大阪府域での最低賃金の引き上げ（800円→819円）の影響を受ける対象労働者は、パートタイマーの27％強、全体の12.5％、18万人とされています。賃金水準に最低賃金が追いつき、追い越している実態が浮かび上がります。非正規労働者にとって、最低賃金が賃金決定の大きな要素となっていることの証です。
そこで、最低賃金の意味、決定の仕組み、そして大幅引き上げのために求められている運動について学習、討論します。講師は、大阪地方最低賃金審議会・労働者側委員の狩谷さんです。どなたでもお気軽にご参加ください。
★学習会 「最低賃金の大幅引き上げを求めて」
◆日時 2013年11月12日（火） 午後7時～8時30分
◆場所 エルおおさか504号室 （地下鉄・京阪「天満橋」駅より東へ徒歩5分）
◆講師 狩谷道生さん（ＪＡＭ大阪・大阪地方最低賃金審議会委員）
8月21日、大阪地方最賃審議会総会が開かれ、最低賃金を19円引き上げ、時間額819円とするよう答申されました。
使用者側は反対、公益と労側が賛成での結審でした。
中央審議会から示された目安（19円）通りの引き上げであり、目安を上回ることができなかったことには不満が残ります。
今後、異議の申し出を受け付け、異議が審議された後、正式に決定されます。
実施日は、例年より遅れて10月18日となる予定です。
★最低賃金アンケートへのご協力、ありがとうございます。
全体で400通、大阪勤務の方で270通の回答を寄せていただきました。
取り組みを呼びかけた三団体では、7月16日付で「要請書」を大阪地方最賃審議会に提出し、アンケート結果をもとに、直ちに時間額1000円、そして早期に1300円への引き上げを訴えました。また、7月30日に開かれた審議会では、代表者が意見表明を行いました。
★8月6日 中央審議会で目安発表。大阪の目安は19円引き上げ。
最低賃金の引き上げは中央の審議会で目安が示され、それを受けて各都道府県の審議会で具体額を決定していきます。大阪の目安は19円の引き上げですが、さらなる上乗せを求める攻防が、審議会で始まります。決定は8月21日の審議会で行われる予定ですが、一円でも高い上積みを実現するため、引き続きアンケートにご協力下さい。皆様の声を、労働者側の審議委員に伝えていきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。
＊アンケートはこちら http://www.jca.apc.org/~naniwa/saichin2013.html
＊大阪地方最賃審議会に提出した要請書はこちら http://www.jca.apc.org/~naniwa/2013yosei.pdf
＊アンケートの集約資料（大阪分）はこちら http://www.jca.apc.org/~naniwa/2013osaka-shuyaku.pdf
最低賃金キャンペーン2013 アンケートにご協力ください！
現在の最低賃金、近畿で最高の大阪府でも800円、次の京都府は759円です。
大阪の最賃で年間1,800時間働いたとしても、年間収入は額面で144万円にしかなりません。ここから社会保険料等を差し引けば、手取りは120万程度です。
他県ではさらに低くなり、例えば奈良県では699円です。
到底自立して生活できる金額とは言えないでしょう。
今夏にかけて最低賃金改定の審議が始まります。
そこで、最低賃金の引き上げを実現するために、皆様にアンケートをお願いすることといたしました。
働く者の意見を届けて、最低賃金を引き上げるため、是非アンケートにご協力ください。
アンケートはこちらから http://www.jca.apc.org/~naniwa/saichin2013.html
コミュニティ・ユニオン関西ネットワーク
派遣労働ネットワーク・関西
働く女性の人権センター いこ☆る
