TULIPの安部俊幸さんが亡くなられました。
まだ64歳。
フェスティバルホールで”40TH”ツアーを見たのがまだ昨年のことですから、信じられません。
「50周年も!」と笑顔でMCされていたのに・・・。
私のような浅いファンでもこれだけ悲しいのですから、青春がTULIPだったというファンの方々のショックはいかばかりか・・・と。
端正で佇まいの美しい歌を書く人でした。
たとえるなら、空でいえばスカイ・ブルーではなく、宵闇の群青色。海ならば南海のコバルトではなく、北の深海の青。
「千鳥橋渋滞」「博多っ子純情」、明るさの底に一筋の哀愁を感じさせる歌の数々。
印象に残っているのは、ALWAYS時代の「好きさ」の歌詞。
主人公がどうしようもなく好きな相手を想う詩。
仕事終えた君 誰かのためにLady's Roomで笑顔ためしてる
この一行で全てを言い表すその描写力に唸ったものでした。
そしてギター。
武骨なギブソンで奏でる暖かく切ないギターソロ。
一昨年、はじめてTULIPライブで聴いた時、財津さんソロの時とこんなにも曲の印象が違うものなのかと。
やはり安部さんのギターでなければTULIP楽曲は完成しないのだと痛感させられました。
そんなサウンドももう聴くことができないのですか。
財津さんのメッセージに「もう一度一緒にしたいです」と。
「演奏したかった」と過去形にしていないところに無念さが滲んでいると思うのは私だけでしょうか。
安部さん、心からご冥福をお祈りします。
まだ未だに信じられないです(涙)
もうチューリップの安部さんが見られないのがショックです。
僕も今夜は小田さんの大阪城ホールのライブと先週のONE のライブの事をブログに書こうと思っていたのに安部さんの事を書きました。
今夜は安部さん名義のあのベストアルバムを聴いて寝ます。
車内ニュースで、「チューリップのギタリスト安部俊幸さん死去」の文字、ちょっと突然すぎて言葉になりません。
どこかでは自分も逝く、そんなことを突き付けられたニュースでした。
コンサートのMCやラジオでは楽しいニコニコしてしまうようなトークだけど、ギターを持ったら、力強くてカッコよくて、セクシーな安部さんが好きでした。
プライベートな事とかは全然分からなくて、どこかミステリアスで、多分凄いプロ意識のある人なんだろうな。
昨日、仕事の帰りに何気に携帯ニュースを見て呆然としてしまい、何か脱力感が抜けないままです。
御冥福をお祈りします。
私も昨夜はあのベストアルバムを聴きました。ギターフレーズで悉く泣けました。
もうあの音を聴くことができないのかと思うと寂しいかぎりです。
ゆっくり流れる文字を追っていくと、悲しいニュースが現れる。
かなりな衝撃ですよね。「言葉にならない」状態であったこと、お察しします。
私もそうですが、若い頃から聴き続けていると、気持ち的にはずっと「青春時代」が続いているように錯覚しますが、やはりいつかはこういう日が来るのですよね。アーティストにも自分にも。残酷ですけど。
飄々とした楽しいトークとは裏腹に、演奏中のどこか遠くを見るような視線には
コアな部分で他者を遮断する影と強さがあったように思います。
好きなアーティストや役者さんの訃報というものは、肉親とは違いますが、やはりショックですよね。
いつかはそういう日が来るにしても、64歳は早すぎました。