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御池岳 T字尾根からの周遊 3

2018年04月07日 | 山登り 近畿 霊仙 伊吹 藤原
2018年4月1日(日)⛅ 御池岳 T字尾根~土倉岳(ハゼクラダケ)~ノタノ坂


テーブルランドまでのコースは
だ~れにも合わず 貸し切り状態でした
だけど テーブルランドに上がると
遮るものがないためでしょうか…

何処からともなく 人のがしてきます
漸く 現実に戻ってきた感じもする私…



山上部には多くのドリーネの池と
カレンフェルトが点在するカルスト地形が見られます

さてさて…そんな広原のテーブルランドを回りで
ゆっくりと散策してみる事にしましょう





T字尾根下降点



テーブルランドに辿り着いた所からの続きです




テーブルランドに辿り着き 
左側に見える石灰岩の石塔の集まる所…
カレンフェルトで休みして ひと汗引いたところで
そのまま そのカレンフェルト部を登って行きます




 カレンフェルトを進みます
 右回りの周回です

 



わぁ~ 広い~♪


草原のようなテーブルランドが飛び込む感じ♪
心地よい衝撃を感じながら
高原に伸びる踏み跡を進みます


つい数日前までは ここは雪原だったようです
しかしこの数日で変わってしまったよう…

春を通り過ぎて初夏のような天気が続いて
地肌をむき出しにするように 豊かな雪は解け 
今では その面影を残すかのように 所々に雪が残っているだけ…





天狗堂とサンヤリ




何処にでも顔を出すように天狗堂が目に留まります
しかしもう 見飽きたよ…とは言えません

常に寄り添ってくれているように感じますし
その目立つ姿が位置関係を教えてくれる役割も担ってくれます




 頂上付近とは思えない



今いるところは鈴鹿山脈の北 
最高峰の御池岳がある御池台地西端です
ここもまたカルスト台地の平原の広がる所

そのカルスト台地は 1000m~1200mの平原が
山上部3kmほど続いているそうです

広いというものを通り過ぎているほど
テーブルランドとはよく言ったものです

また…
石灰は浸水性が高く、土壌構成鉱物が形成されにくく
石灰を好む植物以外は生育しにくいので
草原のようになってしまうことが多いそうです
 
こうした独特の景観を作り出すのは自然の成す技
ただ…それに歓喜の声を出しつつ愉しむのは 人ばかりなのでしょうか…



 ボタンブチ方面の急崖



山頂の西端を辿れば 谷へと切れ落ちる急崖が見えます
その先にボタンブチと呼ばれる崖の上の展望地が見えてきます

今からそのボタンブチに向かいます
いつもの逆コースを歩いているため
見ることのできなかった断崖に興奮する私です 



その前に ここはカルスト地帯
カルスト地帯特有のドリーネカレンフェルトなど
石灰岩地の草原を堪能しなければ…♪



 大きなドリーネ



この窪地
この雰囲気
もしかして! もしかして…! 




青のドリーネ 1020m



この窪地に雪が積りますと 大きな擂鉢状窪地となるよう
それが 青い空に反射してく見えるところから
青のドリーネと呼ばれるようになったとか…


今はセピア色のドリーネ…
残った残雪がその終わりを告げているよう…


ちなみに青のドリーネがみられるのは
2月ごろが一番きれいな姿を見せてくれるそうです…

どちらにしても 青のドリーネに会えるのは
雪のある冬から早春限定と言う事です…




 ドリーネはあちらこちらに
 道は続き…

東池




山上部には 点在するドリーネに水が溜まった
小さな池が幾つかあります
その大きさは様々で 水も涸れている場合もあります

その中でもここは比較的大きいほう…?
まだ雪を残し 表面は半氷の様なこの池が
東池と呼ばれる池です




 西側の縁を歩き…
 草原の緩斜面を通り…
 残雪の窪地を見ながら…

まゆみ池



オッと…見落としそうでした

雪を被っていると 見落としそうになります
ましてや道から外れた所で わかりにくい…

まゆみ池を通り過ぎてしまうところでした

池の傍にある古木がマユミ(真弓)の
昔はこれでを作っていたとか…
このマユミの木から名前が付いたそうです




 さらに草原を進むと…
 苔のついた石灰岩の石塔群越えて…

幸助の池




静かに佇む池を発見! 

