ちょっと休憩して、読者さまからの別のご質問を入れさせていただきます。
(読者さまからのご質問)
私は自営業(美容室)をしています。
以前にもいたのですが、最近長い付き合いのお客様で、
うちの商品の情報を携帯カメラで撮っていって、
あとはネットで安く買うというお客様がいました。
自由競争の社会ですのでしかたないのですが、
私はより深い情報をうちのお店を選んで戴いた方や、
購入してくれた方に付加価値サービスとして提供しています。
情報だけとられて寂しい思いがありました。
「本屋で欲しい情報を写メで撮って本は買わないのと同じようなもんじゃない?」
と言ってしまいました。
気を悪くさせないように理解して貰おうと話したつもりでしたが失敗してしまいました。
付き合いが長い人なのでわがままとは解りつつ…。
伝えた事に後悔はあまりないのですが結果は気分を害してしまった事に反省しています。
この苦しい気持ちはどう処理したらいいのでしょうか?善きアドバイスをお願いします。



写メまで撮るのは、ちょっと失礼ですよね。
きっとこのお客様とは、縁の切れる時だったのかもしれませんね。
わたしの前に、もしこのような方が現れたら、わたしは、
『もしかしたら自分も誰かにこのようなことをしたことはないだろうか?』と考えます。
例えば、仲のいいお店があるのですが、たまたま他のお店にも同じ商品があって、
安くなってたから、そっちで買っちゃった・・・とか。
程度の差はあるかもしれませんが、自分もそういうことをしたことが
一度もなかっただろうか?と考えると、ゼロではない。
そう考えた時、『自分も、そんな時もあるよなぁ~』と、
相手に対しての腹立たしさが、少しおさまったりすることがあります。」


落ち込む気持ちも分かります。こういう時は、どうやって考えたら、
気持ちが楽になりますか?」

人は、本当は許されてもいいことが、いっぱいあるのだよ。
写メで撮った客も責めない。
言ってしまった自分も責めない。
長年のお客さんに対し、こういう言い方をして、相手の方はどう思っただろう?
という気持ちも起ころうが、
『自分は相手を信頼しているだろうか?』と、自分に問いかけてもらいたい。
未熟だと思う相手も、本当は光の存在であり、自分の中に光をもっているのじゃよ。
自分のお店の商品を写メに撮られ、他で買われたのが悔しいから言った・・・というのであれば、小我。
このようなことを他でもしてると、お互いの信頼関係を損なうよ。大切なことに気づいてね・・・
そう思って、相手のために祈ってあげたら、それは大我。
このお客も、いつか体験するのだよ。同じことを。
その時に、はじめて気づく。
「あぁ、このお店の方は、こういう気持ちだったんだろうなぁ。」と。
すぐではないかもしれぬがな。
ゆえ、お客の中にある光を信頼して、祈ってあげなさい。
『どちらも責めない』
『相手の中にある光を信頼する』
という課題が、この者に今きているのじゃよ。
これは従業員との関係についても、言えることかもしれぬな。」