梅雨だから仕方がないのですが、このところずっと外は雨
おまけに仕事も行き詰まり気味で、気分も滅入りがちです
そんな鬱陶しい気分を吹き飛ばすため、ビートの効いたロックな音楽が聴きたくなって、購入したのがこのアルバム。
佐野元春さんの最新作（といっても、発売は2007年ですが）、『COYOTE』です
佐野さんの音楽は、さほど熱心に聴いていたわけではありませんが、それでも80年代～90年代にかけて青春を送った身としては外せないアーティストの一人。いくつかのLPや、ダビングしたカセットは今も手元にあります。
このアルバム、ノリのよいビートを聴かせてくれますが、それは明るい太陽の下で「イェーイ、ノッてるか～い♪」という感じではありません。
人のまばらな深夜の駅のホーム、もしくは夜明け前の街を歩きながら。
そんなシチュエーションでひっそりと聴きたい。そんな”内省的なロック”です。
この感じ、昔聴いていた誰かの曲に似ているー。
アルバムを通してずっと気になっていたのですが、誰かと思ったら尾崎豊さんでした。
いや失礼、尾崎豊が佐野元春に似ているというべきですかね。
もし尾崎が生きていたならば。
歳を取った彼はきっとこんなアルバムを作っただろうな、と。
なんだか唐突に、もう随分と長い間聴くことのなかった彼の曲のいくつかが思い出されました
”現代の吟遊詩人”である佐野さんの作る詩は、非常に哲学的な香りがします。
昔はそのあたりが苦手でしたが、今は非常に魅力的
今回ネットダウンロードで購入したのですが、そうすると歌詞カードがついてこないのです。ＣＤで買えばよかったなとちょっと後悔
♪もしも君が 気高い孤独なら
その魂を空に広げて
雲の切れ間に君のイナズマを
遠く遠く 解き放たってやれ ♪
こんな感じの歌詞。
アルバム3曲目の『君が気高い孤独なら』。
ロックでポップ、硬派なのにお洒落、そんな曲です。
YouTubeにライブ映像がありましたので是非聴いてみて下さい。
何かのテレビ番組の公開ライブでしょうか。カッコいいです
佐野元春 君が気高い孤独なら 2007年
確かに80年代前半のニューミュージックとはまったく違う、かといって泥臭いロックでもない音。
90年代の後半になってようやく佐野元春に時代が追いついた感がありますね。
時代が早すぎたのが、彼をして、”大メジャー”になれなかった理由かもしれません。
当時の尾崎は元春に比べると、かなり荒削りで乱暴な音楽でしたものね。
でも、言葉の選び方は似ています。歳を取ってその「荒さ」が取り除かれたらば、きっと元春のようになっていたのではないか、と。
はまりはしませんでしたが「SOMEDAY」や「No Damage」はよく聞いていた思い出があります。
自分のイメージでは早すぎた天才という感じで、当時リズムやメロディといった言葉はあっても、ビートという言葉はまだ一般的でなかったとような気がします。ですから佐野元春の音楽を表現する言葉が無かったと思います（大げさかもしれませんが）。今聞いても唯一無二の存在ですね。ですから初めて聞いたときは結構衝撃があったことを覚えています。
尾崎はどちらかというと苦手でした・・・。
『ビジターズ』は名盤ですね、懐かしい！
『ニュー・エイジ』を初めて聴いた時は、その斬新さにたまげましたね。
「なんだこりゃ？！」と。でも一度聴いたら忘れられない曲でした。
私は『シェリー』こそが尾崎の代表曲だと思ってます。
個人的には、『街の風景』や『誰かのクラクション』が好きです。
『こんな素敵な日には』は佐野さんのベスト盤にも入っていたような・・・。
お洒落な曲ですよね。細野さんもお気に入りであれば、”はっぴぃえんど”もストライクゾーンかもしれません。
尾崎豊はベスト盤やコンピなどではなく、是非ともオリジナル・アルバムを聴いて下さい。
デビュー作の『十七歳の地図』とセカンドの『回帰線』がオススメです。
佐野元春
ちょうど中３の頃にビジターズやったかな!?
初めて聴きました、佐野元春のアルバム(ＬＰ)を…
ちょうど84年から85年にかけてニューミュジック衰退からソロアーティストやロックバンドなど新星が出てきて頃ですね
あの頃デビューした尾崎や吉川など今でも聴いています
特に尾崎はオフコースやチューリップに夢中になっていた傍ら聴きまくってました。
逮捕後、初の東京ドームのライブも行きました
ホンマ、今尾崎が生きていたら47才くらいかな？
どんなメロディーを歌ったるんかなぁとたまに思ったりします
ちなみに好きなナンバーは『シェリー』『スクランブル・ロックンロール』『はじまりさえ歌えない』『闇の告白』『ダンスホール』などです
『こんな素敵な日には』が特に気に入りました
あっ
今『COYOTE』聴いてます
あと、細野晴臣さんも好きで2007年に出た、『FRYING SAUCER 1947』というアルバムがお気に入りです
尾崎さんはまだ『I LOVE YOU』しか解りませんが、他の曲も聴いてみたいです
笑っちゃうほど素敵な偶然ですね！
こんなことがあるだ、驚きました(^^)
ちなみに、佐野元春さんと大瀧詠一さんは、杉真理さんを加えた3人で「ナイアガラ・トライアングル」としてレコードを出してます。
『A面で恋をして』とか、機会があれば聴いてみて下さい。良い曲ですヨ！
あと、尾崎豊さんのオリジナルアルバムも、悠さん世代にはどう聴こえるのか、興味ありますね。
アルバム『回帰線』を聴けば、『I LOVE YOU』だけがオザキじゃないということがよくわかります。
ソレ、私、偶然にも今日レンタルショップで借りました
最近、新しく何が聴き始めたいと思い、大滝詠一さんや沢田研二さんなど、いろいろな人の音楽に手を出しまくってて（って昔のばっかり
実はいろいろあってまだ聴けて無いのですが、これ読んだら聴く楽しみが増えました
また何が良い