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音楽の話題を日々徒然に。

奈良紀行♪

2013-03-12 20:00:45 | 旅日記

関西に住む人の大半は、子供の頃から「東大寺のお水取りが終わらな春は来ない」と聞かされて育ったはず。
とはいえ、火のついた棒をお堂の上で振り回すニュース映像くらいしか知識はなく、実はそれがなんなのかよくわかってなかったりします
ということで、今回の春旅のテーマは「奈良にお水取りを見に行こう!」と相成りました~

《一日目》

日曜朝の10:30、近鉄奈良駅で友人と待ち合わせ。
この時点では天気は薄曇りながらもポカポカと暖かく、お昼ご飯は外で食べようかと駅前で名物の「柿の葉寿司」なんぞを購入し、まずは法隆寺に向かいました。

法隆寺は世界文化遺産のわりに交通の便が不便なんですよね。近鉄筒井駅からのバスはなんと1時間に2本
幸いすぐにバスはやってきて、約10分で法隆寺到着。



が、ここから一気に雲行きが怪しくなり・・・
気温が下がってきたかと思うと、ものすごい強風が
眼鏡&マスクな上に、ダウンジャケットのフードも被った非常にアヤシイ姿で拝観。でも周囲の観光客も軒並みこんな格好でしたけど。



小学生の時以来の法隆寺でしたが、風はますます強くなり、そんな感慨に耽る余裕もなく。
夢殿を後にする頃には風に雨まで加わって、もう一体これはなんの修行?みたいな状態に。恐るべし寒冷前線。
この後は薬師寺と唐招題寺を回る予定でしたが、天気には勝てず、あきらめて奈良駅へ引き返しました
で、雨でも大丈夫な所へ行こうってことで、向かったのはコチラ。



奈良国立博物館です。
ここでちょうど特別展「お水取り」が行われていたので、今夜に備えて予習。



一般に「お水取り」として知られる行事は、東大寺の「修二会(しゅにえ)」といって、11人の「練行衆」と呼ばれる僧侶が、東大寺の二月堂で、3月1日から14日までの二週間わたって日夜繰り広げる法要のことをいいます。我々がニュースで目にする映像は、その中の「おたいまつ」というものだとか。ははぁ、勉強になりました

こちら、実物大の「おたいまつ」。デカイ。。。




気になるのは空模様ですが・・・博物館から出てくる頃には雨はあがっておりました。やった~♪
しかし寒いぞ~。薄手のダウンは失敗だったなぁと思いつつ、二月堂へ向かいました。

この日の「おたいまつ」は19時からですが、18時20分で既にこの人出!そして既に焦げ臭い(笑)



徐々に暮れてゆく空に、テンションがあがってきます
19時ジャスト、境内のライトが一斉に消され、向かって左手の登り廊をゆっくりと「おたいまつ」が登っていくのが見えます。
そして、お堂を駆け抜ける炎!すごい~!











ボケボケ写真ですが、こんな感じ。
実物はニュース映像でみるより数段迫力がありました

約20分のあいだに10本の「おたいまつ」が駆け抜けました。
おもわず拍手しそうになりましたが、お祭りじゃないので拍手しちゃいけません。神聖な気持ちで見学。
全て終わった後、二月堂の回廊部分に登らせてもらいましたが、え?こんなに狭いところをあんな巨大な火をもって走ったの?みたいな感じで驚きでした

見ている間は寒さは忘れてましたが、やはりめっちゃ寒い!
早々にホテルへ帰って、晩ご飯はお昼に食べ損ねた「柿の葉寿司」。
中身はサバ、さけ、鯛でしたが、例によって撮り忘れました



今回泊まったホテルは大浴場&露天風呂付き。冷えた体にはとってもありがたい。
あったかいお風呂で生き返りました~。

二日目へ続きます。 (→ 【その2】奈良紀行

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