山に癒されて…♪

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自己世界の超ロ~ング日記です
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春山 寒風周りの赤坂山 2

2018年03月05日 | 山登り 近畿 比良方面
2018年2月25日 曇り 寒風~赤阪山




寒風



雪の原と化した寒風からの続きです



さて ここからは本格的な稜線歩きの始まりです♪
白い稜線をスノーシューで愉しむ醍醐味を味わいます



 再び樹林帯へ
 



梢の向こうで春を呼ぶ
そんな淡い色の空が広がりを見せています



 木々の影法師に包まれて歩く 雪の尾根♪
 トラバースもなんのその!




見えてきたよ 姿を現したよ 赤坂山

その向こうの三国山
今日はそちらまではちょっと無理! 
だけど美しい姿 見惚れます♪


赤阪山へ向かう稜線が
いくつかのピークを作って伸びています


山こえ 谷こえではありませんが
アップダウンは免れそうもありません

しかし その展望は 恵まれそう♪



 さぁ 赤阪山へ向かおう~!



スノーシューハイクを愉しみます♪





雪庇が張り出し
雪山ならではの様相が また魅力的♪







まだまだ続く 壮大な雪原の稜線歩き

登っては下り
下っては登り…


ここは山スキーだとどんなに気持ちいいでしょう~♪






輝く急な斜面にトレースが残ります


 空に向って何処までも歩けそう~♪



ちょこんと頭を見せる赤坂山
その後ろの三国山が良く目立ちます

どの時も寄り添う夫婦のよう…♪

さて…急ごうあの白いお山のまで
という名のいお山へ…




 土が顔を出しています
 雪が緩くなってきています
 
デブリ



崩れ始めた山腹
流れ落ちる雪のしたから 春が覗く…

ぼさ…
ぼさ…


いくつもできているひび割れが…
次の段階に進もうとしているよう…









冬の終わりを告げるように
割れ目の間から山肌が姿を現し
山は 衣替をしようとしていくのでしょう…







冬の残り雪を楽しむのももう終わりに近づき
所々春を呼ぶように 梢の向こうからがします

ここにも もうすぐ 
春告鳥の初音が聞こえてきそう…



 春告鳥のような雰囲気の樹林帯
 きを聴きながら抜けていくと
 春には遠い冬景色




まだまだ 春には渡さぬぞ!

追われるが踏み止まり
見事な雪の稜線が広がっています



もう少しだ
粟柄越までの最期急登だ!
そこを越えれば赤阪山だよ


チチが励ますように声を掛けてきます

はい…


声が掠れます…
返事が精いっぱい…
思いの外 体は疲れを感じているけど…




歩けます
この景色 
このお天気 
十分すぎるほど恵まれた今日を
勿体ないほど味わっています






 



空と雪の合間に立って別世界

この先には 最後のな登りがっていても
今は…気持ちよく下っていきます♪








これが最後の急な登りですね!

もう少し もう少し 頑張れ!
自分に言い聞かせながら登ります



 急登を登り切れば 良かった♪緩やかに…
 はっきりと付いた無数の足跡を外れて…





どんどん進むチチ…

チチ…何処へ行くの…?


チチは…
側に伸びる無数の足跡の方を避けて
の尾根沿いに伸びる薄い足跡の方へと進みます




こちらの方が 楽だよ


私にしてみれば遠回りのよう…すると…



急がば回れ…だよ


チチが笑いながら言います



この時は意味が分からない私…
少しでも短い距離を歩きたい気持ちがありました


赤阪山からの下りのトレースが気になりながらも
チチの後についていきます

チチは…登りに弱いの事を考えて 
敢えて 遠回りの古い消えかけのトレースを辿って
歩いてくれたようです



 標識は雪の中から顔を出しています
 春待ち人のような石仏様

粟柄峠 760m




三方郡美浜町新庄と高島市マキノ町白谷とを結んだ
赤坂山の南鞍部にある峠で、粟柄越、高島越、海津街道とも呼ばれたそうです
峠名は 福井県側の峠下に江戸期小浜藩の番所が置かれた
新庄村の小村粟柄があったことに由来するそうです

この峠道は古く、飛鳥時代にに開かれたものらしく、
若狭と近江を結ぶ交易路として

明治時代以降も 若狭耳川筋の海産物や木炭を運ぶ
重要な輸送路として利用されてきたそうです
その峠道としての利用も 大正時代に
粟柄集落が廃村となった事が切っ掛けとなり 
昭和の時代に入る頃には殆ど利用されなくなったそうです 
現在は登山道として 登山者に親しまれて
利用されるようになったようです

