑)
森田芳光監督自身が後年「失敗作」と言ったとか言わないとか
でもね、なんていうんでしょう?今観るとあの時代の”空気感”が非常に濃く出ていて、とっても貴重な映画です。
バブル前夜の日本の生暖かい空気。高度経済成長後の虚脱感からくるナンセンスな空気。ある種の幸福な空気。
82年のオフコースのTV番組『NEXT』と雰囲気が似てるんですよね。
ああ、NEXTと同じ時代の空気を纏ってるなぁなんて思いながら懐かしく観てました。
映画は駄作ですが(おいっ)、主題曲『メインテーマ(スタンダード・ナンバー)』は名曲
♪愛って、よくわからないけど傷つく感じが素敵
松本隆作詞、南佳孝作曲。
財津和夫・・・俳優(爆)
大人の落ち着いた魅力がありますよね(^.^)
テレビでは、これよりかなり?前に「三男三女婿一匹」?っていうドラマでお医者さんの役で観た事があります(古い話題ですみません(; ̄ェ ̄))
ちょうど翌年には毎日放送で服部良一物語の服部良一役で財津さん、初の主役を演じてられた記憶があります。
財津さんって意外と役者に向いてはるんかなとその当時思いました。
あっ、86年にとんねるずの映画、そろばんずくっていうのにも出演されてました(^_^;)
若いですよね!そして今よりもポッチャリしてます(^^)
そうそう、大人な感じでね、カッコ良かったですね。
映画の中でも、薬師丸ひろ子ちゃんに一方的に憧れられるんですけど「ああ、わかるわぁっ」って観てましたね、当時。
財津さん、そういう役、多いですよね。後年の『想い出に変わるまで』もそんな役でした。
で、「三男三女婿一匹」?はさすがに知りません(苦笑)
テレビの『服部良一物語』は私も観ました!あれはハマり役だったと思います。
あとは90年代の私的名作トレンディードラマ『想い出に変わるまで』。
これはもう、当時どハマりしてました(笑)
財津さんは、今井美樹ちゃんから想われるカメラマン役。ちょっとアウトローな雰囲気でカッコ良かったなぁ。
ああ、どれももう一回観てみたいです。