山に癒されて…♪

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2泊3日の夏山 7 穂高岳山荘 ザイテングラート 涸沢~徳沢

2019年08月24日 | 山登り 北アルプス
2019年8月13日 奥穂高岳~涸沢

穂高岳山荘のテント場は満員御礼
その中で 譲っていただきながら
東側のテントスペースにテントを張らせて頂きました

見晴らしの良いそのスペースは
岩場のテント場でありながら
快適な空間を齎し 眺望をも楽しめるところでした

テント場利用 1張り1000円×人数
※テント利用は 水 トイレ使用無料

詳しくは 穂高岳山荘HPをご参照下さい

 まだ山は眠っております
 小さな光の動きが見えます
 目覚めだした空・・・
八ヶ岳

遠くの山々も目覚め始めます




テントの中から 日の出を拝めるなんて
これほどのご褒美はありません

昨日頑張った御褒美♪
一人ほくそ笑みながら 
目覚めていく山々を眺めます


朝焼けの穂高岳と穂高岳山荘

おはよう~♪
昨日のガスがウソのように
清々しい穂高岳が迎えます


 人も目覚めて動き出す
八ヶ岳
笠ヶ岳

素晴らしい眺望を飽きずに眺めていると・・・

静かな朝の空気を割るように
ヘリの音がしてきます
近くでホバリングする音・・・


 ホバリングするヘリ



昨日のジャンの空虚な表情の意味を悟る・・・

漸く・・・ 
家に帰る事が出来るのですね・・・

この光景 やはり 
厳冬期の木曽駒ヶ岳で見ました・・・

暫く動けずに見つめてしまっていましたが
そろそろお別れの準備をしなくてはなりません

今日は急ぐ事はありません
ゆっくりと撤収に掛かります


 撤収して天場を後に・・・

穂高岳と穂高山荘


穂高よ さらば
また来る日まで・・・


前穂北尾根と屏風の頭


右側から前穂高岳北尾根に続き
正面に 屏風の頭 
その後ろに常念岳から蝶ヶ岳の稜線が控えています
その景色を見ながら 涸沢へと下っていきます



 ザックは重いが気は軽い
 常念岳迄見える好天気
 渋滞のザイテングラートを下る
 ハイマツに囲まれた岩稜

ザイテングラートとはドイツ語で支稜を意味するそうです

登る人 下る人
狭い岩稜での離合は渋滞を招きます
それでも 今日は急がない事が
気持ちに余裕があり 離合待ちの間 景色を堪能♪

昨日の自分とは全く違う自分が居ます
ハイマツの中の岩稜の鎖場や梯子
思いの外すんなりと通過です♪


 離合で渋滞!


でも ゆっくりしていると
どんどん人は増えて離合が大変に
タイミングを見計らって
さっさと降りる事にします


屏風の頭と蝶ヶ岳から常念岳稜線

前穂高岳北尾根


段々高度が下がり
穂高の山々に囲まれる感じになります
しかし・・・
涸沢カールの雪渓が 小さい・・・

昔はもっと多くて
7日間涸沢に泊まった時には
テン場のすぐそばに雪渓があり
プリンやゼリーを作ったり
保冷代わりにしていたのを記憶していますが・・・



 涸沢小屋が見えてきた
 涸沢小屋で休めると思った
 無情にもチチは通り過ぎた
 テン場も止まらず通り過ぎた
前穂高岳北尾根 

あらら チチ・・・
お休みにはならないのですか?

休むと思っていた涸沢小屋通過・・・
どんどん進んで このまま北尾根にでも行く勢い・・・


 涸沢山岳総合相談所(山岳遭難救助隊基地)
 東京大学医学部診療所
モレーン台地に建つ涸沢ヒュッテ

石段を登って
涸沢ヒュッテのテラスまで来ました

涸沢ヒュッテは屋外に広いテラスが設けられて
軽食や生ビールが楽しめる様です

でも この涸沢ヒュッテ
昔と雰囲気が変わっています
位置も変わっているような・・・

以前の面影からほど遠く
やや近代的になった涸沢ヒュッテに
ちょっと戸惑います


 賑わうテラス
 北穂高の下に涸沢小屋


正面は北穂高岳
北穂高沢を隔てて右側が東稜
左側が南陵で 一般道が付いています
北穂高から左の稜線に 最低コル
最低コルの横にカメ岩 
カメ岩の横に尖がり帽子の涸沢槍 
そして涸沢岳と望みます