新庄の関西電力嶺南変電所からの送電線が峠を通っており
登山道は送電線鉄塔の巡視路にもなっているそうです



その鉄塔は 登るときの目印にもなり
鉄塔が見えたら 赤坂山がもうすぐだと感じます




 目印の二つの鉄塔
 最期の登り
 頑張って 登って
 チチが立つ

赤阪山 824m



だ~れもいません…

360℃の展望は開けて見事なものですが
春の空…というベールに包まれ
遠方は望めません


その上… ここも遮るものがなく
の遊び場のよう…まだまだ冷たい風が 
自由奔放に吹き付けてきます

それでも 望める範囲で 展望を堪能します♪



 表示盤



寒風方面 中央に大谷山 右端に三重岳



大谷山



三重岳



乗鞍岳 金糞岳




風が強い
目的は果たした さぁ~下ろう


風に追われる様に下ろうとした時
下から数名の登山者が登ってこられます

漸く人に出会えて なんだか嬉しい♪




 風のこないところまで下ろう
 眼下のあの樹林帯なら休めそうだ




峠の下の樹林帯は
さすがに風の侵入を防いでくれます
多くの人が そこで休まれており 
仲間入りをさせて頂きます(^^♪


老若男女関係なく 童心に戻って
ヒップそりを愉しむ姿もそこにはあり
楽し気に遊ぶ大きな子供たちを微笑ましく見ながら
疲れた体を休めます

チチの入れてくれたミルクティーを飲みながら
暫し 愉しむ人々の姿を見て ほっこりとします

しかし…冷気が熱を奪い始めだすとじっとしていられなくなります


そろそろ 下界がしくなってきました



 ゆっくり戻ろうか…
 今日も楽しんだ…楽しかった…




帰ろう 我が家へ…


我が家が帰ろうとした時にも
あらら…まだ登ってこられる方が大勢おられます


 あれ…まだ登って来られた 団体さん
 長い行列通過待ち




団体さんを見送って
のんびり帰ろうとしたのですが…
ここからが大変でした…

短い距離だけど この斜面


され 除雪はされず ジュクジュクゾワゾワ
腐った雪の質の悪さは が立たない…
スノーシューの弱点が露わになります…

ズルズル
ズルズル
滑りやすく 踏ん張りが利きずらい


後ろからくる若者の団体さん


わぁ~滑る~!
スノーシューで滑ったら笑えね~


振り返ると 今にも滑落しそうな雰囲気…



お…お願い 落ちてこないでね…
私…自分の事で精一杯なの…


心の中で叫びながら 慎重に下っていきます


なるべく距離を開けたくて
この時は写真を撮る余裕すらありません



必死もっしの死に物狂い…



離れた若者たちは 団体で尻セード?
キャッキャ叫んでいるけど
滑落しているようにしか見えない…

またまた 必死げるように下ります

この短い間が 一番かった時でした






いつの間にか 若者の声が聞こえなくなり
山に再び静けさが戻ってきます



 夏道の急斜面


ここも冬道を行き掛けましたが その道の状態が危険と判断

夏道の方がまだよさげ…
夏道の方が踏み跡も多い…


ゆっくりとステップさないように下ります


しかし腐った雪は 本当に厄介
踏ん張る足元を崩していきます


この場所は 本来ならスノーシューでは難しい…

でも 履き替える場所も余裕も有りません
慎重に下るほかありません

ここもまた 距離にするとほんの数分程度の事…


すると また若者の声が聞こえてきます


若者は冬道を下ってきているよう…
歩いて下るというより ほとんど滑りこけている感じ

本人らに危機感ない様子で キャッキャ叫んでいますが
下にいる私は… 正直 かった…


上から落ちてこられたら…


急いで下るほかありません…







この谷間の道に下る間が 第二恐怖の時間でした




 武奈の木平
 どんどん下ります



雪に埋もれて雪洞の状態の武奈の木平の休憩所
チラ見でどんどん下っていきます

腐った雪はもっと重く
足場が悪く 踏ん張りききづらく

登山口に近づけば近づくほどに
雪のない土の斜面が見えてきます

少し道を外れて 雪の残るところを選んで下ります

あくまでスノーシューを外さず下るつもり…

スキー場が見えてきた時は ホッとしました♪




 
赤阪山登山口を振り返って…


スキー場を横断します




漸く帰り着いたと思うと ドッと疲れが出てきて 
スキー場を横断しながらも 無の境地

傍らで遊ぶ親子連れを横目に 駐車場へと急ぎます



 駐車場


やれやれ…
帰り付いた頃には 駐車場も段々空きが見えてきました

我が家もいそいそと片付けて
汗を流しに行きましょう…




 
メタセコイヤ並木



尾根から見たメタセコイヤの並木道
夕暮れの静けさの中で お別れです


今シーズンの雪山は終わりかな?
次はあちらこちらで聞こえる 
妖精たちを探しに行きましょうか…


疲れて降りても
考える事は次のお山…


さて… 何処のお山がよろしいでしょう…
スプリングエフェメラルとの出会いを楽しみに…












長いブログに最後までお付き合い下さって
ありがとうございます




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