三月最後の日曜日、NHK大阪ホールで行われた財津和夫さんのコンサートに行って参りました
昨年のクリ約を除けば、生で財津さんの歌を聴くのは20数年振り。
ふと思い立ってチケットを取ったものの、正直どんな感じのコンサートなのか予想もつかないままの参加だったわけですが・・・。
いや~、いい意味で全然変わってない!
さほど熱心なファンではなく(→「チューリップと私」参照)、今回のセットリストには知らない曲がいくつもあった私が言うのもおこがましいのですが、なんとも財津さんらしくって、すごく良かったです
オープニングからして『Wake Up』、『セプテンバー』ですもん
決してリアルタイムで知ってるわけではありませんが、懐かしい!
序盤4曲が終わったところで、アコースティックギターを肩から外し、マイク片手にスツールに座った財津さん。
『急行の停まる駅』
『メルティング』
『君の指』
ソロ初期の名曲!「女々しい曲が続きましたけど・・・」というMCをされていましたが、こんなバラードは財津さんにしか歌えない!
♪ねぇ強く抱くよ 心まで だから「溶けてしまう」と言って~ ♪
こういう曲を歌う財津さん、ものすごーく魅力的です
私的には大好きなこの3曲を生で聴くことが出来ただけで、もう十分、もう大満足です
ここで終わっても文句言いいません
・・・とかいいながら、まだまだ続きますけど。
このあと、ニューアルバムの『ふたりが眺めた窓の向こう』から2曲。
『幸せは始まっていたのに』と『こもれび』を。
意外な選曲でしたが、『こもれび』の持つ独特のリズムと曲調は、続く『たった一人のオーディエンス』とよくマッチしていて、上手い構成だなぁ、と感心。
続いてはキーボードで弾き語り。
しっとりと『ストーヴ』、『僕が作った愛のうた』を歌ってくれました。
このコーナーでのMC、
「最近は、ひとりでテレビを見ていることが多くて・・・テレビはいいですね」
「うちに猫がいまして。・・・猫はいいですね」
なんだか”家族に相手にしてもらえないお父さん”的発言ばかりでオカシイ
さて、後半戦。メドレーです。
スイマセン、『OUR SONG』以外は曲名がわかりませんでしたが、財津さんらしい捻りの効いたメドレーでした
締めくくりは、ひじょ~に強力なこの3曲!
『心の旅』
『青春の影』
『サボテンの花』
『心の旅』は財津さんの歌唱指導のもと客席大合唱
そしてそして、アンコールが凄かった
財津さん、エレキギターで、
『あの娘は魔法使い』
『夢中さ君に』
50代、60代の方がメインと思われる観客席は総立ち。
大声で、『夢中さ君に』のアノ掛け声をかける姿は、皆さん10代、20代?って感じで、私なんかは圧倒されてました
思うに、こういう曲があるというのは、アーティストにとっては財産ですよね
小田さんにしてもそうですけれど、キャリアの長いアーティストは楽曲の数も膨大で、ツアーのセットリストを組むのも大変だろうと思います。
長い歴史の中で、思い入れのある部分がそれぞれ違う人たち皆を満足させるステージを考えるのは難しいだろうな、と。
観客席には、熱心なファンだけでなく、私のような中途半端なファンもいれば、『サボテンの花』しか知らない人だっているかもしれない。
そんな客席を満足させるステージを、これだけコンパクトに濃密に、余裕しゃくしゃくで作り上げちゃった(ようにみえた)財津さんの力量に脱帽です
チューリップの定番フェスティバルホールは改装中でしたっけ。
「夢中さ君に」は本当に定番ですよね。こちら側が待っているというか。この歌のもつ雰囲気が自分は大好きです。小田さんやヤスさんではまずありえないこの曲。それでいて、「急行の停まる駅」とか「君の指」とか歌われるとこれまた、ちょっと濡れた感じの歌でたまりませんね。そんでもって「き~み~はオ~ディエンス、たった1人で、オ~ディエンス」って来たら、そら~財津ワールド全開ですよね。財津さんもツアーして、ヤスさんも新しいアルバムが出るそうで、こちらも頑張らねば!!。
私のブログなんかよりも、財津さんの魅力をずっと的確に財津さんの魅力を語って下さってますね~
そうそう!『たった一人のオーディエンス』って、これぞ”財津ワールド”なんですよね。
財津さんの曲って、色彩が多彩な感じがします。
フェスティバルは残念ながら改装中です。何年後か、高層ビルの中に再オープンするそうですが、いいホールにして欲しいです。
アンコールはもう、博多でも「自分たちが楽しまな」ってな感じの盛り上がりでした。中高の頃に聞いていた音楽をいまだにコンサートで聞けるというのは本当に幸せなことだし、それをこうやって共有できるのはすばらしいことですね。
そうそう、大阪でも財津さんの声、すごかったです!
(正直、SONGSを見たときには「あれれ~」って思っていたのですが・・・)
仰る通り、自分が10代の頃に夢中になっていた歌を生で聴くことが出来る幸せを感じました。
このツアー、7月に大阪でファイナルなんですよね。行こうかどうしようか思案中です。
やはりもう一度聴きたいなぁ。。。