初めて参加しました。
夕方の5時半開始、天六の商店街入り口から南森町までのねり歩きキャンペーンです。最初天六の交差点で30分ばかり街頭宣伝とビラまきをしました。この日は昼間暖かかったのでちょっと油断していたら、日が暮れるとやっぱり寒い!ビラをまく手がすぐかじかんできました。お腹にも背中にもカイロを張ってくるべきだった…
横断歩道でのビラの受け取りはよかったです。信号待ちがあるので少し話すこともできました。買い物帰りの中年の主婦に「使い捨てに反対してます」と言ってビラを渡すと、「ほんとやねえ。遠いところ大学へやっても就職なくて、若い人はかわいそうやねえ」と共感してくれました。そして、「寒いけどがんばってね」と声をかけてくれました。うれしかった。
また、20代ぐらいの若いカップルにビラを渡しました。
「有期雇用に反対してます」
「え、有期雇用って何?」
「仕事はずっとあるのに、3ヶ月、半年、1年とかの労働契約を結んで更新していく。そして、いらなくなったら契約満了という形でいつでもクビを切る。だから、結婚もできないし、人生設計も立てられない」
「あ、私といっしょや。私は半年契約やったかな」という若い女性の反応に気をよくして、「ここで相談を受け付けているから、何か困ったことがあったら連絡して」と伝えました。
いよいよマイク先頭に商店街をねり歩き。しかし、自転車が多くてビラをまきにくい。 扇町を過ぎて道幅が広くなると、対向して歩いてくる人のスピードが速くてまたまきにくい。こんな調子でビラのはけが悪いので、お寿司を買うのに並んでいる人やコーヒーショップから出てきたサラリーマン氏をつかまえてビラを渡しました。
30代後半ぐらいの仕事のできそうなサラリーマン氏は、
「有期雇用に反対してます」
「え、有期雇用って何のこと」
「仕事はずっとあるのに、3ヶ月、半年、1年などの労働契約を結んで更新していく。派遣、契約社員、嘱託社員とか…必要なくなったらすぐクビ切れる…」
「あーそういうの。でもハローワーク行ったら正社員の職あるでしょ。ちょっときついけど」
「いや、もう今、働く人の3分の1以上が有期雇用なんですよ」
「えーっ、ほんとに?知らなかった!」
もっと話ができそうだったのだが、みんなどんどん先に行くし、「ビラ読んどいてくださいね」と言って別れました。何人かと話ができてよかったです。もっとゆっくり話をして、街の人々の有期雇用(非正規雇用)という働き方に対する考えを知りたいなら、ねり歩き以外にも1箇所にとどまっての街頭宣伝・ビラまきもいいかと思いました。(雪子)