手前の涸沢キャンプ場は
色とりどりのテントの花が咲いています

この景色は 昔も今も
変わりません♪


 涸沢カール
奥穂高岳

ザイテングラートと白出のコル

穂高山荘がちらり♪

ザイテングラートの上部の V 字状の所が
白出のコルと呼ばれる鞍部で
そこに穂高岳山荘が建てられています

涸沢ヒュッテのテラスで 
穂高の山々を眺めながら
贅沢なひと時を過ごします

その贅沢なひと時に
もう一つ贅沢なものを所望します

登山者と言うよりも もう ハイカー気分
急ぐこともなく もう1泊予定している徳沢まで
下っていくだけです♪


 おでんとコーラ
 愉しんで下ります



ゆるり揺られる草木の間を
のんびりと下ります
周りはナナカマドの木が多く
秋には赤く染まって見事でしょう♪

再び お花と戯れる事が出来ます♪


 アキノキリンソウ
 ウラジロナナカマド
 チングルマ



もう 終わりかなと思っていた
チングルマの群生に出会えます
愛らしい姿に 足が止まります♪


 アオノツガザクラ
 モミジカラマツ
 ミヤマダイコンソウ
雪渓

少し残っていた雪渓
ちょっとだけ楽しんで歩きます
緩やかな斜面で 
アイゼンは特に必要ありません


 スダヤクシュ
 イワオトギリソウ
 シロバナクモマニガナ
 エンレイソウ


白いゴーロの道・・・
ややトラバース気味に下りますが
40年前と ここも変わっています
別ルートを歩いている感じです

 ミヤマホツツジ
 本谷橋


本谷に立派な橋が!

むか~し むか~し
恐々渡った丸太橋・・・
どこに行ったのでしょう?


 ソバナ
屏風岩

きっと もう登る事のない屏風岩・・・
見るだけでもその貫禄に圧倒されます


 細身のセンジュガンピ
 見たことのない 立派な橋!
横尾


横尾も私の知る横尾ではありませんでした
樹林帯の中にひっそりと・・・ 
もう少し狭い広場に山屋が集まるような
そんな素朴的な感じでしたが・・・

ハイカラさんに変身ですね・・・

それに・・・
横尾に大橋が掛けられている事に
とても驚きました・・・


 ハクサンオミナエシ
 キツリフネ
 ぽっちゃりセンジュガンピ
明神岳

ここから見える 明神岳だけは
変わない姿を見せてくれます


 木漏れ日が優しい樹林帯


深き森は一層深く
年月の変化にも動じない感じです


 徳沢へ続く平坦な道
徳澤園

徳沢小屋が徳澤園に改名?

徳沢についても 驚かされております
そして・・・唖然と立ち尽くす自分が居ました


井上靖の氷壁に出る宿
徳沢小屋はどこにいったの・・・? 感じです

牧場の番小屋だった小屋は 
高級ホテルに変わっています

時間的に上高地まで十分下れる時間ですが
今回は 普段ありえない キャンパー気分を
のんびりと味わう事にします

高級感ある内装の徳沢園で 
テント場の受付をします



徳澤園 みちくさ食堂

お昼は 何と!

チチに食堂利用を許されて
旅行客気分でランチタイムを楽しみます


 山の手作りカレー
 クリームコーヒー


スパイシーなカレーは絶品でした
山でアイスクリームを食べられるなんて♪
贅沢極まりない感じです

お土産も買えて
ここからは銭の世界です
 
昔の徳沢小屋からは
想像だにしなかった事でしょう


 徳沢キャンプ場



設営が終わっても まだまだ日は高い・・・
それでも やはり疲れは残っているのでしょう

ちょっとだけ お昼寝・・・
目が覚めたら でした・・・

今年の夏山はこうして終わりました




最期までお付き合いありがとうございます




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様でした (J-Blue)
2019-08-25 09:09:54
こんにちは。
山旅お疲れ様でした。
何時もながらすごいなーと関心しています。
無事に山行を終えた事が何よりです。

私も奥穂高に登った事はありますが数十年前
悲しいかな当時の記憶が殆ど曖昧です。
写真も無いようなので記憶を甦させる事も出来ず
かといって実際に行く事も無理そうなので、今回の
山行記録を拝見して、ただただ羨ましく思うのでした。

何より好天に恵まれ、素晴らしい景色の写真を拝見し
自分が行って来たような気分になり、楽しませて頂きました。
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J-Blue様 (nanekobi5963)
2019-08-25 22:30:05
こんばんは♪

ありがとうございます
40年ぶりの穂高岳でした
当時はまだ デジタルではありませんので
最大36枚撮りのフイルムをもっていかなければならず
今の様に撮りたいだけ撮れるものではなかったです
なので わたしも余り写真が残っていません
記憶も曖昧で 部分的にしか残っていません
だけど 年月は変化するように 変わっている事に
戸惑う事も多かったです

新鮮な気持ちと 懐かしさと
思い出を新たに作れる山行となりました

段々登れる山に限界を感じながら
一つ一つ大切に登っていけたらと思います

いつも ご訪問いただき励みになっております
コメントもありがとうございます
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