多賀町の民話の幸助とお花に由来するもの…
龍神様となった幸助さんが棲むという池に
何処か雰囲気が違うように感じるのは 私だけでしょうか…

ちなみに約束を破って夫婦になったお花さんのお花池
北側の離れたところにあります





 緩く隆起した草原を越して…
 見えてきました急崖の一端…

ボタンブチ




ボタン=いのしし 
ブチ=崖 だそうです

昔はイノシシをボタンブチに追い込んで猟をしていたそうです
追われたイノシシは崖っぷちに追い詰められ
追い詰められた先は あまりにも高く険しい崖縁で 
さすがのイノシシも足がすくんでしまい 逃げれなくなり 
…そして捕らわれた…?

もしかして…マユミの木で作った弓で 仕留められた…のかしら?




中央に天狗堂と右にサンヤリ




とんがり頭の天狗堂 そのバックには
鈴鹿山脈の西端の綿向山 竜王山が連なって飾っています



 さらに縁を進んでいくと…

天狗の鼻




ガ…ガメラが!
な~んて


私的にどう見てもガメラに見える天狗の鼻

その天狗の鼻に見えるもの…
(諄いですが 私的には ガメラの鼻先ですが…)





銚子岳 静ヶ岳 奥に御在所





鈴鹿山脈の面々が広がって見えます
ただ この季節 霞のベールを引いているので
すっきりと見えません




ガメラ…いえ 天狗の鼻からみたボタンブチ



西の景色を十分堪能しました!
さぁ 今度は 最高点へ向かいましょう…



 草地のなだらかな道から…
 石灰石がゴロゴロ散らばって…
 バイケイソウの若芽が…




このあたりから バイケイソウの若芽が顔を出し始めています
春の陽気に誘われて 無造作に頭を上げつつあるよう…



 特有の雰囲気のカルスト草原
 段々 石灰岩が目立ちだし
 ヤマネコノメソウ




湿気の多い所を好むヤマネコソウを見かけます
ヤマネコソウってどんな環境にも順応するのかな?
小さくても強いお花なのですね♪

そして…
石灰岩の石塔が目立つ 苔むした樹林帯になると

そこは…





御池岳(丸山)1247m




最高点の丸山御池岳に到着です

樹林帯の中の円形脱毛のような頂上!

展望はあまり望めず ごろつく岩場で 
カルスト地帯の集大成のようなカレンフェルトの頂です


ここで ちょっと気が付いた事

あれ…ちょっとした腰掛が置かれています
見な考えることは一緒なのかも
休憩を取りやすいように考えての事でしょうか…


いつから置かれたものかは知りませんが
山頂の標識の傍で担う役目を待っているよう…


さぁ~ 目標の一つは達成した…
帰ろう





 往路を引き返し…
 右から来た 今度は左へ
 迷路のような樹間の径…

奥の平へ



今度は奥の平へと向かいます 


 ボタンブチへの分岐



ここから見える奥の平から見る西の景色
つい先ほど歩いた高原の縁が見えます

今度は東の縁を歩いて 奥の平へと向かっています



 緩い隆起を進む先に…



ぽつんと立つ標識



奥の平 1241m




奥の平のピークに立ちます

何も遮るものもなく 風の通り道でもあり
まだ冷たい空気の束が押し寄せてきます

長居は無用のよう…
暖かくなったとはいえ 冷たい風は体温も奪っていきそう…

早々に下っていきます







ここからは… 
まだ歩いたことのないルートを下っていく事に…

愉しみながら まだまだ歩けそうです♪




つづく



やはりダラダラと長くなります
それでも ご訪問いただきありがとうございます
とても感謝しております


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